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恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。
市原厳島神社の秋祭り
■11月3日(祝)
久さしぶりの神輿(みこし)巡行
市原町のお宮さんは厳島神社といいます。氏子さんや町中の人たちが集まり、一年の収穫を感謝してお祀りをします。お昼にはお供物を献じる式典があり、搗きたてのお餅を丸い平桶に入れ、それを女の子の頭上にかざしながら神前に運んで供えます。そのあと、神輿が出て町中を練り歩きます。いい天気で何よりでした。
【写真上】お供物をいれた平桶を少女たちの頭上にかざしながらの行列
【写真下】鞍馬街道を巡行する若中が担ぐおみこし巡行」
■11月5日(日)
34回目という長い歴史の展覧会
檀家の梅原如山さんが主宰される「如山会能面展」が御池東洞院のギャラリー「嶋臺」で開催されました。毎年、この時期に決まって展覧会をされますが今年は34回目。なんと歴史のある展覧会。社中のみなさんの力作がずらっと並び、圧巻でした。
【写真左】展覧会のボスター
【写真右】会場となった烏丸御池の「嶋臺」
■11月9日(木)
派祖·西山上人さまの847回目のお誕生をお祝いする法要
浄土宗の中でも私どもの宗派は「浄土宗西山派」と言いますが、その祖であります西山上人さまのお誕生日に合わせて慶讃法要を行います。
今年はお生まれになって847年目です。
【写真】「降誕会」の法要の様子(本山·永観堂大殿)
■11月11日(土)
法句経2篇を写し、後半は法話
毎月第2土曜日午後の写経会。前半は写経、後半は法話です。
今回の法話では金子みすゞさんの「こだまでしょうか」をとりあげてお話をしました。人は一人ではありません。「つらい」と思っている人が「つらい!」というと、仏さまは、その心を察して「つらいね」とこだましてくださる、という詩です。阿弥陀仏のお慈悲の中を生かせてもらっている、という気付きです。
【写真】 恵光寺写経会の風景
■11月14日(火)
お説教も復活しました
午後4時から6時までの2時間、勤めました。
前半は「諷誦文回向(ふじゅもんえこう)。後半はお説教と法要。
3年ぶりにお説教の座が設けられ、今回は伏見の醍醐の融雲寺ご住職・三輪恭明上人のお話を聴かせて戴きました。
法要の様子はYouTubeで配信しました。
■11月25日(土)
一週間遅れの紅葉
今年の秋は暑かったので、紅葉も一週間くらい遅れて色づきました。「秋、山装う」と言われるとおり、わが市原の山々も色とりどりの美しさを見せてくれています。
【写真】恵光寺参道から道路を挟んで見る小町寺のみごとな紅葉
■11月27日(月)
永観堂の3,000本のもみじ 紅葉が盛り
「紅葉の永観堂」と言われますが、ほんと、境内全域が美しい紅葉に埋まっているという感じです。見物の人の多さにもびっくり。
【写真左·右】ライトアップされた永観堂禅林寺の紅葉
■10月7日(土)~15日(日)
プロジェクションマッピングで幻想の仏国土が顕現
本山永観堂で法然上人開宗850年を記念して10月7日から9日間、『浄土の光』(Pure Land Lights) というイベントが行われました。
これは毎夜6時から8時半まで境内をフルに使って実施されたもので、プロジェクションマッピング、境内の放生池での池上法要、能舞台をその池の上に設えての公演、大殿向拝廊下での法要など、たくさんなイベントが行なわれました。
【写真上】池上法要の舞台となった境内の放生池。奥は「多宝塔」
【写真中】その放生池で行われた池上法要
【写真下】放生池手前から東山にプロジェクションマッピングで
映し出された阿弥陀さまのお姿。
左の塔は「多宝塔」
■10月14日(土)~15日
お寺やお坊さんの日常を一般の人たちが経験
同じく本山・永観堂において14日(土)・15日の両日、「寺フェス」が行われました。入場者にいろんなお寺やお坊さんの日常の業務を知ってもらおう、経験してもらおう、というイベント。
法衣試着体験、法要時の鳴り物(楽器)経験、はては自ら死者になって棺の中に横たわってお参りをしてもらう、という枕経体験まで。参加者は興味津々、どのコーナーもたくさんの人が集まり人気がありました。
【写真上】「寺フェス」で参加者といっしょにラジオトーク
【写真下】「寺フェス」で参加者も役者になって仏教説話の「にわか劇」
■10月14日(土)
法句経2篇を写しました
「写経は墨と水の二つが和合して永遠なるみ仏の説かれた真理を写します。したがって、この文字は、過去、現在、未来に出現なさるみ仏その方であり、またそのお説法そのままです」といただいて、合掌、読経、静座をして写経を始めます。お経の一字一句が仏さまの直説といただいて写します。少しの時間ですが、写経の間は仏さまの御声に包まれているときなのです。
【写真】 恵光寺写経会の風景
■10月21日(土)
コロナ禍で休会が続き、3年ぶりに再開!
8年前に始まりました永観堂の布教師会主催の「みかえり月次説教(つきなみせっきょう)」。この間、コロナ禍で中断していましたが、実に3年ぶりに再開されました。今回の会場は永観堂の塔頭・智福院さんで、お説教師は小島観諦上人。生きる幸せは「自己中」にならないこと、大いなるみ恵みの世界の中に生かされていることに気づくことです、とお話になりました。
【写真左】お説教をされる小島観諦上人
【写真右】説教の会場となった智福院さんの本堂
■10月31日(火)
長岡京市の粟生(あお)の光明寺本山において
私ども恵光寺は浄土宗西山派のお寺です。そもそも、浄土宗西山派という宗派は、法然上人のお弟子である西山上人を祖として受け継がれてきた宗派で、現在、その中に三つの宗派があります。私どもの永観堂禅林寺を本山とする「浄土宗西山禅林寺派」、新京極六角の誓願寺を本山とする「浄土宗西山深草派」、それに長岡京市にある光明寺を本山とする「西山浄土宗」です。
今回、その三宗派の合同説教大会」 が、長岡京市の粟生の光明寺で開催されました。僧俗ともに200人近くの方々が集まり、すばらしいお話に耳と心を傾けました。
【写真右】広い光明寺の御影堂でおこなわれた三派合同説教大会
■9月9日(土)
重陽の節句と重なった今月の写経と法話の会
毎月第2土曜日午後2時からの月例「写経と法話の会」。読経して静座。それから「法句経」を2篇写します。後半は法話。今回の法話は年をとったからこそ今までの経験をベースに新しい生き方をしていきましょう、というお話をさせていただきました。
【写真上】写経の用具。参加の方々はこの用紙を使って写経をします
【写真下】写経中の参加者(恵光寺ホール)
■9月23日(土)
猛暑日続きでヒガンバナが咲きません
秋の彼岸といえば強い朱色のヒガンバナがそこら中に咲きます。しかし今年は猛暑のせいで、ヒガンバナがなかなか開花しません。恵光寺の地蔵堂前のヒガンバナもまったく咲きませんでした。写真は9月30日にとったもので、やっと乳白色の茎の先に赤い蕾がつき出しました。いつもの2週間遅れです。
【写真】恵光寺地藏堂前のヒガンバナ(9月30日現在)。やっと赤い蕾をつけだしました
■9月24日(日)
ご先祖さまに合掌 少し参拝者が戻ってきました
今年の秋のお施餓鬼、参詣のみなさまにはお名前の五十音順に時間を決めてもらって、参拝者同士が密にならないようにいたしました。去年にくべて参詣の方々の数は戻ってきたような感じがいたします。参詣の方々、また世話をして下さいました総代、役員のみなさま、ありがとうございした。
■9月10日(土)~11日(日)
恵光寺の華道教室のメンバーも出展
平安神宮では隔月に献花展が行われ、日本の多くの華道流派が出展をしています。
恵光寺では隔週水曜日の午後に「華道教室」を行っていますが、洛西・仁和寺に伝わる華道の流派で「御室流」と呼ばれます。
今回の献花会の華展に恵光寺の生徒3人の合同作品も出展されました。
【写真】恵光寺の生徒3人の合同作品
(平安神宮の献花展で)
■9月29日(金)
満月と中秋の名月とが重なりました
旧暦8月15日にあたるこの9月29日は「中秋の名月」。
少し涼しくなりかけたこの日、ほんとにきれいなお月さまを拝むことができました。
今年は昨年に続いて中秋の名月と満月が重りましたが、必ずしも仲秋の月は満月、というわけでありません。月の軌道が楕円形だから、どこかでずれが出てくるのですね。
【写真】恵光寺から見た中秋の名月
■8月1日(水)~3日(金)
3日間連続 朝7時~8時 永観堂禅林寺境内・放生池にて
本山の夏の恒例行事。ご法主の3日連続の法話。境内の放生池畔でテントが張られ、床几に腰掛けて聴かせていただきます。
今年も連日100人を超える方々が来られ、熱心にご法主のお話を聴いておられました。自分で歩む「自力」の生き方、というのがある一方、阿弥陀さまのお慈悲の中にあることを喜んで生かせてもらう「他力」という生き方がある、という「二つの生き方」のお話を聞かせていただきました。私・亮淳も三日とも聴かせていただきました。
■8月6日(日)
8時より恵光寺の鐘楼で「さんが・いちはらの」主催の「ヒロシマ平和の鐘」法要が営まれました。
30人近くの方々が参加してくださいました。
最初に読経をし、8時15分には1分間の黙とう。そのあと、参会者全員が順に鐘を撞きました。導師を勤めた私・亮淳和尚は参会者の方々に対して、あの太平洋戦争中、沖縄で4人に1人が亡くなった悲惨な沖縄戦の話をしました。沖縄戦の総指揮をとって最期は自決した牛島満司令官、その孫である貞満さんがいま、沖縄戦をふりかえって「軍は民を守らない」と訴えておられることを紹介しました。
【写真左】千羽づるが吊るされた鐘楼で導師を勤める亮淳和尚
【写真右】当日の参加者が焼香台に置かれた折りづる
■8月15日(火)
去年、去年のお盆はコロナ禍ではありましたが、何とか2年ぶりに組寺の和尚さんにご参加いただいて勤め、今年もそのつもりでいましたが、大型台風7号の近畿襲来で急遽、恵光寺の僧侶だけで勤めることにしました。YouTubeで実況配信しました。
【写真左】施餓鬼壇の前で導師を勤める真我住職
【写真右】太平洋戦争で戦死した市原町出身の兵士の塔婆回向
■8月16日(水)
毎年8月16日の夜7時から、この一年の間に亡くなられた市原の方々・新精霊(あらじょうらい)の遺族が集まってみんなで「百万遍数珠くり」をし、お念仏を唱えて新しいご先祖さん、として参りをします。法要出仕は静林寺、恵光寺の2ヶ寺住職。導師は新精霊の中で最高齢の方の菩提寺住職が勤めます。今年は恵光寺が担当で9霊の方をお参りしました。
【写真】新精霊(あらじょうらい)法要。
恵光寺と静林寺の住職を中央に、参詣者は円陣を組んで大数珠を繰ります
■8月16日(水)
新精霊のお勤めのあと、参詣者は市原野児童館のグラウンドに移動して「ハモハ踊り「の奉納です。「ハ~モ~ハ~。ホ~イ」と繰り返して唱えて円陣を組んで踊ります。
【写真左】新精霊(あらじょうらい)さんをお浄土に送る動作をして踊る「ハモハ踊り」
【写真右】同じ時刻に、京都市中では如意ヶ嶽の「大文字」送り火
■8月23日(水)
恵光寺地蔵盆もコロナ第五波で、みなさんには来ていただかず、寺内だけて行いました。みなさんにお参りしていただけなかったことはとても残念でした。合掌
【写真左上】石仏さまには仏飯、カボチャの煮ものなどを柿の葉に盛ってお供養
【写真右上・右下】地蔵盆で読経
■7月1日(土)
毎年恒例の市原野児童館の子どもたちが恵光寺の七夕まつりに来ました。
子どもたちはささ飾りにつるす短冊にそれぞれ願いごとを書いて吊るしていました。
【写真】 ごどもたちの作ったたなばたかざり
■7月8日(土)
写経会のプログラムは次のとおりです
一心に写経をする、ほかのことを忘れる時間、これが大事なのかも。
かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心、これが写経で涵養されることを願っています。緒お誘いの上お越しください。
【写真】 写経と法話の会7月の様子 (恵光寺ホール)
■7月8日(土)
空爽やかな夏空
気温が25で以上になると「夏日」。30度以上は「真夏日」・35度゜以上は「猛暑日」と言います。今年は40度を超すことも、戸が予想されていますが、40度を超すと「酷暑日」というそうですね。
でもこの日は恵光寺のまわり、空気がからっとしていてとても気持ちよかったものですから写真にとりました。
■6月3日(木)
京都宗教者平和協議会総会に出席
戦争のない平和な世界の実現を願って活動している宗教者の会「京都宗教者平和協議会」の総会に出ました。会場は聖護院門跡。理事長の宮城泰年聖護院ご門主が、
「日本は、過去の戦争を教訓として戦争のできない国として今まで来たが、今や戦争のできる国になりつつある。何とかして《殺してはならない、殺させてはならない》」という教えを基に、宗教者として活動していきましょう」
というごあいさつがあった。
【写真】 総会での講演の様子
■6月7日(水)~
お坊さんは 「法式(おつとめ)」「布教(教えをひろめる)」「宗学(教義の勉強)」の基本三分野の研修が肝心
私ども浄土宗西山派の僧侶は、僧侶として、寺の住職として、常に研鑽を積まなければなりません。そのため宗派では通年を通して「法式」「布教」「宗学」の三分野について定期的に講習会が行われています。この6月・7月はそれが集中するときで、小生も出講のため、本山・永観堂に上りました。
【写真】 6月7日の「法式講究所」での研修風景。儀式での作法の練習がつづきます
■6月10日(土)
写経会のプログラムは次のとおりです
恵光寺の写経と法話の会は前半の写経と後半の法話で勤めています。
前半は午後2時から始まります。最初に読経、お念仏を申しての「勤行(ごんぎょう)」です。つぎに静座(イス坐禅)。身体の不要な力を抜いて呼吸を調える作法をしながら坐ります。これが終わると写経です。写すお経は『法句経』 2篇です。以上が前半。後半は亮淳和尚の法話です。その法話は約40分です。全体が終わるのは3時40分くらい・それからお茶を戴いて開山です。どうぞ、お誘いのうえ、お越しくださいますようご案内申し上げます
【写真】 写経と法話の会6月の様子 (恵光寺ホール)
■6月14日(水)
宗派の全国布教師会主催の研修で
本山の全国布教師会はこの時期に年次総会を開催し、その一環として研修が組まれていますが、今回は永観堂近くの《くろ谷金戒光明寺》に寄せていただきました。ご存知の通り、このお寺は浄土宗の本山で、その昔、法然上人が43歳で浄土宗を開宗、比叡山を降りて京都の町での布教の拠点となったところです。
くろ谷光明寺さんでは橋本周現執事長さまがとても親切に案内、説明をして下さりいい研修となりました。
【写真】 くろ谷金戒光明寺さんでの研修を終えて記念写真 (光明寺山門前で)
■6月15日(木)
白い大輪の花が梅雨の季節に映えます
庫裏玄関に泰山木(たいさんぼく)があります。モクレン科の常緑高木で、葉も固いし、大きいし、何といっても直径20㎝くらいにもなる大きな花です。花は白く9枚の花弁が上に向いて、お碗の状態で咲きます。何もかも大作りの木です。もとは花の形から盞(さかずき)という字を当てて「大盞木(たいさんぼく)」と書いたそうですが、その後「泰山木」の字が充てられたそうです。
【写真】 庫裏玄関のところで白い大輪の花をつける泰山木
■6月28日(水)
日本最古のお寺です
奈良の飛鳥といえばキトラ古墳、髙松塚古墳で有名ですが、今般は1400年前、聖徳太子誕生の地に建てられた「橘寺」と日本初の本格的寺院といわれる「飛鳥寺」に寄せていただきました。飛鳥寺は「飛鳥大仏」で有名ですが、この2つのお寺、田んぼの中に静かにあって、日本の仏教が広まる最初のお寺ということで、心静かにお参りさせていただきました。
【写真左】 聖徳太子が生まれた跡地に建てられた橘寺
【写真左】 「飛鳥大仏」で有名な日本最初の寺院といわれる飛鳥寺