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恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。
新京極・誓願寺の策伝忌・奉納落語会
■10月4日(土)
落語の祖・策伝上人とは……
日本の芸能である「落語」。この落語の祖といわれている人は、実は安楽庵策伝とよばれるお坊さん。
戦国時代、岐阜の武将の子として生まれましたが、7歳で出家。11歳で上洛して永観堂禅林寺で修行。全国の著名なお寺で活躍。60歳のとき、京都に戻り、京極・誓願寺の法主になられました。茶人、文人として名を上げた人でした。
そして、お説教については、世情の様子をおもしろく話題にしながら、諷刺、教訓、仏法の啓蒙的な要素をうまく組み合わせて人々に弘め、自ら、そのタネ本を『醒酔笑』という本にまとめられました。その本のお話が落語に使われ、今日に至っている、というわけです。
毎年10月には、この「策伝忌」の法要に合わせてプロの落語家さんたちが奉納落語をするので、たくさんの人たちがこの誓願寺さんに足を運びます。
【写真左】「策伝忌」の法要の様子
【写真右】「策伝忌」で掲げる「策伝さんの絵像」
■10月6日(月)
今年もヒガンバナ、彼岸中には咲きませんでした
毎年、彼岸の入り(9月20日前後)に咲くはずのヒガンバナ、去年もそうでしたが、今年も10月に入ってからやっと咲き出しました。地球の温暖化の所為(せい)ですね。
【写真】鐘撞堂の前の掲示板のところに咲くヒガンバナ
■10月11日(土)
参加者は少なかったですが、一所懸命に勤めさせていただきました
毎月第2土曜日の午後は「恵光寺の写経と法話の会」の日。最初は読経をして静座。そして写経。お経は「法句経」でそんなに時間がかかる量ではありません。その日は翌日が市原野学区民の運動会で、その準備に携わってる方もあり、この日の出席者は5名でした。人数は少なかったですが、それでも参加された方は真剣に写経をされていました。ありがたいことです。
■10月16日(木)
150人の方々が集まって聴聞くださいました
浄土宗の西山派(せいざんは)は三つの本山があります。
その三つとは
■西山浄土宗
(本山は長岡京市の[光明寺])
■浄土宗西山深草派
(本山は新京極六角の[誓願寺])
■浄土宗西山禅林寺派
(本山は東山[永観堂禅林寺])
です。
毎年秋にこの三つの教団が順番に合同の説教大会を開いています。今年はわが永観堂禅林寺でした。
100人を超える聴衆、50人ほどの僧侶が集まり盛会裏に勤めることができました。
【写真】永観堂禅林寺の大殿での説教大会の様子
お説教師さんは大きな釣り灯篭の明の下の丸柱のところでお話をしておられます
■10月20日(月)
ノーベル平和賞受賞の「日本被団協代表委員・田中熙巳(てるみ)さんの講演も
「日本宗教者平和協議会」主催の「2025年日本宗教者平和会議 in京都・清水寺」が行われました。
今年は戦後・被爆80年を迎え、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルのガザ地区の殺戮、アメリカのイランへの先制攻撃など、軍事対軍事の戦争が続いています。
そんな中、「日本宗教者平和協議会」主催の「2025年日本宗教者平和会議 in京都・清水寺」が行われ、会場の清水寺大講堂・園通殿には多くの宗教者、市民が集まりました。
テーマは「戦後・被爆80年 核兵器も戦争もない世界を・宗教者の願い」
当日は記念講演として日本被団協代表の田中熙巳さんのお話、各宗教団体から4名によるパネルディスカッションのプログラムで行われました。
とくに田中熙巳さんは、講演で
「私たちの世代はいつまでも語れない。核兵器のない世界を実現するには、若い世代が語り継ぎ、動き続ける
ことが欠かせない」と声を大にしておっしゃたのが、印象的でした。
【写真左上】参加者で埋まった会場
【写真右上】4師によるディスカッション
【写真左下】田中熙巳さんの講演の様子
【写真右下】花束を受けとった照巳さんと
パネラーのみなさん
■10月29日(水)
天台宗座主、各関係宗派の管長さん方がずらっと並んでの晋山式、圧巻でした
今般、鞍馬寺の管長に就任された信樂香爾上人の晋山式に随喜させていただきました。
聖なる鞍馬のお山は、天候にも恵まれ、浄土の様相を感じさせる尊さがありました。たくさんの寺院方、信者さん方が集われ、みごと円成されました。今後のご活躍を心から祈念いたしました。
【写真左】
晋山式会場である鞍馬寺本殿金堂
【写真右】
祝賀会の席であいさつをされる信楽香爾新管長さま
■9月20日(土)
午後2時から 秋彼岸盆施餓鬼法要。みなさま、ようこそお参りになりました。
いつものように、中継配信をしました。
お参りの方々、ようこそお参りになりました。施餓鬼壇の前で、合掌し、お供養・焼香することで、彼岸(ひがん:仏さまの世界)と此岸(しがん:私どもの世界)とが、こころ爽やかに一つになるのです。
合掌。
【写真左上】 施餓鬼棚の前で施餓鬼の回向をする真我住職
【写真右上】 施餓鬼法要の参会のかたがた
【写真右下】 餓鬼棚の塔婆の入れ替えをする総代さん
■8月1日(金)
気温が35℃を越した日を「猛暑日」といいますが、気象台によりますとナント、京都市ではこの夏、9月1日現在、猛暑日となった日数が53日に達したそうで。まさに地球は[沸騰]しているかのようです。
それでも、みなさんは、暑さ対策を講じながら、ご先祖さんに手を合わす大事なお盆月をお過ごしになられたことと思います。
写真はお寺の玄関前に置かれたアサガオの鉢植え。小学校でアサガオの栽培を児童たちがするのですが、お寺の孫が持って帰ってきたアサガオです。
【写真】 恵光寺玄関前のアサガオの花
■8月6日(水)
「さんが・いちはらの」の主催の「平和の鐘」。今年はヒロシマ・ナガサキ原爆投下80年。被爆者の数がだんだん少なくなる中、昨年の被団協ノーベル賞受賞もあって、戦争80年を考えるイベントが多く行われたように思います。
市原野には5ヶ寺のお寺がありますが、そのお寺が集まって「さんが・いちはらの」という名の会を作っています。正月に「托鉢」、8月6日には「平和の鐘つき」を勤めています。少しでも戦争での殺し合い、傷のつけ合いがなくなるよう、祈願いたしました。
【写真上】 8時15分に鐘をつくお坊さんたち
【写真下】 平和の鐘を撞きながら、戦争のない世界を祈念する参加の人たち
■8月14日(木)
恵光寺でもお盆のお精霊(しょうらいさん)のお供養をしました。本堂の前卓に大きな蓮の葉を敷き、そのうえ野菜や果物を盛り、お香(こう)・お灯(ひかり)・お華(はな)、そしてたくさんのお水をそなえてお参りします。
【写真】 恵光寺の本堂正面に供えられたお精霊(しょうらい)さん
■8月15日(金)
午前9時から11時までの盆施餓鬼法要。
コロナ禍もあって、しばらく中断していました組寺(くみじ)ご出仕による法要が復活。ありがたいことでした。
ちなみに恵光寺の組寺(くみじ)は四カ寺で、上高野の宝幢寺さん、山端の帰命院さん、幡枝の専修寺さん、そして恵光寺。以上4ヶ寺です。
【写真左上】 施餓鬼棚の前でこのお盆の施餓鬼法要をすることを奏上する真我住職
【写真右上】 おまつりしたご先祖さま、精霊さまに、香を焚き、お水を注いで手を合わせるお参りの人々
【写真右下】 組寺4カ寺のお坊さんが揃いました。
写っているのは幡枝専修寺さん、山端帰命院さん、
写っていないですが、対面のこちらがわには上高野宝幢寺さん、そして恵光寺の老僧が座って読経をしています
■8月16日(土)
午後7時から新精霊数珠繰り法要。昨年からこの日までの間に亡くなられた方を「新精霊(あらじょらい)」と呼んで、有縁の方々が集まって大数珠を繰っておまいりします。
このお勤めの仕方も伝統があって、独特の節回しでお勤めします。
このお勤めが終わると、みなさんは市原野会館のグランドで「ハモハ踊り」を奉納して、お盆行事を終えるのです。合掌
■8月16日(土)
恵光寺で勤められた市原地区の「新精霊供養」が終わると、京都では「五山の送り火」が点火されます。
恵光寺から東山の如意ヶ岳「大文字」を拝むことができ、近隣の方々もやってきてお参りをしておられました。
【写真】 恵光寺から見た「大」の送り火。
今年は点火時に大雨が降ったそうで、そのために、晴れていたら見えるであろう如意ヶ岳の山の輪郭が見えず、奇しくも「大」の字が空中に浮いているように見えました。何とも荘厳な感じです。
こんなこともあるんですね。合掌。







