恵光寺 和尚の日記

徒然記2009/9~12 徒然記2010/1~3 徒然記2010/4~6 徒然記2010/7~9 徒然記2010/10~12 徒然記2011/1~3 徒然記2011/4~6 
徒然記2011/7~9 徒然記2011/10~12 徒然記2012/1~3 徒然記2012/4~6 徒然記2012/7~9 徒然記2012/10〜12 徒然記2013/1~3
徒然記2013/4~6 徒然記2013/7~9 徒然記2013/10~12 徒然記2014/1〜4 徒然記2014/5〜8 徒然記2014/9〜12 徒然記2015/1〜4
徒然記2015/5〜8 徒然記2015/9〜12  徒然記2016/1〜4  徒然記2016/5〜8  徒然記2016/9〜12 徒然記2017/1〜4 徒然記2017/5〜8
徒然記2017/9〜12  徒然記2018/1〜6 徒然記2018/7〜12 徒然記2019/1〜6 徒然記2019/7〜12 徒然記2020/1~6 徒然記2020/7〜12
徒然記2021/1〜6 徒然記2021/7〜12 徒然記2022/1〜6 徒然記2022/7〜12  徒然記2023/1〜6 徒然記2023/7〜12 徒然記2024/1〜6

 

恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。

 

■2016年4月1〜3日

播州の「善導忌」

4月1日~3日 初日の開闢説教のご縁を頂戴しました

兵庫県高砂市の観音寺さんで善導忌が勤まり、開闢説教を勤めさせていただきました。わが西山派の播州「善導忌」は毎年、門中寺院のうち、21ヶ寺が輪番で勤める3日連続の大法要です。
そもそもこの善導忌は元禄時代に明石川が氾濫したとき、本山である京都・永観堂禅林寺で勤まる善導忌に、播磨の寺院方が参拝できず、急遽、地元の寺院にみんなが集まり本山に向けて遥拝をしたのが始まりといわれています。その後320余年、今日まで営々と続けて来られた門中寺院、檀信徒さん、地域の人々の意気込みには頭が下がります。

【写真上】 善導忌が行われた兵庫県高砂市の観音寺さん
【写真右上】 導師を勤められる観音寺の藤本顕禮住職

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■2016年4月8日

市原野小学校入学式

43人が入学。おめでとう!

この日は市原野小学校の新1年生入学式。
「あいさつはしっかりしましょう」「人の話をよく聞きましょう」「交通は車に気をつけましょう」など、生活面の指導もありましたが、新1年生は「はいっ」と大きな声で返事をしていました。この子どもたちがのびのび、すこやかに育つことを祈りました。

【写真右上】 市原野小学校入学式。校長先生のお話をしっかり聞く新1年生
【写真上】 合奏をして新入生を歓迎する2年生の児童たち

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■2016年4月

熊本地震

4月14日に前震、16日の本震、と打ち続く地震

九州熊本県では、今月14日の夜9時26分に益城町で震度7の激しい揺れを観測、16日の午前1時すぎには本震といわれるマグニチュード7.3の大地震が発生しました。
たくさんの人が犠牲になり、被害も広範囲にわたっています。被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
阪神大震災からこの20年の間に震度7を記録する地震が、中越、東日本、そして熊本と、と4回も続きました。こわい日本列島。それでも隣県・鹿児島の川内原発は止めないんですね。

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■2016年4月16日

永観堂のみかえり月次説教

「みんなちがってみんないい」

毎月第3土曜日午後2時から永観堂会館で行われます「永観堂みかえり月次説教」。今月は岐阜県穂積市の観音院住職・井上淳龍師。
京都新聞の情報ファイルを見てこられた方が8人ぐらいおられ、参加者は約30人。冒頭に、4月14日に起こった熊本地震の犠牲者追悼のため、また被災者の安穏を祈念してみんなでお十念を唱えました。
金子みすゞさんの詩「みんなちがってみんないい」というフレーズを使いながら、どんな人であろうと、そのままの姿で美しい、そのままで価値がある、とお話さけました。説得力のある話し方で皆さん得心されていました。

【写真上】 説教を聞く参加者(いずれも永観堂会館)
【写真右上】 説教をされる井上淳龍師

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■2016年4月16日

内田樹氏講演会とシンポジウム

テーマは「戦後、日本は平和国家として歩んできたのか?」
龍谷大学響都ホール(アバンティ9F)において

戦争が終わって70年。この70年はどう位置づけるといいのか、宗教者が中心となって市民に声掛けをしていっしょに考え、行動しよう、というねがいで行われた講演会&シンポジウム。主催は京都宗教者平和協議会青年部。

 

第一部の講演は内田樹氏。内田さんは哲学と武道を学ぶ凱風館を主宰しておられ、現代社会や思想を鋭く分析する論客。
内田さんは、今の日本の国家は「グローバル資本」の国家、つまり、金儲けだけに特化した社会の仕組みにしようとする国家、と解説。アメリカの従属国となっている今の日本は、このまま「グローバル資本化国家」を認めていく限り、本来の日本という国は亡くなっていくだろう、と。

 

第二部はシンポジウム。コーディネーターは釈徹宗さん(浄土真宗本願寺派如来寺住職・相愛大学教授)。パネリストは五十嵐隆明上人(元永観堂禅林寺法主・社会福祉法人同和園理事長)/宮城泰年上人(本山修験宗聖護院門跡門主)、そして講演をしてくださった内田樹さん。シンポジウムでは、二人の宗教者の戦争体験談、戦後の社会や人の変わりようなどに触れながら、それでも大事なのはいのちの尊厳に心をいたし、殺し殺される世界を作ってはならない、という、憲法九条の精神を生きていかねばならない。そのためには、小さなことにように見えるけれど、人を信じ、相手に寄り添う心を涵養しながら、あわてず、ていねいに生きていくことが必要、という話になりました。

【写真上】 講演中の内田樹さん
【写真下】 シンポジウムの参加者 左からコーディネーターの釈徹宗さん、パネリストの五十嵐隆明上人、宮城泰年上人、内田樹さん(いずれも龍谷大学響都ホール)

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■2016年4月20日

恵光寺の「市原虎の尾」桜

満開になりました

今年の日本列島、桜は例年より早くに開花しましたが、恵光寺にある「市原虎の尾」桜は例年どおり4月20日に満開になりました。「市原虎の尾」は中輪、八重咲きで白色の山桜。京都はわが市原にあった桜で、長く伸びた枝に花が密生し、虎の尾の様にみえることから大谷光瑞師(1876-1948/探検家/浄土真宗本願寺派第22世法主)が名付けたものです。恵光寺のこの虎の尾の桜は1991年に植えられました。


【写真上】 満開の恵光寺の「市原虎の尾」桜
【写真下】 虎の尾のように花が密生している枝

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■2016年4月22〜25日

本山・永観堂の法然上人「御忌(ぎょき)」

法然上人の遺徳を顕彰

今年の法然上人御忌は第805回忌。今年も22日から25日の満座までの4日間、厳粛に勤められました。初日の午前中には禅林婦人会総会があり、恵光寺から5名が参加しました。
24日の午前の「半斎法要」では恵光寺の真我が「隋僧」という役で出ました。「隋僧」はご法主に常に付き従う僧のことをいいます。

【写真左】 御忌初日の午前中に行われた禅林婦人会の法要
【写真中】 初日午後の大法要の様子。永観堂幼稚園の園児による献灯、献花
【写真右】 24日の午前の法要に「隋僧」として出仕した恵光寺の真我

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■2016年4月26日

京都国立博物館の「禅-心をかたちに-」展

禅仏教の歴史を書や絵画で学ぶ

京都国立博物館で「禅-心をかたちに-」に行く。達磨大師に始まる禅仏教の歴史を書や絵画をとおして学ばせていただいた。中でも栄西禅師に端を発する日本の禅宗各派の始祖が続々出てくるさまは圧巻でした。


【写真】 国立博物館での「禅-心をかたちに-」展 入り口にて

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■2016年4月27日

熊本市の被災寺院訪問

熊本市のわが宗派の被災寺院を訪問

幡枝専修寺の亮哉師と恵光寺の真我は、熊本市に赴き、被災された私ども浄土宗西山禅林寺派の蓮台寺さんを訪問しました。
蓮台寺さんは、地盤沈下、液状化現象で本堂が歪み、門は崩れ、この時点でまだ断水状態。寺族のみなさんは、余震が続くので夜は近くの支援学校の避難所で寝泊まりをしておられます。
ご住職の浅野弘尚さん、副住職の智弘さん、そして責任総代さんのお話を聞かせてもらいました。ご住職方は檀家さんの安否確認を最優先にして取り組み、ほとんどの檀家さんは無事だったそうです。しかし、お寺の建物のダメージは大きく、責任総代さんは「とてもじゃないが、(再興)は難しいと思いますね。おそらく、今から5年、10年かけて再興しなければならんだろう、と思っています」とおっしゃっていました。


【写真】 熊本地震で損壊した蓮台寺の山門(撮影:岸野亮哉師)

熊本市の被災寺院訪問

■2016年4月26日〜27日・5月5日〜6日

熊本市の被災寺院・蓮台寺さんを2度にわたって訪問(真我)

4月26-27日、恵光寺の真我は幡枝専修寺の亮哉師とともに、熊本市に赴き、被災された私ども浄土宗西山禅林寺派の蓮台寺さんを訪問しました。
蓮台寺さんは、地盤沈下、液状化現象で本堂が歪み、門は崩れ、この時点でまだ断水状態。寺族のみなさんは、余震が続くので夜は近くの支援学校の避難所で寝泊まりをしておられました。
ご住職の浅野弘尚さん、副住職の智弘さん、そして責任総代さんのお話を聞かせてもらいました。ご住職方は檀家さんの安否確認を最優先にして取り組み、ほとんどの檀家さんは無事だったそうです。しかし、お寺の建物のダメージは大きく、責任総代さんは「とてもじゃないが、(再興)は難しいと思いますね。おそらく、今から5年、10年かけて再興しなければならんだろう、と思っています」とおっしゃっていました。
また、5月5‐6日は浄土宗西山禅林寺派の青年会の人々といっしょに訪問。総勢15人。散乱した本堂の内部を掃除し、仏具をきれいにして元に戻し、最後には震災で持ち出したご本尊を須弥壇に複座してもらいました。


【写真】 被害状況を説明する浅野弘尚住職(蓮台寺の本堂内)

全国布教師会岐阜大会

■2016年5月10日〜11日

浄土宗西山禅林寺派の全国布教師大会が岐阜で行われました

毎年この時期に全国布教師大会が行われますが、今年は岐阜大会、会場は古刹・立政寺。
最初に総会会場で法楽一会。小生が会長をしていますので導師を勤めました。回向では先の4月14日、16日の熊本・大分地震の犠牲者追悼と被災者の安穏を祈念いたしました。
記念講演は東大教授の高橋慎一郎先生で講題は「立政寺と西山派」。立政寺を創建した智通上人(1314-1403)の偉大さ、戦国時代には宗教、政治、文化の岐阜拠点となった立政寺の話など、いろいろと学ばせていただきました。
引き続き「念仏今鏡」と題して行なわれたパネルディカッションでは「現代社会においてお念仏をどう捉え、どのように浸透させていったらよいか」という話になり、日常、感謝や懺悔(自己反省)をしない現代人の生き方が念仏を遠くの世界のもの、とさせているのではないか、という話になりました。

【写真左】 岐阜大会の会場となった古刹・立政寺
【写真中】 講演をする高橋慎一東大教授
【写真右】 高橋先生と小生

地域でお講話・・・この5月、地域で次の会座でお話をさせていただきました。

■2016年5月12日・16日・18日

5月12日 ●市原野社協の「すこやか健康教室」ミニデイで講話
5月16日 ●JA岩倉女性会総会で講話
5月18日 ●市原寮 月次の観音さま縁日講話

【写真左】 市原野社協の「すこやか健康教室」(市原野会館)
【写真中・右】 JA岩倉女性会総会での講話の様子(JA岩倉支所)

宗教者が人権を学ぶフィールドワーク

■2016年5月13日

大阪のあいりん地区・釜ヶ崎のフィールドスタディ

仏教国際ネットワーク「アーユス」関西の研修会で大阪のあいりん地区・釜ヶ崎のフィールドスタディに参加しました。
釜ヶ崎はもともと市内の町とあまり変わらなかったのですが、労働者の宿泊所の多かった地区であったため、1960年以降、日雇い労働者が流入してきました。自分の家を持っているわけではなく、宿泊施設で寝泊まりをして仕事をする、というところから、仕事がある、ないでその日暮らしは世間の荒波をもろにかぶり、ホームレスなど、あぶれた労働者が生活する地域、というようになってきました。

今般、そんな地区で、「ふるさとの家」という支援の場を訪問しました。この施設はキリスト教フランシスコ会が運営している施設で本田哲郎神父さんが責任者。今回はこの本田神父さんからいろいろと教えていただきました。とくに宗教者が自分たちの教義や信仰や価値を押し付けるのではなく、そこにいる人々と共に生きていこうとする姿勢に感銘を受けました。

【写真右上】 ビルのわずかなスペースで野宿をする人々
【写真上】 あいりん地区にある三角公園。この地区で寝泊まりする人のたまり場であり、街の拠点
【写真下】 三角公園の東にある「ふるさとの家」。キリスト教フランシスコ会の運営する施設

毎月の恵光寺「写経と法話の会」

■2016年5月14日

恵光寺写経と法話の会

写経は毎月第2土曜日の午後2時から行われています。『法句経』というお釈迦さまのお言葉を基に作られたお経を毎回二つずつ写しています。

【写真上】 写経をするときの読経 
【写真右】 一心に写経をする人々

展覧会・巡礼

■2016年5月15日〜16日

御室未生流の華展

恵光寺の華道教室(松田京子先生指導)は仁和寺の御室流です。ことしも仁和寺で華展が開かれ、生徒さんも出展しました。 小生は華展を見せてもらって、続きに国の重要文化財指定の茶室「各料亭」でお茶を呼ばれました。

【写真左】 恵光寺の生徒さんのお花の前で松田京子先生
【写真中】 恵光寺のえりなの作品です
【写真左】 お茶をいただいた重文の茶室『遼廓亭』

■2016年5月17日

大阪市立美術館 「王羲之から空海」展

中国の王羲之から始まる書法が中国、日本、と伝わってきた経緯が膨大な展示物でよくわかるように紹介されていました。しかしその展示物のあまりの量に見て回るのに4時間かかりました。


【写真】  「王羲之から空海」展の入り口で(大阪市立美術館)

■2016年5月19日

奈良葛城の当麻寺参拝

奈良は葛城の当麻寺参拝。中将姫(ちゅうじょうひめ)物語で有名な古刹。いかにも浄土に足を踏み入れたかのような静かな佇まいでした。この中将姫が一夜で織り上げた蓮糸の浄土曼荼羅こそ、わが西山上人が念仏の真髄を織ったもの、と看破され、以後、浄土曼荼羅が全国に広がったのです。

【写真】 当麻寺の本堂 
【写真右】 中の坊の山門で撮影

京都布教団総会と記念講演会

■2016年5月21日

チンパンジーの子育てから人間の子育てを考える

京都布教団第14回総会が永観堂禅林寺で行われました。そのあとの記念公開講演会には多くの方に来ていただくことがてきました。記念講演会は日本モンキーセンター所長の松沢哲郎先生。題して『想像するちから-チンパンジーが教えてくれた人間の心-』 。
人間といちばん近い関係にあるチンパンジーの行動を観察しながら、人間の力の根源である「想像するちから」にアブローチされる松沢先生の姿勢がすばらしかったです。

【写真左】 松沢哲郎先生(中央演壇)の講演を聞く人々 
【写真右】 浄土宗西山禅林寺派青年会会長も、熊本義援金のよびかけ

市原野の親子が「ふるさとウォーク」  板倉用水路を歩きました

■2016年5月22日

江戸時代初期に市原野に灌漑用水がつくられました

市原野子育てネット主催の朝10時に市原野会館に集合。今回の「ふるさとウォーク」は市原野にある灌漑用水路「板倉用水路」。80人ぐらいの親子、地域の人たちが参加。2班に分かれて板倉用水路を、取水口の静原川鬼谷まで歩きました。気持ちいい緑の山中ウォークでした。この板倉用水路は350年前にできたもので、現在も使っています。そして、水路の重要性、その掃除や修繕など、維持の大変さをみんなが学んだと思います。
12時に市原野会館に帰還。社協のトン汁、児童館のおにぎり、老人会の焼き芋をいただいて大満足。地域の人たちが地元の歴史、文化を知ることはとても大事、とあらためて思いました。

【写真左】 これから始まるふるさとウォークの受け付けで
【写真中左】 水路についてのお話をしてくださる水利組合の瀬戸孝英さん
【写真中右】 実際水路を歩く参加者 (市原駅の東北の山中) 
【写真右】 静原川からの取水口にある開門ハンドルを握る男の子

恵心僧都源信さまの一千年大遠忌

■2016年5月24日

比叡山根本中堂で行われた大法要に随喜

本年は『往生要集』を著して念仏の功徳を説かれた恵心僧都・源信さまの一千年大遠忌にあたります。天台宗ではお亡くなりになった6月10日のご聖日を中心にその前後、念仏の教えに関係する宗派が順々に根本中堂において恵心僧都先徳鑽仰大法要を勤めます。浄土宗西山三派はこの日に法要を勤めました。同氏は栄冠度の中西玄禮猊下が勤められました。

【写真左】 浄土宗西山三派の出仕僧侶に対しごあいさつをされる森川宏映天台座主
【写真中】 根本中堂での西山三派法要で導師として源信僧都を鑽仰される永観堂の中西玄禮管長
【写真右】 遠忌法要に参加した西山三派のお坊さん方と天台宗重役の方々(根本中堂)

市原野社会福祉協議会の理事・評議員総会

■2016年5月24日

今年一年の市原野社協の活動計画を決めました 私も会長を重任

今年度の市原野社会福祉協議会の理事・評議員総会があり、地域で住みよいまちづくりをしていく体制をみんなで考えました。恵光寺住職も会長を重任(任期は2年)することになりました。


【写真】 理事・評議員会の様子(市原野会館)

洛北deカフェ

■2016年5月26日

仏教のこと、お寺のこと、なんでも話せます

先月に始まったばかりの洛北deカフェ。仏教のこと、教化のこと、日常思っている仏教のあれこれを紹介する会です。いまは学生さん、尼僧さん、という数少ないメンバーですが、とりあえず続けていきます。


【写真】 カフェの様子(恵光寺本堂)

西山上人ご遺跡「三鈷寺往生院跡」清掃奉仕

■2016年5月29日

派祖・西山上人への追慕

京都府宗務支所主催の報恩行事。三鈷寺は京都市西京区大原野の山腹にあります。西山上人はこの三鈷寺の往生院を拠点に教学の大成と京洛における念仏の弘通に専念されました。今の往生院跡にはなにもありませんが、そこを掃除させていただくことによって、念仏教化に勤しんでおられた西山上人を追慕の思いを新たにしているのです。

【写真上左】 掃除をする恵光寺住職
【写真上右】 同じく風通しをよくするために斜面で竹を伐採する真我
【写真下左】 新しい竹で結界を作った往生院跡
【写真下中】 掃除が終わり、香・灯・華・水をお供えしてみんなでお礼の勤行
【写真下右】 参加者の記念写真

奈良・薬師寺での布教研究会に参加

■2016年6月1日〜3日

全国から集まった僧侶の方々と研修

仏教伝道協会の実践布教研究会が6月1日~3日、奈良は西ノ京の法相宗大本山薬師寺で行われ、参加しました。奈良といえば飛鳥、白鳳、天平、と仏教が伝来して花を咲かせたところです。初夏の青空の下、広大な境内に世界遺産の建物が堂々と佇立しているすがたには、圧倒させられます。興福寺、薬師寺、それに唐招提寺、それぞれ管長さんから直接お話を聞かせて戴きましたし、全国から集まった僧侶の方々と研修ができたこと、もったいないことでした。

【写真右上】 研究会で興福寺を参拝するお坊さんたち
【写真上】 薬師寺の講堂前で朝のお勤め

退山・晋山式

■2016年6月5日

法類の神戸市兵庫区・阿弥陀寺で

神戸の阿弥陀寺は恵光寺と寺親戚。このたび住職の交代式が行われ、稚児行列、開門式、と晴天の下、はなやかな法要となりました。小生はお説教を担当、新住職を中心にお寺の発展を祈念しました。

【写真右上】 晋山式が挙行されている阿弥陀寺本堂
【写真上】 お説教をする恵光寺住職

熊本地震 現地訪問

■2016年6月11日

みなさんの支援金を手渡してきました

6月11日、恵光寺の真我は地震で被害を受けた熊本市の蓮台寺さんを訪ね、この間、皆さんからいただいた支援金を直接お渡しいたしました。蓮台寺さんは、当初、建て替えねばならない、と思っていた本堂が、違う工法で再生できる可能性が出てきたそうで、みなさん希望をもち始められた様子だそうです。
真我は「大震災から2ヶ月。あのような被害を受けたにも関わらず、蓮台寺さんと檀家さんの表情はとても穏やかで明るく、思いやりに満ちていました。支援に行ったつもりの私でしたが、かえって私の方が力をもらい、人のちからというものを勉強させて頂きました。」と報告しています。
(恵光寺だより7月号「前を向く人々」)

 

【写真】 寄付金を受け取る浅野弘尚ご住職と増森宣秋責任総代さん

毎月の恵光寺「写経と法話の会」

■2016年6月11日

恵光寺写経と法話の会

写経は毎月第2土曜日の午後2時から行われています。『法句経』というお釈迦さまのお言葉を基に作られたお経を毎回二つずつ写しています。法話のあとのお菓子は「水無月」でした。

 

【写真】 緑の風がさわやかに通る本堂で写経

本山でお坊さんの布教講究所

■2016年6月15日〜16日

本山でお坊さんの布教講究所

本山では、布教の研修をする「布教講究所」が年に2回、前期と後期に分けて開催されます。今回は前期の研修会で、小生は「府起用法」とワークショップなどを担当しました。
若いお坊さんがメキメキと法話の腕を上げていくのを見るとこちらがうれしくなります。

【写真右上】 講究所での受講生のお坊さんたち
【写真上】 課題について討議をするワークショップ

恵光寺の新緑コンサート

■2016年6月17日

「忘れないぞ震災 2017」プロジェクトの新緑コンサート

東日本大震災以降、「忘れないぞ東北」プロジェクト名できましたが、今年に熊本地震が起こり、プロジェクト名を「忘れないぞ震災」に変えました。そのプロジェクトで行う恒例の「新緑コンサート」。スタッフも「あなたを忘れない・不二」という言葉をプリントしたTシャツを制作。それを着てコンサートに臨みました。
オープニングはチェロ独奏による「五木の子守歌」。続いて住職より、「相手によりそう」、その生き方を学んでまいりましょうとあいさつがあり、震災で亡くなられた方に一同、お十念を唱和。そして演奏が始まりました。演奏は昨年に引き続き「鈴木博詞となかまたち」。
休憩のあとは、恵光寺の真我が、この間、熊本に行って取材した被災地、被災寺院の状況動画で報告。あらためて、被災された方々の大変さを知ることができました。
後半もポピュラーなクラシック名曲が並び、最後は「上を向いて歩こう」を全員で歌って終わりました。
今回の熊本産の飲み物がふるまわれ、現地支援の商品販売もあり、にぎやかな時を過ごしました。

【写真右上】 コンサートの様子
【写真上】 「不二」という言葉をプリントしたTシャツを着て動くスタッフ

スナックで仏教を語るカフェ

■2016年6月20日

「仏僧(ぶっそう)な夜会」で恵光寺住職がスピーカー

祇園の「香蘭」というスナックで第7回目の「仏僧(ぶっそう)な夜会」に出席。今回は小生がスピーカーになりました。長講一席「縁を生きるこの私」というタイトルで話しました

 

【写真】 「仏僧な夜会」スナックで参加の皆さんにお話をする住職

年に2回行われる法式講究所 前期

■2016年6月21日〜22日

法式講究所

本山では、布教と同じく、法式について研修をする「法式講究所」も年に2回、前期と後期に分けて開催されます。今回は前期の研修会で、お坊さんとして作法、威儀、勤行などの研修を行いました。
小生は今、この法式講究所の役をしていて、なかなか緊張します。

 

【写真】 講究所で最高の装束をつけて練習をする受講生のお坊さん

市原野小学校総合学習で「ふるさと市原野のこと」をお話

■2016年6月28日

3年生と6年生の児童に総合学習

3年生は、昔の暮らしの学習で、市原野の昔の暮らしと今の街の様子についてお話しました。
6年生には、昔は自分たちの生活を維持するためには、家族や村が、おたがいに助け合っていかねばならない、その中で村は助け合うシステムを作ってきた。それが、生活の規範になったり、文化になってきた、というようなお話をしました。6年生はいま市原野を紹介するパンフレットを制作しているそうです。そういう学習の中から、ふるさと市原野を誇りに思う子どもたちになってくれるといいですね。

【写真右上】 3年生に話をする住職
【写真上】 6年生に話をする住職

洛北deカフェ

■2016年6月29日

お香の聞きくらべもしました

毎月一度、恵光寺本堂で開催している「洛北deカフェ」。今回は前半は住職のお話。そのあとはお焼香に使うお香をみんなで違いを感じ分ける「聞き香」をしました。今のところ参加者は数名です。あなたもお越しになってください。

 

【写真下】 11種類のお香を焚いてその感想をのべあいました

「板倉忌(いたくらき)」を厳修

■2016年6月30日

市原に灌漑用水路を作った恩人・板倉重矩公を偲ぶ法要

市原の井出(灌漑用水路)を建設した板倉重矩(いたくら しげのり/1617~1673/江戸時代の大名、老中、京都所司代)の忌日法要。毎年、市原の神事委員会が板倉さんへのご恩を忘れまい、と神宮寺で報恩の法要を勤めています。

 

【写真】 板倉さんへのご恩を忘れまい、とお参りするみなさん(市原の神宮寺)

たなばたまつり

■2016年7月2日

ネパール大地震の被災地を思って

午後1時30分、「さんが・いちはらの」のたなばたまつり。市原野の子どもたちが恵光寺に集まり、たなばたの短冊に、九州・東日本・ネパールで被災した人たちに向けてメッセージを書きました。児童館の先生や小学校の先生方のお手伝いもあって、たくさん短冊ができました。

短冊を笹に飾りつけた後、PHDという国際協力団体の事務局長・坂西卓郎さんに、昨年4月25日に起こったネパール地震で、大きな被害が出たネパールのこと、被災した人たち、子どもたちのいまの様子を紹介してくださいました。
お楽しみはプロジェクターをつかったとてもおおきな紙しばい。そして恒例の流しそうめん。大人もいっしょになって楽しみました。

【写真】 PHD事務局長・坂西卓郎さんの話を聞く参加者
【写真】 本堂正面で集合写真。子どもたちが持っている緑の布   
はネパールの人が着る服
【写真】 お楽しみの流しそうめん

恵光寺写経と法話の会 7月例会

■2016年7月9日

第44期の第1回目

恵光寺の写経は同じお経を3か月連続で書いています。今回は第44期(2016年7月~10月の3回)の第1回目。法句経第151番と157番を写経を書きました。参加者は16人で少し少なめでしたが、それでもおしゃかさまの教えに心をかたむけました。

【写真】 恵光寺でしている写経の用紙

さんがいちはらの・納涼講座

■2016年7月23日

朝の涼しい時間に、お説法を聴きました

「さんが・いちはらの」では、毎年夏の時期に納涼講座を開いています。今回は地元・野中の専称寺ご住職・亀山政臣さんと山科の称名寺(浄土宗西山禅林寺派)ご住職・太田孝裕さんのお二人。
亀山さんは「生きる力 釈尊に学ぶ」というテーマで『法句経』などを引用して、小さなことにも心を寄せて生きる姿勢をもてば生き方が変わる、と話されました。後半の太田さんは「お盆の作法 意味を考える」がテーマ。お盆行事を紹介しながら、亡き人とつながる自分を見つめよう、とお話になりました。

お説教を聴いたあとは朝粥。この朝粥がおいしかったと評判でした。40人の参加がありました。

【写真右上】 野中の専称寺ご住職・亀山政臣さん
【写真上】 山科の称名寺ご住職・太田孝裕さん
【写真下】 本堂の向背で集合写真

恵光寺deカフェ 京都市左京区・久多町を訪れました

■2016年7月26日

お精霊さんは「無縁さん」をおまつりすること

今年度の新しい恵光寺の行事である「恵光寺deカフェ」の第1回目として、京都市左京区最北端の久多町を訪れました。久多町には、昔ながらのお盆の風習や伝統行事が多く残っているところです。お精霊さんのまつり方をテーマに、市原町との違いなど話し合いながら楽しく交流させていただきました。
お精霊さんの迎え方は地域によって異なりますが、心をこめてご先祖さまを迎えるというところは、どの地域でも同じ、と感じました。
お精霊さんをお盆におまつりするのは、直接ゆかりのある人を対象にするのではなく、無縁さんと呼ばれるあずかり知らないすべての人をおまつりしてお供養することだ、ということが見えてきました。とても大きな収穫でした。

【写真右上】 交流した人たちの集合写真(久多いきいきセンター)
【写真上】 久多町の岩淵さん宅でお話を聞く恵光寺の参加者

市原野児童館でなつまつり

■2016年7月22日

ゆかたすがたの子どもも

市原野児童館のなつまつりが行われました。いろんな出し物がありますが、わが市原野子育てネットをはじめ、各種団体が市原野を挙げて応援しました。子どもたちにとって、親子でこんな会に参加するのは将来のいい思い出になるだろう、ってあらためて思いました。

【写真】 児童館なつまつりで食事をする参加者
【写真】 児童館の門前で参加者といっしょに
(右端の女の子は恵光寺住職の孫)

市原野保育園のこどもたちが恵光寺で静座

■2016年7月24日

お朝事に参加

市原野保育園のお泊り会の20人の年長園児たちが恵光寺に来寺。座禅、念仏をしてお話しを聞きました。全部で30分という長丁場ですが、ちゃんと座って心を静めました。

【写真右上】 恵光寺の朝事に参加した市原野保育園のこどもたち
【写真上】 朝事を済ませて帰る園児たち

左京区・北区圏域で障がい者を学ぶ会

■2016年7月25日

災害時に障害を持つ方々をどう避難誘導するか

東日本、熊本地震でボランティア活動をした人たちの話を聞きながら、地域で災害時に障害を持つ方々をどう避難誘導するか、について話し合いました。民生児童委員、各施設、関係機関が参加。
自治会や町内会の組織率が低くなってきていて、障害を持った人がどこに住んでおられるのか、それさえもわからない情況が問題だ、そこを解決しないと、という声が多く出ていました。

【写真】 障がい者を学ぶ研修会 (北区のライトハウス大会議室)

町内のラジオ体操

■2016年7月24日

朝7時から、といっても3日間だけ

恵光寺は市原町の中でも篠坂町というブロックにあります。その篠坂町の子どもたちが朝7時に恵光寺の駐車場でラジオ体操をします。小生も参加して第一、第二のラジオ体操の「指導」をしました。昔とちがって今は夏休みの最初の3日間だけラジオ体操をするそうです。

【写真上】 ラジオ体操をする子どもたち(恵光寺駐車場)
【写真下】 この日に参加した子どもたち

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