恵光寺 和尚の日記

徒然記2009/9~12 徒然記2010/1~3 徒然記2010/4~6 徒然記2010/7~9 徒然記2010/10~12 徒然記2011/1~3 徒然記2011/4~6 
徒然記2011/7~9 徒然記2011/10~12 徒然記2012/1~3 徒然記2012/4~6 徒然記2012/7~9 徒然記2012/10〜12 徒然記2013/1~3
徒然記2013/4~6 徒然記2013/7~9 徒然記2013/10~12 徒然記2014/1〜4 徒然記2014/5〜8 徒然記2014/9〜12 徒然記2015/1〜4
徒然記2015/5〜8 徒然記2015/9〜12  徒然記2016/1〜3  徒然記2016/5〜8  徒然記2016/9〜12 徒然記2017/1〜4 徒然記2017/5〜8
徒然記2017/9〜12  徒然記2018/1〜6 徒然記2018/7〜12 徒然記2019/1〜6 徒然記2019/7〜12 徒然記2020/1~6 徒然記2020/7〜12
徒然記2021/1〜6 徒然記2021/7〜12 徒然記2022/1〜6 徒然記2022/7〜12  徒然記2023/1〜6 徒然記2023/7〜12 徒然記2024/1〜6

 

恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。

 

■2013年4月4日

永観堂本山でお坊さんの登竜門である「加行(けぎょう)」が満行

 11人の新しい宗派のお坊さんが誕生

先月の25日から始まった今年度の「加行(けぎょう)」はこの日満行になり、修行をしていたお坊さんの卵は教師(宗派のお坊さん)の資格を得ることができました。
毎日助け合って厳しい日課をこなした11人の仲間は生涯、固い絆で結ばれた法友、となっていくことでしょう。おめでとう!

【写真】 晴れやかに満行の記念写真食事をする加行僧

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■2013年4月5日

北画墨絵展

百万遍知恩寺・阿弥陀堂で開催
「北画」とは室町時代に中国から伝わった水墨画の一種。紙に墨で絵を描くわけですが、筆勢、墨の濃淡で、作品はいかようにも見える、という禅の世界の空間が広がります。今回の作者、木村和夫さんは建築家のかたわら、この北画の魅力を世界の人に伝えよう、とがんばっておられる方で、わが恵光寺の近くに移り住んでこられ、そのご縁で親しくさせて戴きました。

【写真右上】 木村さんの「北画」個展会場(百万遍知恩寺・阿弥陀堂)
【写真上】 作者の木村和夫さんと。 中央は木村さんのご母堂

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■2013年4月6日

上高野の宝幢寺前住職・真行上人の納骨法要

 この1月3日に亡くなられた上高野の宝幢寺前住職・真行上人の百箇日法要と納骨法要とが行われました。この日はあいにくの雨、それも暴風雨でしたが、立派なお墓が作られ、多くの人々のお参りに中、納骨式が勤められました。

【写真】 宝幢寺前住職・真行上人。昨年4月の帰命院輪番法要でのお写真

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■2013年4月8日

お釈迦さまのお誕生日を祝う「花まつり」

どんな小さないのちであっても みな平等に尊い
4月4日はお釈迦さまのお誕生日。母君まーや様は、出産のためにカピラ城からお里帰りをされるその道中、アショカの花のあまりに美しいのをご覧になって、その花にふれようとしたときにお釈迦さまが誕生された、と言われています。お釈迦さまはお生まれになってそのまま7歩あるき、天と地とを指さし、「天上天下唯我独尊(てんじょう てんげ ゆいがどくそん)」とおっしゃった、と伝わっています。このことばの意味は「天にも地にもわれひとり」、つまり、どんな小さないのちであっても みな平等にとうとい、という宇宙の真実をあらわしたことばなのです。 

【写真】 恵光寺の花御堂。甘茶をかけるのはお釈迦さまのお誕生を天の龍たちが祝って甘露の雨を降らした故事によります

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■2012年4月8日

京都市の小学校は入学式

ともだちといっぱいあそんで、みんなと力を合わせていろんなことに挑戦してほしいな。
4月8日は京都市の小学校の入学式。わが町の市原野小学校でもこの日に入学式があり、小生も地元民として出席しました。今年は48人の新入生。開式にあたって上級生や保護者、先生方の拍手を受けながら式場に入ってくる新入生は、晴れがましさと緊張を全身で感じているのがよく解ります。またそれがかわいらしいですね。親御さんも喜びいかばかりか、と思いました。
ともだちといっぱいあそんで、みんなと力を合わせていろんなことに挑戦してほしい、と思いました。
ちなみに小生の孫、女児ですが、この48人の中にいたのです。

【写真右上】 担任の先生のあいさつを受ける新入生の子どもたち
【写真上】 PTAの役員さんから記念品を貰う新入生代表者

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■2012年4月11日~12日

アーユス「春の合宿」に参加

「自然エネルギーの取り組みから持続可能な社会を考える」が
テーマ

仏教国際協力ネットワークのアーユスが毎年行っている「春の合宿」に参加。会場は京都市上京区の閑臥庵。今回のテーマは「自然エネルギーの取り組みから持続可能な社会を考える」。今回は小水力発電普及活動をしている「全国小水力利用推進協議会」の古谷桂信さん。日本は、地形や気候の点から世界の中でも自然エネルギー発電に適している国、と仰っていました。とくに古谷さんは谷や河川を利用した小水力発電を紹介。設備費、管理費が安いこと、耐久寿命が長いこと、地域の人たちのコミュニケーションづくりにもなる、など、とても魅力のある話でした。

次の日は実際に小水力発電をしている嵐山観光協会を訪ね、渡月橋にある発電装置を見学しました。この小水力発電、これなら地元でできるのではないか、とふと思ってしまいました。宗教者としてより多くの人びとといっしょに自然エネルギー発電に力を注がねば、と思いました。


【写真右上】 嵐山渡月橋上流の堰にある小水力発電装置
【写真中】 近くで見る装置。これで24時間稼働してふつうのお家の3軒分の電力をまかなうことができます
【写真上】 左から「全国小水力利用推進協議会」の里中悦子さん、古谷桂信さん、小生、嵐山環境協の小水力発電担当の吉田理事さん(嵐山の中州で)

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■2012年4月13日

恵光寺 写経と法話の会 4月例会

尼僧さんお二人も参加
今回の写経会はお釈迦さまの花御堂をお祀りして実施。いつものようにお勤め、座禅、そして『法句経』の写経。後半は亮淳和尚の講話。お釈迦さまの「天にも地にもわれひとり」のお言葉をかみ砕いて、いかにこの小さな私のいのちが、大いなるみめぐみの中で存在しているか、ということをお話しました。この日は、お二人の尼僧さんが参加して下さり、とてもうれしかったです。

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■2013年4月17日

恵光寺の「お花教室」のお稽古

お花を生ける作業を通じていろんなことを学ぶことができるのですね。華道は・・・
もとは恵光寺の坊守・芳子がしていた「恵光寺お花教室」ですが、今は同じ御室流華務職の松田京子先生に月2回来て戴いて教室を続けています。お花は、単に生ければいい、というものではなく、行けることも肝心ですが、その前後にいろいろな作法が自然に身に付くようにできているのですね。だから「お花」のことを「華道」といって「道」という字がついているのだなぁ、とわかります。写真のようにお子さんを背負いながら励む方もおられます。興味のある方、どうぞ「お花教室」においで下さい。

【写真】 「お花教室」の様子(4月17日/恵光寺座敷で)

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■2013年4月18日

恵光寺の「市原虎の尾」満開まぢか

いまや日本中に分布している市原の山桜系の里桜
恵光寺にある山桜「市原虎の尾」が満開まぢかです。この桜はわが市原に咲く山桜系の里桜で、今では日本中に分布しています。八重桜で白色の花弁が30~50枚、と、とてもボリュームがあります。花の咲く様が虎の尾に似ているため、西本願寺の近代の名門主・大谷光瑞上人が「市原虎の尾」と命名されました。

【写真右上】 恵光寺の南の庭にある「市原虎の尾」
【写真上】 重量感のある花びらを枝いっぱいにつけて、なるほど「虎の
尾」という感じ

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■2013年4月18日

恵光寺の合同年忌法要

30年前の恵光寺改築が新しい恵光寺の歴史のスタートだった
恵光寺では岸野芳子坊守の3回忌、先住・亮随上人17回忌、そして先代のすゑ坊守13回忌が重なったものですから三霊合同の追善法要をこの日に勤めさせていただきました。
午後3時から組寺、地元市原、そして法類の寺院さん方にお越しいただき、近郊の檀家の方々、そして親戚の者があい集い、合同年忌法要を勤めることができました。

法要後は会場を移してお斎の時間を設けましたが、その席上、各方面の方からスピーチをしていただきました。結果的には恵光寺のありよう、今後のあるべき姿を考える場になり、なかでも恵光寺の新しい歴史については30年前の恵光寺改築がそのスタートではなかったか、という感慨を持ちました。この30年前の恵光寺改築を発願し、運営し、そして完成させた中心の力こそが今回の三霊であったわけです。
これからは、地域で人々といっしょに、いままで以上に力強く歩む、そんな恵光寺づくりに邁進していきたい、と思いました。合掌

【写真上段右】 三霊合同の供養祭壇(恵光寺本堂)
【写真上段左】 法要時の参詣者
【写真中段左】 後席であいさつをする梅原恒雄総代
【写真中段中】 恵光寺の歴史を話す中西彦介総代
【写真中段右】 飛び入りで挨拶をする恵光寺の真我
【写真下】 後席に参加した人と集合記念写真

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■2013年4月22日~25日

本山永観堂禅林寺の「御忌(ぎょき)」

法然上人の遺徳を讃える年一度の大法会
4月22日から25日までの4日間、本山永観堂禅林寺におきまして「御忌(ぎょき)」が勤まりました。「御忌」は法然上人の亡くなられた日に合わせて上人のお徳を偲んで行う法会(ほうえ)で、今年は第802回忌に当たります。初日22日の午前中には全国禅林婦人会の総会が行われ、大殿では仏讃歌の奉納が行われました。


【写真】 御忌の大法要(永観堂禅林寺の御影堂/4月23日撮影)

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■2013年4月24日

本山で宗派の京都布教団年次総会

小生が布教団の団長に再任されました
わが浄土宗西山禅林寺派宗の京都にある寺院ではお寺に住む人はみんな布教者、と位置づけ、京都布教団を組織しています。今回、その布教団の総会が開かれ事業の計画、予算などが決まりました。その中で向こう二年間の役員が選出され、小生が再任されました。

【写真右上】 京都布教団総会の様子
【写真上】 総会終了後参加者といっしょに記念写真

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■2013年4月25日

本山の御忌満座

小生は法事司長として出仕
4日間の御忌の最終日。小生は法事を司るお坊さんをまとめる役(法事司長)として法要中、ずうっとご法主猊下を案内する役を勤めました。私にとっては晴れの舞台となり、ありがたいことでした。

【写真右上】 大法要にご出座の側にあってご法主をご案内する役として出仕
【写真上】 大殿の法要に臨まれる中西ご法主(永観堂禅林寺/4月25日撮影)

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■2013年4月28日

山ノ内・念仏寺さんで輪番御忌

好天に恵まれ、洛西の組寺10ヶ寺が盛大に法然上人802回忌を厳修
洛西の浄土宗西山禅林寺派宗の組寺10ヶ寺「和順会」が毎年輪番で法然上人の御忌を勤めておられますが、今年は山ノ内の念仏寺さん。嵐電「山ノ内駅」前のこのお寺、天台宗開祖伝教大師の母君・妙徳夫人の生誕地、菩提寺として有名。また水子供養の菩提所として広く名がとおっています。

この日は好天に恵まれ、組寺10ヶ寺のご寺院、役員さん、婦人会の方々も一堂に会し、お稚児さんも出仕して立派な法要となりました。
大導師の日比野雄範ご住職の静かな所作と、講讃導師として法要を盛り立てる日比野大範副住職の的確な作法がマッチし、10ヶ寺のコラボも功を奏してとてもいい法要になりました。
小生お説教を担当しました。

【写真右上】導師を勤められた念仏寺・日比野雄範ご住職
【写真上中】 講讃導師を勤める日比野大範副住職
【写真上】 法要に先立って法然上人について講話をする小生

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■2013年4月30日

お知らせ

◎ 5月11日(土)午後1時~午後3時40分 
一般公開講演会 『東日本大震災から学ぶ』(無料) 場所:永観堂禅林寺 鶴寿台

浄土宗西山禅林寺派全国布教師会発足総会にあわせて記念講演会(一般公開/無料)が行われます。
講師と演題は次の方々です。

(Ⅰ) 青田勝彦・恵子ご夫婦 13:00 ~ 14:00
「原発事故がもたらしたもの」~避難者が語るいのちの原理~
 
青田勝彦さんは元高校教諭。1975年から18年間、福島第二原発差し止め訴訟の原告として活動。今回の事故で福島県南相馬市から滋賀県大津市に避難中。
妻の恵子さんが作られた詩「背景関西電力さま」がネットでも紹介され、話題になっている。お二人はこれまでに京都や滋賀で講演活動を精力的に行い、脱原発を訴えている。震災当時の避難の混乱や困難、原発労働の実態と避難住民の補償問題など、当事者だから語れるお話をしていただきます。

(Ⅱ) 互井観章師 14:10 ~ 15:40
「今、私たちに何ができるか」~被災地を支援し続ける宗教者の願い~

1960年東京生まれ。北里大学獣医畜産学部卒業後、アメリカの牧場で酪農に従事。帰国後、出家。現在各宗派の僧侶が集まったボランティア団体「仏教情報センター」事務局長。仏教テレフォン相談「いのちを見つめる集い」を運営。
住職を勤める経王寺(東京都新宿区)では「あなたの心の診療所」をモットーに精力的に活動。お寺の門を開け放ち、多くの人たちとのご縁を生かしたコミュニティ作りをめざすアクティブなお坊さん

※ 5月11日(土)は第2土曜日で本来なら恵光寺の月例《写経と法話の会》の日ですが、今回、恵光寺の行事は中止いたします。そのかわり本講演会に行って戴くようご案内申し上げます

◎ 5月25日(土)午後6時~午後8時 
新緑ミニコンサート(お茶代:500円) 場所:恵光寺本堂 

●福島明也バリトンリサイタル
◇山田耕筰作品集
「この道」「待ちぼうけ」「からたちの花」「鐘が鳴ります」など
◇オペラから
ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」
モーツァルト「魔笛」より「鳥刺しの歌」 
モーツァルト「オペラフィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞこの蝶よ」
●共演/ラ・コール
「小さな四季」など

<来月6月の予告> 

◎ 6月8日(土) 午後2時~ 写経と法話の会 6月例会 (第34期第1回)

※写経は毎月第2土曜午後2時
恵光寺の月例の写経会。写経は墨と水のふたつが和合して、永遠なるみほとけの説かれた真理を写します。そのうち、書いている私とみほとけとが和合する境地になります。その功徳こそ、新しい自分との出逢いなのです。
◎連続3回で1クール。同じお経を3回書きます。6月からは第34期(~9月)です
◎写すお経は「法句経第277番」と「法句経第344番」
◎会場は恵光寺本堂
◎写経奉納冥加料として500円
◎写経のあとは恵光寺和尚の法話があります
◎宗派に関係なく、どなたでもご参加いただけます
◎詳細は「月例 《恵光寺和尚の写経と法話の会》について」をご覧下さるか、お寺
まで直接お尋ね下さい。

◎ 6月9日(日) 西山上人ご遺蹟清掃

西山上人の教化本拠地である西山・三鈷寺往生院跡を参拝・清掃
浄土宗西山禅林寺派京都府宗務支所主催の行事。西山上人への報恩のため、上人の教化本拠地であった西山の三鈷寺(京都市右京区大原野)の往生院跡を参拝・清掃いたします。チャーターバスが永観堂禅林寺から出ます。木の伐採や、池の水汲み出しなどをしますので作業のできる服装でお越し下さい。長靴、軍手、帽子など。また西山上人のご廟もお参りしますので数珠、(あれば袈裟)など。
参加希望の方、詳細をお知りになりたい方は恵光寺まで連絡してください。

 

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■2013年5月6日

「東京家族」を鑑賞

家族は思いやるもの、信ずるもの
映画「東京家族」を鑑賞。山田洋次監督が、小津安二郎監督の『東京物語』をもとに制作した映画。出演者たちの高度な演技力に脱帽。家族は思いやるもの、信ずるもの、それが私のしあわせにつながるのです。

【写真】「東京家族」のパンフレットから

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■2013年5月11日

本山で全国布教師会発足総会と記念講演会

永観堂本山に全国の布教師さんの会ができました
「布教師」はお説教を中心に、念仏の教えを広げるお坊さんのことです。いま永観堂の布教師の人たちは「布教師はお坊さんだけでなくお寺が一体となって、悩んでいる人に寄り添っていこう」と全国布教師会を立ち上げました。その初総会が永観堂禅林寺の鶴寿台で行われました。
布教師会ができると布教についてのいろんな情報が共有でき、布教師の技術や内容が向上し、お説教の場が増える、と期待されます。お寺も今の時代、一所懸命やっています。

【写真右上】布教師総会の様子(5月11日 永観堂会館)
【写真上】 布教師会長に就任した恵光寺住職のあいさつの様子

 

このとき記念に一般公開講演会が『東日本大震災から学ぶ』というテーマで行われました。
講演は次の2組でした。
[Ⅰ] 『原発事故がもたらしたもの』 青田勝彦・恵子ご夫婦
~避難者が語るいのちの原理~
青田勝彦さんは元高校教諭。1975年から18年間、福島第二原発差し止め訴訟の原告として活動。今回の事故で福島県南相馬市から滋賀県大津市に避難中。京都や滋賀で講演活動を精力的に行い、住民サイドから脱原発を訴えておられます。

 

[Ⅱ] 『今、私たちに何ができるか』 互井観章師

~被災者を支援し続ける宗教者の願い~
1960年東京生まれ。現在各宗派の僧侶が集まったボランティア団体「仏教情報センター」事務局長。仏教テレフォン相談「いのちを見つめる集い」を運営。お寺の門を開け放ち、多くの人たちとのご縁を生かしたコミュニティ作りをめざすアクティブなお坊さん

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■2013年5月18日

家田隆現先生のお葬式

黒谷本山・光明寺の阿弥陀堂で盛大に厳修
浄土宗大本山・金戒光明寺の前執事長でありました家田隆現先生がお亡くなりになり、光明寺の阿弥陀堂でのお葬式に寄せて戴きました。人寿85。
1954年に人形劇団「ゆりかご」を設立し、幼稚園やお寺の子ども会などで独自の公演を続けられました。京都府青少年教化協議会の理事長をされ、そのときに私も事務長をしていましたのでとてもたくさんのことを教えて戴きました。97年に正力松太郎賞を受賞されたときは東京松坂屋での授賞式に随行させていただきました。

【写真】家田隆現先生のお葬式(5月18日 黒谷金戒光明寺阿弥陀堂にて)

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■2013年5月18日

お寺親戚の会「耆峰会(ぎほうかい)」の会合

新しい時代に向かって若い次代の住職も集合
恵光寺のお寺親戚の会は「耆峰会(ぎほうかい)」といいます。兄弟弟子の会だったこの会も次代を担う若いお坊さん(いわゆる跡取り)も参加して今回会合を持ちました。
おたがいのお寺の様子を、若い人の眼から見た感じで発表しあい、これからのお寺のあり方についての話題に話がはずみ、有意義な時間を持つことができました。

【写真】若いお坊さんも交じっての「耆峰会」会合。前列左端が恵光寺住職、後列左端が恵光寺の真我(5月18日 休務寺席)

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■2013年5月25日

市原野小学校の運動会

5月の空に元気な子どもたちの歓声が響きわたって
市原野小学校で運動会が開催され、応援に行きました。小学校1年生は入学して間なしの運動会で練習も大変だったことと思いますが、精いっぱい演技をしていました。地域の人たちがいっぱい応援に来てくださるので、子どもたちもハッスルできるんですね。会場には「敬老席」もあり、異世代交流もできました。
恵光寺の孫(外孫ですが)も1年生で元気に走っていました。

【写真右上】子どもたちの大玉送りの競技
【写真上】 子どもたちのリレー(5月25日 市原野小運動場)

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■2013年5月25日

老人会で講話

静原の高齢者は明るく元気!
市原町の隣町であります静原、その静原の老人会「静寿会」で年度始めの総会が開かれ、小生は講話で参加しました。
「人間いかに死ぬかが肝心」というタイトルでお話させていただきました。うまく世代交代するには喜んで生きる年寄りでないといけない、というお話だったのですが、聞くのも上手、笑うのも豪快、元気すぎるお年寄りばっかりでこちらが負けそうでした。静原の高齢者にエールを送ります。

【写真右上】総会での講話を聴く静原の「静寿会」の方々
【写真上】 講話をする恵光寺住職(5月25日 静原会館)

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■2013年5月25日

夜6時 恵光寺新緑ミニコンサート

東京から大物歌手・福島明也さんが恵光寺に登場
今年の新緑ミニコンサートは日本が誇るバリトン歌手・福島明也さんをお迎えすることができました。そして、地元からは女声合唱団ラ・コールが出演しました。
福島明也さんは山田耕筰作品集から「この道」「待ちぼうけ」など。オペラからモーツァルト「魔笛」より「鳥刺しの歌」 、「フィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞこの蝶よ」などを披露。すばらしい声と陽気でチャーミングなキャラクターで会場はとても明るく楽しいステージになりました。
そしてラ・コールは「小さな四季」などを披露してくださいました。
いつものとおり、恵光寺のスタッフの裏方ぶりはすごかったです。
この行事も「忘れないぞ東北! 恵光寺プロジェクト2014」の取り組みです。

 

【写真右上】 奥深い山田耕筰の歌を繊細に、かつ朗々と歌う福島明也さん
【写真下左】 ピアノ伴奏は溝口麻希さん
【写真下中】 女声合唱団ラコールのみなさん
【写真下右】 福島さんと恵光寺住職のトーク。

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■2013年5月26日

愛知県のお寺で合同研修会

今の時代だからこそみんなが力を合わせて念仏を説いていこう、と決意
愛知県岡崎市の円福寺会館において「生き残れるか寺」というテーマの下、「西山三派合同研修会」が開催され、私も参加しました。
研修会は三部構成で、内容は次の通り。
(1) 基調講演
(2) パネルディスカッション
西山浄土宗、浄土宗西山禅林寺派、西山深草派の西山三派の布教師が登壇、「生き残 れるか寺」をテーマにディスカッション。
(3) 記念講演 ひろさちやさん

ここで基調講演の西村孝文白馬社社長は、今の日本の仏教、寺院について「寺ばなれ」、「教団ばなれ」、「宗派ばなれ」、「葬儀ばなれ」という情況を細かく説明して、寺院の危機感のもとになる背景を説明されました。

【写真右上】パネルディスカッション
【写真上】 会場となった円福寺の正面(5月28日 愛知県岡崎市の円福寺静原会館)

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■2013年5月31日

お知らせ

◎ 6月8日(土) 午後2時~ 写経と法話の会 6月例会 (第34期第1回)

※写経は毎月第2土曜午後2時
恵光寺の月例の写経会。写経は墨と水のふたつが和合して、永遠なるみほとけの説かれた真理を写します。そのうち、書いている私とみほとけとが和合する境地になります。その功徳こそ、新しい自分との出逢いなのです。
◎連続3回で1クール。同じお経を3回書きます。6月からは第34期(~9月)です
◎写すお経は「法句経第277番」と「法句経第344番」
◎会場は恵光寺本堂
◎写経奉納冥加料として500円
◎写経のあとは恵光寺和尚の法話があります
◎宗派に関係なく、どなたでもご参加いただけます
◎詳細は「月例 《恵光寺和尚の写経と法話の会》について」をご覧下さるか、お寺
まで直接お尋ね下さい。

◎ 6月9日(日) 西山上人ご遺蹟清掃  

西山上人の教化本拠地である西山・三鈷寺往生院跡を参拝・清掃
浄土宗西山禅林寺派京都府宗務支所主催の行事。西山上人への報恩のため、上人の教化本拠地であった西山の三鈷寺(京都市右京区大原野)の往生院跡を参拝・清掃いたします。チャーターバスが永観堂禅林寺から出ます。木の伐採や、池の水汲み出しなどをしますので作業のできる服装でお越し下さい。長靴、軍手、帽子など。また西山上人のご廟もお参りしますので数珠、(あれば袈裟)など。
参加希望の方、詳細をお知りになりたい方は恵光寺まで連絡してください。

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■2013年5月29日~31日

山梨県身延町の日蓮宗総本山「身延山久遠寺」で研修会

「30年後、果たして日本の伝統仏教教団は残っているか」というテーマで討議
「仏教伝道協会」の宗派を超えた「実践布教研修会」が山梨県身延町にある日蓮宗総本山「久遠寺」で行われ、私も参加者しました。
日蓮聖人は、身延山を釈尊が法華経を説かれたインドの霊鷲山(りょうじゅせん)に見立てて晩年の9年を過ごしたところで、のち、遺言でここが廟墓となり、日蓮宗の総本山、祖山となりました。身延山は奥の院、七面山など、はるか遠くの連山までが久遠寺の寺領と聞いて、その広さに驚くばかりでした。
そんな身延山で、小生も3日間でしたが、日蓮宗独自の「勤行」「水行」「唱題行」などをさせていただきながら、多くの人びとといっしょに明日の寺院のあり方を話し合いました。
日蓮宗の勤行、作法。何といっても本堂での勤行がすごい。道俗問わず、集まった人々は、あの身延の全山に響き渡ろうか、というほどの大太鼓の大音に促されるように「ナム・ミョー・ホー・レン・ゲー・キョー」の題目を唱えるのですが、その声の大きさは感動ものです。とくに身延高校や、身延山大学、修行に来ている僧侶、僧尼がたの唱題目はすごい。

「寺院のあり方」についての話し合いは、参加者が真剣に「30年後、果たして日本の伝統仏教教団は残っているか」というスリリングなテーマで討議をしました。 
そこで出てきたのは「30年後は、寺院離れ、宗派離れ、葬儀離れが進み、お寺そのものが少なくなっているだろう」というのが共通の考えでした。なかには「もう堕ちるところまで堕ちないと新しい宗教は出てこない」と断言する人もありました。「30年先、お寺の数は少なくなっているけれど、仏教のニーズは減らない」という意見も拍手で迎えられました。
参加して思ったことは、「私どもは、宗派を超え、檀家という枠を超え、地域を含めいろんな人と手をたずさえて、共通の『仏法流布』という大使命を基本に、人の心に響きあうみんなのためのお寺づくりをやっていかなければならない」ということでした。
恵光寺にかかわるみなさん、またまたよろしくお願いいたします。

【写真右上】広大な身延の山々。奥ノ院より七面山を望む 
【写真中】 身延山久遠寺の大本堂の前。研修生が勤行から出てきたところ
【写真上】 参加者の中には日本で勉強しているタイの学僧も 

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■2013年6月2日

神戸阿弥陀寺さんで定例法要コンサートと法話の集い

お寺でこんな行事が広がるといいね
神戸の阿弥陀寺さんは毎年6月の第1日曜日を「定例法要の日」としてふだんの法要とはちがったイベントをしておられます。

今年は、最初に阪神淡路大震災、東日本大震災で亡くなられた方々の追弔法要、そして「風花&たまき」さんの音楽、さだまさしさんの「いのちの理由」をテーマにした小生の講話。この2時間プログラムで行われました。法要では檀徒さんのお子たちが献灯・献花・献茶をし、法要の後は書院で、社中さんの行き届いたお薄茶の接待が行われました。こころ安らぐ法要でした。
いろんなお寺でこんな行事が広がるといい、と思いましたよ。

【写真上段】法要が終わってあいさつをされる阿弥陀師ご住職・澤木亮道上人
【写真右上】 やさしいトーンでこころに沁みる演奏をする「風花&たまき」さん
【写真下段】 講話をする恵光寺住職 (6月2日/いずれも神戸市阿弥陀寺さんの本堂で)

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■2013年6月8日

写経と法話の会6月例会

欲が欲を呼ぶ、という乱れた生き方を反省
今回は『法句経』の277、334番の二つ。「こころ放逸なるひとには 蔓草のごとく愛欲は茂る  林の中に果実を求むる猿のごとく 生より生にさ迷いめぐる」(334番)。
こころの定まっていない人は、自分の欲のまま行動をしてしまう、それがうまくいかなかったら腹を立てる・・・。思い当たることいっぱいです。そんな私が浄紙にそのお経を写す。写すことで静かに自分を反省し、これからの生きる道しるべとします。
法話では6月の父の日にちなんで「この父にあらざれば 我れ生まれず」というお話をいたしました。

【写真右上】写経が始まる前の参加者
【写真上】 写したお経の浄紙を奉納する参加者  

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■2013年6月9日

真我が三鈷寺往生院跡清掃に

祖師の恩徳に報謝
京都府宗務支所は毎年この時期になると西山上人のご廟である西山の三鈷寺(京都市西京区)を参拝、西山上人が活動の拠点としておられた往生院跡の清掃をさせていただきます。今年は真我が参上しました。
一年経つとあたりはまた竹や大きな枝で覆われてしまい、作業は草引き、掃き掃除、出た枝や竹の伐採など、最後はきれいになった往生院跡に新しい竹で結界を作って終了!

【写真右上】きれいになった往生院跡
【写真上】 清掃奉仕をした人々が一息ついているところ。ご苦労様でした 

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■2013年6月

本山では講習会が連続で行われました

■ 6月4日~5日 夏安居(げあんご)
宗派の学会が行う研究発表会。今年は「曼荼羅」がテーマ
■ 6月12日~13日 前期布教講究所
布教師、布教師になろうというお坊さん、そういう人たちが集まって行う定例の研修会
■ 6月24日~25日 前期法式講究所
法式作法の習熟のためにお坊さんが集まって行う定例の研修会
■ 6月27日~28日 教師補講習会

【写真左】 布教講究所で授業をされる中西玄禮ご法主 (6月4日)
【写真右】 受講者の風景 (6月12日)

【写真左】 法式講究所で正装の衣をつける受講生 (6月24日)
【写真右】 作法の練習をする授業風景 (6月25日)

【写真】 教師補講習会に参加したお寺の女性陣 (6月28日)

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■2013年6月14日

「地域福祉推進セミナー」に出席

いい活動をするために地域の社協は福祉活動の重点目標をたてるべき
京都市社協の「地域福祉推進セミナー」に出席。各学区単位の小さな社会福祉協議会でも5年先を見越して活動の重点目標を作るべき、というお話でした。これはどの組織についても言えることですが、お寺活動も全くその通りです。人々といっしょにするお寺の事業を「重点目標を立てて考える」という観点はとても大事

【写真】活動計画を立てるとき重点目標を考えることが大事(6月14日/京都市ひと・まち交流館)

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■2013年6月

6月の講演・授業

■ 6月17日 左京区久多老人会で講演
京都市の最北端・久多学区の老人会で講演。タイトルは「人間いかに死ぬべきか」。 久多は北山連峰の中の村落で、限界集落です。でもお年寄りは豊富な自然の中で生活の智恵を出し合い、みんな心が元気。
■ 6月19日 老人ホームの月次(つきなみ)講話
毎月第3水曜日の午後、老人ホーム「市原寮」では観音堂ホールに利用者さんが集 まり、講話をさせて戴いています。この日はなぜか、たくさんの参加者でした。
■ 6月20日 地元の小学6年生に「ふるさと授業」
市原野小学校で6年生に「ふるさと市原野」の授業をしました。伝統行事に始まって 昔の人びとの暮らしぶりに関心が集中していました。ひと昔まえまで、村を維持するのに子どもの役割がおおきかったことをお話しました。

【写真】 久多老人会で講演まあとみなさんといっしょにパチリ (6月17日/久多いきいきセンター)

【写真左】 市原野小学校での授業風景
【写真中】 話をする恵光寺の住職
【写真右】 お話を聞く6年生の子どもたち (いずれも6月20日/市原野小学校ふれあいルーム)

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■2013年6月21日

京都布教団6月例会

毎日のお勤めは法然上人のみ教えを味わって勤めましょう
この月の講話担当者は醍醐の三輪恭明さん。ふだんのお仏壇でのお勤めの中に、法然上人の教えがきちっと入っているのだから、それを意識して勤めよう、と提案されていました。

【写真】京都布教団6月例会でお話をされる三輪恭明師 (6月21日/永観堂図書館) 

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■2013年6月30日

お知らせ

◎ 7月6日(土)  午後1時30分~3時30分

恵光寺東北大震災支援プロジェクト「忘れないぞ 東北 Smile Again 2014」
たなばたまつり  (さんが・市原野 協賛)
■1:30  たなばた・笹の飾り付け
■2:20  被災地・東北に行ったお坊さんのお話   
■2:45  紙芝居 (出演:こにぺいとう)
■3:15  流しそうめん大会
※ 恵光寺では東北の八木澤商店の商品をあっせんしていますが、この日には申込みができます

◎ 7月13日(土) 午後2時~ 写経と法話の会 7月例会 (第34期第2回)

※写経は毎月第2土曜午後2時
恵光寺の月例の写経会。写経は墨と水のふたつが和合して、永遠なるみほとけの説かれた真理を写します。そのうち、書いている私とみほとけとが和合する境地になります。その功徳こそ、新しい自分との出逢いなのです。
◎連続3回で1クール。同じお経を3回書きます。6月からは第34期(~9月)です
◎写すお経は「法句経第277番」と「法句経第344番」
◎会場は恵光寺本堂
◎写経奉納冥加料として500円
◎写経のあとは恵光寺和尚の法話があります
◎宗派に関係なく、どなたでもご参加いただけます
◎詳細は「月例 《恵光寺和尚の写経と法話の会》について」をご覧下さるか、お寺
まで直接お尋ね下さい。

◎ 7月20日(日)  午前7時~9時 「さんが・いちはらの」納涼講座

さんが・いちはらの 主催
■琵琶の演奏とお話 真言宗法乗院ご住職 岡田翔廣さん
■演題未定   
■一般公開 どなたでもお越しいただけます
■無料
■朝粥が出ます

 

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