恵光寺 和尚の日記

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恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。

 

■2010年4月3日~4日

嵐山西光院さんの輪番法要に出仕

お寺の充実化をねがって日々活躍する若い僧侶

嵐山に西光院という浄土宗西山派のお寺があります。 歴史もあるのですが、100年前の廃仏毀釈以降、いろいろ と苦難を経験してきたお寺です。

このお寺に10年前、24歳の若い和尚さんが晋山をしまし た。そしてこの10年の間に、お寺を修繕し、境内を調え、 檀信徒の集まるお寺に変え、今回みごとに法然上人800回 大遠忌を厳修されました。

好天、かつ嵐山の桜が最高に美しいとき、永観堂ご法主 をお導師に寺檀あげての大盛儀が勤まり、小生も二日に わたってお説教をしました。

仏さまの教えは人によって広まる、と申しますが、若い ご住職・藤賀多聞師のお寺経営と教化への情熱には敬服 することしきりでした。

いまの時代、お寺は求められている、それを全身全霊で 受けて立つ和尚さんがいる、ということはとても力強い ことです。がんばれ多聞さん!

この藤賀多聞師のご尊父さま(松尾来迎寺ご住職)と嵐 山の夜桜下でツーショット【写真上】。

そして義父さまである富士玄峰上人(神戸市は臨済宗明 泉寺の和尚さまで、現代社会にインドのお釈迦さまのみ 教えを広げるために努力してくださっているお坊さま) と同席しました【写真右下】。

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■2010年4月8日

市原寮のふれあいお花見会

みなさんといっしょに花を愛でることができました

恒例の市原寮お花見会に地元市原野社協のすこやか学級 の人たちも参加させていただきました。 小生も社協の会長として、美しく咲いた桜花の下でスピー チをしました。

西行法師の「ねがわくば 花の下にて 春死なむ その 如月の 望月のころ」という辞世の句を引用して、人の いのちは自分だけのものと思うと桜が散ると寂しく思う けれど、戴いたいのち、亡くなっても帰って行くところ がある、といただくと、逆に生きることが喜びになりま す、などとお話ししました。

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■2010年4月8日

永観堂の前法主さまのご慰労会

5年間、ご教導、ありがとうございました

この1月に5年の任期を終えて引退された永観堂89世小 木曽善龍猊下の法類会によるご慰労の会が行われました。 小木曽猊下が永観堂にあがられたのは86歳の時。このた び5年の任期を終えられ、91歳で退山されました。  「いまの時代だからこそ、安易な流れや思潮に妥協する ことなく、真実の教えを伝えていくことが坊さんの勤め だ」と重いご垂示を賜りました。

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■2010年4月11日

恵光寺で宗祖法然上人800回大遠忌お待ち受け特別伝道法要

恵光寺本堂に永観堂の声明(しょうみょう)が響きわた り、厳かな伝道法要が行われました。

この4月11日、早朝から降っていた雨も止み、この間の花 冷えも収まり、開始時の10時には本堂の外縁の障子も開 け放して法要ができる天候となりました。 法然上人800回大遠忌お待ち受け特別伝道法要は本山からの引っ越し法要、ともいえる内容です。

お説教が3名によって行われ(お説教はどれもわかりや すく、法然上人さまのお人柄と願い、そして念仏の教えがよく伝わったと思います)。また、法事部の声明(し ょうみょう)、勤行が恵光寺本堂内に朗々と響きわたり ました。

法要では中西新管長猊下のご巡錫、直々のご垂示は参詣 者にとって深い感激となりました。

法要の後、参加した人のお話を聞きましたが、「声明 (しょうみょう)が美しかった」「感激した」「涙が出 てきました」「ほんとうにお参りできてよかった」「千 載一遇のご縁を戴きました」「寺院数がそれほど多くな い宗派だからこそ、管長さまがこんな恵光寺にも来て下 さったのだ。永観堂の末寺でよかった」など、多くの人 たちからこの法縁に逢うことができた喜びを聞くことができました。

 

 

 

 

この日のようなイベントがより多く行われ、檀信徒とお寺と、そしてご本山とが一体となって念仏の輪が広まっていけばすばらしい、と改めて思いました。

写真上段:伝道法要の風景
写真中段:お待ち受け法要 出仕寺院の方々
写真下段:お待ち受け法要 恵光寺スタッ フの方々

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■2010年4月13日

丹羽観堂86世がご遷化

4月7日に93歳で亡くなられた永観堂第86世丹羽観堂猊下 の本葬儀が4月13日、愛知県刈谷市長善寺さんで行われま した。

小生が全日仏青時代に丹羽管長さまは永観堂におられ、 ずいぶんと激励をしていただきました。 その戴いたご恩に感謝しながらお参りをいたしました。

写真:自画像を祀ってのお葬式の風景

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■2010年4月18日

中西玄禮浄土宗西山禅林寺派管長・永観堂第90世法主の晋山式

この2月第90世法主の中西玄禮大僧正の晋山式がこの4月 18日、好天の下、永観堂禅林寺で行われました。 小生も宗内の寺院として、また京都府宗務支所長として 随喜させていただきました。

参詣者は600人を超え、境内、本堂はお祝いの優雅な雰囲 気につつまれました。 ご法主の厳かな立ち居振る舞いに、そしてご垂示に感動 しました。

これから5年間、どうぞお体をお大事になさって日本の、 世界の人々のためにご教導下さいませ。

写真右上段:永観堂境内をお練りで歩かれる中西猊下。

写真右下段:祝宴の席で中西猊下と歓談

写真下:お練りの式衆(3番目が恵光寺住職)。

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■2010年4月18日

ニューヨークNPT代表派遣激励ミニコンサート

4月18日(日)午後2時30分より恵光寺本堂で「九条静市 の会」主催、さんが・いちはらの協賛の「第1回平和コン サート」が行われました。

今回は5月にニューヨークで開催される核不拡散条約(N PT)再検討会議に恵光寺の真我が代表派遣のメンバー として現地新に行きますので、その激励も込めて行われ ました。 出演はソプラノの日下部祐子さん、ピアノの紺谷晶子さ ん、ヴァイオリンの岸野たまきさん、ピアノの小泉あん りさん、そして九条の会合唱団、久保高夫さんの詩の朗 読など、とても密度の高いすばらしい演奏会になりまし た。

最後に恵光寺の真我が決意を述べて散会となりました。 この記事は21日の京都新聞市民版にも掲載されました。

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■2010年4月22日~25日

御忌(ぎょき)

浄土宗の大行事であります法然上人の御忌法要が永観堂 で行われました。小生も「始経師」という配役で出仕し ました。

写真:法然上人絵像

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■2010年4月22日~25日

芳子が「華道京展」に出展

このたび、第61回「華道京展」が「時季(とき)あらたに」 というテーマで、大丸京都店6階で開催されました。
恵光寺の芳子は、同門の3名といっしょに御室流の代表として出展。
折しも日本の女性宇宙飛行士・山崎直子さんが宇宙へ行 かれたこともあり、蘭、ミリオンなどの花材を使って「私たちのスペースシャトル」というテーマで作品を仕上げました。

写真右:芳子らの作品「私たちのスペースシャトル」

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■2010年5月1日~8日

真我がニューヨークNPT行動に参加

恵光寺の真我は5月1日に成田からニューヨーク国連本部 で開催されている核不拡散条約(NPT)再検討会議が 成果を上げるよう、世界中の人々とともに署名活動、ア ピール活動などの大行動に参加しました。
そしていろんな人と交流をして5月8日に帰国しました。
みなさま方のご支援に感謝申しあげます。
なお、このNPT会議は5月28日、全体会合を開き、核を 減らすと同時に核兵器を持つ国を増やさないための64項 目の行動計画を盛り込んだ最終文書を全会一致で可決し ました。最終文書の採択は10年ぶりです。

写真右:日本の核兵器廃絶署名6,901,037筆を前に。
写真下:仲間といっしょに。左端が真我(ニューヨーク)

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■2010年5月13日

比叡山青龍寺参拝

浄土宗西山禅林寺派京都府宗務支所の事業として宗祖法然上人の800回大遠忌を記念して京都府宗務支所管内の僧侶が比叡山は黒谷・青龍寺に結集しました。
黒谷・青龍寺は法然上人が少年期から一切経を拝読され、 血の出るような求道の25年を過ごされ、ついに43歳のと き、善導大師の観経疏の一節によって回心、浄土宗を開 宗された大聖地です。
当日は比叡山ドライブウェイの峰道駐車場から1.5kmの林道を中西玄禮ご法主を先頭に念仏行脚をして青龍寺 に到着。
青龍寺では中西玄禮導師の下、岸野亮淳京都府宗務支所長が「結集の疏」を奉読。そして念仏礼拝、誦経が行われ、感動的な法要が勤まりました。

写真右:比叡山中を念仏行脚して青龍寺を参拝

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■2010年5月16日

御室流の「華務職」の親授式

真言宗本山・仁和寺は華道御室流の家元でもあります。
この5月16日には第94回流祖奉献全国挿花大会が行われ、 恵光寺の芳子も出品しました。また、宸殿において職階、 称号の免状を家元より直に手渡される「親授式」が行われ、芳子は「御室流華務職」を拝受しました。

写真:出展したお生花の前で写真におさまる恵光寺・ 芳子

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■2010年5月18日

比叡山青龍寺に今度は禅林婦人会の方々が参拝

浄土宗西山禅林寺派の禅林婦人会が同じように比叡山の 黒谷・青龍寺に総勢120人で参拝をしました。恵光寺から 4名が参加しました。

写真右:比叡は黒谷・青龍寺で。一切経が収納されてい る「報恩蔵」前で恵光寺から参加の方。

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■2010年5月22日

恵光寺新緑ミニコンサート

恵光寺の毎年行っているミニコンサートも今回で9回目。 (今回はシャンソンということで、夕方6時の開演でした) 昼間はよかった天気も夕方になって厚雲におおわれ雨降 りを心配しましたが、何と終演までちました。
今年は「心を歌うヴォーカリスト/渋谷文太郎さんのシャ ンソン」でゆたかな時間を過ごしました。ワインも出ま したしねぇ。
当日来ておられた一人のご婦人。
「私は闘病中ですが、恵光寺のコンサートを聞かせても らい、生きる勇気をもらいました。《生きるって大変だ けどこんなにもすばらしい音楽に出逢えるなんて》と思 ってその夜は興奮して眠ることができませんでした」と。
あちこちの方から「よかった、すばらしかった」とい ってもらっています。なお、バックはピアノ/藤井晴世さ ん、ヴァイオリン/岸野たまきの演奏でした。

写真右:本堂の向背で歌う渋谷文太郎さん
写真下:本堂前のステージと境内の特設観客席

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■2010年5月25日

洛北ロータアクトが恵光寺で写経

洛北ロータアクトのメンバー12人が恵光寺に来寺。正座、 数息観を実践して心身ともに落ち着いたところで写経を しました。住職が法話をし、和やかなうちにも緊張のあ る時間をもちました。

写真:本堂で写経をする洛北ロータアクトのメンバー

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■2010年5月1日~8日

ニューヨークNPT行動の感想 岸野真我(寄稿)

ニューヨークNPT行動のメインであるパレードには、日本から1500人、世界中からは20,000人近くの人々が集まりました。
それぞれのアピールがあり、歩行者やメディアの目にしっかり留まったと思います。
私は宗教者平和協議会の枠でパレードに参加しました。
これは仏教だけでなく、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、さらには神道まで参加し、大きな交流の場にもなったのです。そこは他宗教の人々とは思えないほど隔たりのない場でした。宗教の違う人々が同じ方向を向いて活動する、ということに新鮮さと感動を感じました。素晴らしい交流をもつことができました。
パレードは700万筆の署名を積み上げ、アピールをするために、終着地である国連前ハマショルド広場に向かいました。

ニューヨークNPT行動のメインであるパレードには、日本から1500人、世界中からは20,000人近くの人々が集まりました。
それぞれのアピールがあり、歩行者やメディアの目にしっかり留まったと思います。
私は宗教者平和協議会の枠でパレードに参加しました。
これは仏教だけでなく、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、さらには神道まで参加し、大きな交流の場にもなったのです。そこは他宗教の人々とは思えないほど隔たりのない場でした。宗教の違う人々が同じ方向を向いて活動する、ということに新鮮さと感動を感じました。素晴らしい交流をもつことができました。
パレードは700万筆の署名を積み上げ、アピールをするために、終着地である国連前ハマショルド広場に向かいました。 するとNPT再検討会議議長カバクテュラン氏、国連上級代表デュアルテ氏が多 忙の中、1時間の遅れがあったにも関わらず、広場でパレードの到着を待ってい ました。そして「私たちはこの目で見て、署名を直接受け取りたい。」とおっし ゃったのです。パレードの参加者は非常に喜び、感動しました。

「核廃絶の声届かず」と言われることもありますが、私はそうは思いません。 NPT会議を代表する2人が自ら直接署名を受け取ってくださったのですから・・・ 私たちの声は、世界に届いたと感じています。

【写真上】日本の核兵器廃絶署名700万筆を前に。右から2番目が真我です
【写真中】ニューヨークの市中で集会をする世界の宗教者
【写真下】6月8日に恵光寺で行われたニューヨークNPT行動の報告をする真我

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■2010年6月2日から3日間

奈良薬師寺での研修会に参加

仏教伝道協会の第40回実践布教研究会に参加してまいりました。 会場は遷都1300年で大にぎわいの奈良・薬師寺さんです。 会場の奈良薬師寺は「あおによし」の枕詞がそのまま風景になっている、夢のようなところでした。 金堂での朝のお勤めは、あの有名な薬師如来さま、日光、月光両菩薩さまの真ん前で読経、声明を聞かせていただいたときには、時を超えて白鳳の時代にいるのか、と思うくらいでした。 また薬師寺の白鳳の文化を1300年もの間、いろいろな困難に耐えながら、守り、伝え、発展させてこられた歴代のお坊さま方のご努力、ご精進に頭が下がりました。 研修では、錚々たる講師の先生による奈良仏教の教義、歴史のお話はとても興味深く聞くことができました。

また3回にわたって行われた分科会ではみなさん、真剣な討議をされ、これからの布教実践をしていく上でとても心強いものを感じました。

【写真上】研修会での討議の様子
【写真下】朝、境内のあちこちで勤行

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■2010年6月6日

三鈷寺を参拝清掃いたしました

この6月6日の午前9時45分から 京都府宗務支所は西山上人のご廟である三鈷寺を参拝、西山上人が活動の拠点としておられた往生院跡の清掃をさせていただきました。
今回は中西玄禮法主も参加され、一同気合いが入りました。
報恩のいい汗を流瀬戸改めて合掌礼拝。

【写真上】三鈷寺の本堂(西山上人のご廟)でのお勤め。導師は中西ご法主。その後が小生
【写真下】三鈷寺往生院跡をきれいにする参加者

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■2010年6月14日

本山の西国講習会出講 坂村真民さんのお墓を参りました

6月14日は愛媛県松山市で行われました宗派の西国講習会に出講いたしました。 その合間をぬって道後温泉は宝厳寺さんを参拝。このお寺は時宗の祖・一遍上人のお誕生の地煮立てられたお寺です。 また坂村真民さんのお墓も境内にあり、今回お参りをしてきました。

【写真上】松山市道後温泉にある宝厳寺さん。
一遍上人誕生の地。
【写真下】宝厳寺境内にある坂村真民さんのお墓に詣でる

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■2010年6月17日

神戸の真光寺参拝

6月17日は神戸港近くにある真光寺さんを参拝。このお寺は時宗の祖・一遍上人の墓所。久しぶりに夫婦で参拝しました。

【写真】一遍上人の墓所で(神戸港・真光寺さん)

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■2010年6月29日

市原野社協主催『介護者の会』に参加しました。

「介護者の会」は、障がいを持った方や高齢者を介護す る人たちの大変さを語ってもらい、聞く人たちがまた学 び、発言していく会です。わが市原野にも社協が地域包 括支援センターとが協働して発足したものです。

「介護」はとても大変なことです。介護をする人の本音 をききながら、そのつらさを少なくするためにどんなこ とができるか、またどんな公的介護サービスがあるのか、 などを考えました。ですから、介護者の会に集う人は当 事者家族やボランティア、専門家だけでいい、というの ではなく、お隣さん、といわれるふつうの人も参加すべ きもの、と思いました。

【写真】介護者の会の模様

 

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