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恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。
法式講究所開講
■2018年7月2日〜3日
お坊さんが基本的な作法を学ぶ講究所 宗派の僧侶が法式・作法・勤行・荘厳についてより深く研鑽する場。年に2回、一泊二日で行われます。
【写真】 講究所に参加する僧侶
■2018年7月5日~7日
自治連、自主防災会、消防団、社協などが避難所で活躍 7月5日は昨年の北九州集中豪雨からまる一年の日。この日、ここ関西、中でも京都市のかなりのところで避難準備、指示が出、市原野では朝7時すぎに市原野小学校と市原野会館とが避難所となりました。小学校には鞍馬学区の人たちもいっしょに避難。小学校は休校になりましたが、校長先生ら管理職の先生は夜も詰めておられました。地元の自治連、自主防災会、消防団、社協などの役員、ボランティアらが、地域の見回り、避難者のケア、一部出水箇所への土嚢積みなど、緊張した3日をすごしました。区役所データでは、最終的には市原野学区で避難をした人は累計で77人となっています。
今回の豪雨は西日本の広島、岡山、愛媛などで大洪水を引き起こし、200人を超す方が亡くなられました
【写真右上】 泥水化して増水の鞍馬川(市原橋から東方の叡電鉄橋をみる)
【写真上】 避難所となった市原野小学校 (いずれも7月6日朝)
■2018年7月7日
子どもたちが来る行事です。もしものことがあったら、と中止にさせていただきました恒例の「七夕まつり」、毎年なら笹飾りを作り、震災支援のための短冊を書いたり、現地の人のお話を聞いたりする子ども中心の行事。最後には流しそうめんがあってとても賑やかになる行事です。今年は豪雨のため急きょ、中止にしました。
「落語塾」「恵光寺寄席」は延期して行います。どうぞそのときにお越しください
また、夕方からおこなわれる「落語塾」「第3回恵光寺寄席」も同じ理由で中止。掲示板に大きく書いて貼り出したり、メールで知らせたりしました。この「落語塾」「第3回恵光寺寄席」気来月9月9日の日曜日に延期開催となりました。
■2018年7月7日
豪雨で不安な気持ちのところに訪問できました 社協は、例年の要見守りの高齢者、障がいを持った方への「たなばた配食」を実施しました。豪雨の中でしたが、市原寮の厨房で作って戴いたものを社協のボランティアがお弁当にして、手分けしてお配りします。今年は170人分のお弁当を、笹かざり、メッセージを添えて持って上がりました。
小生も配達車の運転と訪問のお手伝いをさせてもらいました。豪雨の中を不安な気持ちでおられるお一人住まいの方とお話ができてよかったです。
【写真】 豪雨の日、たなばた配食のお弁当をつめる社協ボランティアみなさん(市原寮 7月7日)
私は配達係をさせてもらいました
■2018年7月9日
たくさんのかたがおあつまりになりました 施設では利用者の方々に身心ともに現状をキープしていけるよう、いろいろな工夫をしていますが、ここ友々苑も、そのうちに一つに講話があります。今回も小生が寄せていただきお話をさせていただきました。
戦争中にこの市原野にも西京区の桂というところから集団疎開の子どもたちが来ていた話を紹介しました。戦争経験、戦後がんばって生きてきたこと、いまこうやってここにいられることなど、人生の来し方を考えながら、いま生きていることを喜ぼう、とお話をさせていただきました。
【写真】 友々苑でお話をする恵光寺住職 (7月9日)
■2018年7月12日
毎月第2木曜日のミニミニデーで私の時間 毎月第2木曜日に市原野会館で行われる市原野社協のミニミニデー。お昼前のしばらくの間、小生の時間というのがあってそこでお話をしています。参加する人たちがとてもうまく聴いて下さるのでありがたいことです。戦争を経験した人たちが、戦争の悲惨さを伝えることが若い人に生きる希望を与えることになる、とも伝えました。
【写真】 市原野の「すこやか健康学級(ミニミニデー)」の様子 (7月12日)
■2018年7月13日
年度初めに行われる定例研修会市原野の社会福祉協議会は年度初めに理事・評議員会を開いて事業、会計の承認を得ますが、その内容を実際に動いて下さるボランティアのみなさんと共有をする、というねがいで行われる全体会です。
今年は社協創立30周年という年なので、どんなことをするか、など協議しました。
【写真】 市原野社協のボランティア全体会(市原野会館 7月12日)
■2018年7月14日
第51期 (2018年6月~年9月の第2回目) 恵光寺の写経会では「法句経(ほっくきょう)」を書いています。連続3回は同じお経です。今回のお経のひとつは次のとおりです。
華の香りは風にさからいては行かず センダンもタガラもマリカの香りもまたしかり。されど善きひとの香りは風にさからいつつもゆく。善きひとのちからはすべての方向に薫る
(友松圓諦師訳)
■2018年7月18日
光台に見しは 見しかは 見ざりしを 聞きてぞ見つる 白河の関 わが西山派の祖・西山上人が1229年頃、奥州に向かう道中、白河の関あたりに差しかかった時、常随の蓮生上人に「白河の関はどのあたりですか」とお尋ねになったところ、「たった今通り過ぎた所が白河の関です」と答えられました。有名な白川の関は、西山上人の時代には既に廃れていたのですね。その時に西山上人が詠まれたのがこの有名な和歌です。
聞かなかったら知らないまま通り過ぎていたのに、聞かせてもらって初めてあのりっぱな白河の関のことが見えてきたものだ、という意味ですが、これはお浄土も自分の目では見えないけれどお釈迦さまのおことばによってわからせてもらうのと同じことだ、という意味が込められています。
この度、副住職が法類の研修で、白川の関を訪れ、その歌が彫られた石碑のまえに立ちますと、西山上人のお気持ちが伝わってくるようでした。
【写真】西山上人の御歌が彫られた石碑(白河の関)
■2018年7月20日
学問に勤しむお坊さんがたの研究発表会 仏教、宗学、仏教に関する歴史、文化、芸術、そういうものを学問的に究明していこうとする禅林学会主催の「夏安居(げあんご)」が2日間、開催されました。若い人の発表を聞くとたのもしいですね。
【写真】 夏安居の様子 (本山・永観堂・鶴寿台 7月20日)
■2018年7月20日
子どもたちの夏の季節のたのしみの会 いろんな出し物を用意し、夏の宵を地域の人がいっしょに集まろう、という毎年の行事。小生もオープニングに立ち会いました。世代を超えて地域の人たちのお世話するイベント、そんな中で子どもたちが市原野の子として大きくなってくれることを喜んでいます。
【写真】 いかにも夏、という感じで集まった子どもたち(市原野児童館)
■2018年7月28日~29日
次から次へと天候異変台風12号が、以上に小笠原諸島から北西と移動、夜中に静岡から西に方向をかえて三重に上陸。「逆行コース台風」と呼ばれ、京都、山陽を通って九州に大雨を降らしました。
そのため予定されていた恵光寺の役員会が延期になりました。
■2018年7月29日
藤原惺窩400年の行事に寓居のある市原野里のみなさんと交流を、と
兵庫県は三木市文化振興財団の大林繁教館長補佐ら5名の方が来訪。来年が藤原惺窩400年なのでその行事の宣伝と、この秋に地元エフエム放送で聖歌特集をしているがその一コマに市原の里のことを話してほしい、という依頼を受けました。
【写真】 三木市文化振興財団の方がたといっしょに(恵光寺本堂前)
■2018年8月1日〜3日
久我儼昭新法主、初めての登壇
永観堂で今年の緑蔭法話始まりました。現法主になって初めての法話会。テーマは「釈尊のみ教えに学ぶ」で、初日から順に「人生は苦か」「釈尊の平等思想とその展開」「釈尊教団の出家者と在家生活者」という講題でお話されました。三日間で450人くらいの方が来られたそうです。恵光寺から6人参加。
【写真右】 緑陰講座でお話になる久我新法主(永観堂の放生池畔)
【写真上】 聴聞者にふるまわれた小豆粥(お粥の種類は日替わり)
■2018年8月4日
第31回目の「比叡山宗教サミット」で世界の宗教者が恒久平和を祈念
今回31周年の宗教サミットが比叡山、京都市で行われ、森川宏映天台座主は「世界平和祈りの集い」で「平和祈願文」を読まれ「平和を考えるとき、一番重要なのは他者の存在を受け入れ、弱者に対する配慮を欠かせない」と発信。あらためて、今の世の中、武力の戦争がないだけでは平和ではない、人がおたがい心の平安をもってこそ、平和な世界が到来する、ということを新たに感じました。
【写真】 世界平和安乗の集いのポスター
■2018年8月5日・6日
テーマは「凸凹和(でこぼこわ)」
京都在住の若い宗教者が企画・立案・運営をして行われた「凸凹和」。5日~6日の「京都平和の集い」の5日の分。「いろんな違いを持つ私たち。そんな凸凹な私たちが互いを認めることこそ平和の一歩」というキャッチコピーで開催されました。真我がスタッフとして参加しました。
【写真】 郭辰雄さん、野田淳子さん、阿比留高広さんら3人による講演会
(三条京阪の檀王法林寺)
■2018年8月6日
8時15分に平和の鐘
さんが・いちはらの主催の「ヒロシマ・平和の鐘」。8時に恵光寺鐘楼で原爆犠牲者追悼法座。15分に黙祷、鐘を撞いて犠牲の方々の追悼と核兵器廃絶を祈願しました。
【写真】 追悼の鐘を撞く参詣者(恵光寺鐘楼)
■2018年8月9日
戦争当時の体験を語ってもらうイベント
市原町のぽかぽか茶屋で「戦争の記憶」イベントがあり、3人が語り部として登場。中西彦介さんが戦地に子を出兵させる親の気持ちについて、渡邊清子さんが1945年7月29日の舞鶴海軍工廠爆撃について話されました。戦争の悲しさ、酷さがひしひしと伝わってきました。小生も1945年3月~4月に開設された恵光寺寮での桂国民学校児童の集団疎開のことを話しました。
主催者の白田さん、中村さんがたにはお世話になりました。
【写真】 ぽかぽか茶屋「戦争の記憶」の様子(市原町 二軒茶屋)
■2018年8月15日
ご縁のない方々までお参りする、という法界施餓鬼
お施餓鬼は自分の家の先祖をお参りするだけではなく、一切の精霊をお参りする、という心で勤めます。これを法界施餓鬼といいます。たくさんの方にお参りいただき、ありがたいことです。
【写真】 盆施餓鬼法要の様子 (恵光寺本堂)
■2018年8月16日
この1年に亡くなった初盆の方々の霊にお供養をします
市原の在所で、この一年に亡くなった方々の初盆参りが静林寺さんを会所でおこなわれました。百万遍念仏数珠繰りをして新精霊さんを極楽浄土にお送りしました。法要の後、会場を川島織物セルコン前広場に移し、ハモハ踊りが奉納されました。踊りはそのまま「鉄扇踊り」「江州音頭」となって盆踊りとなっていくのです。
■2018年9月2日
わが町はみんなできれいに、というまちづくり
市原野では毎年9月第1日曜日の午前に洛北一斉クリーン作戦をしています。主要な街道を中心に掃除をするのですが、毎年1000人くらいの住民が出仕します。
【写真】 清掃をする町内の参加者
■2018年9月4日
恵光寺では参道を桜の枝がふさぎました
9月4日、20年ぶりの強風台風というわれる台風21号は近畿、京都を直撃。猛烈な暴風で私たちの地域は倒木が激しく、道路不通、電車不通、停電、と生活に大きな支障が出ました。近くでは雲ケ畑、静原、貴船、大原、鞍馬、鞍馬以北の山間の町の方がたも大変な思いをされました。
あらためて緊急時に対する生活、心の準備が求められ
ている、と思いました。
【写真上】 横なぐりの激しい雨に見舞われる恵光寺の南側の庭
【写真右】 強風で桜の枝が折れて参道坂道を塞いだ。塞いだ枝
を除去する副住職
■2018年9月6日
北海道全道が停電
未明の3時8分、北海道胆振東部を震源として発生したマグニチュード6.7、.震度7の大地震。北海道内全域300万戸が停電という前代未聞の人災も。
【写真】 胆振地震で山の斜面がずり落ちて山肌が痛々しい
■2018年9月8日
第48期(2017年9月~11月の第1回)
恵光寺の写経会、この9月は第51期(2018年6月~9月の3回)で、写すお経は「法句経第54番」と「法句経第253番」です。
「法句経第253番」は「若己称無瑕 二事倶幷至 但見外人隙 恒懐危害心」というお経。
現代語に訳すと「人というものは他人の過(とが)をさがし求めては怒りの心をもってしまう。それで悩みがどんどん増えていくのだ。」というものです。
どうぞ、写経にご参加ください。すこしでもごいっしょに心を調えていきましょう。
■2018年9月9日
桂七福さんが2席披露
恵光寺はぁとふるプロジェクトのひとつとして、落語会を開催。桂七福さんに2席披露して頂きました。演題は「動物園」「播州皿屋敷」。最後に質問コーナーもあり、大いに盛り上がりました。
桂七福さんが恵光寺に来て下さるのは、これで3回目です。被災地のお酒の販売もありました。
【写真】 熱演の桂七福さん
■2018年9月13日
恵光寺の施餓鬼壇は春秋両彼岸、お盆の年3回、檀信徒のみなさまの先祖供養の祭壇として長年、万徳の妙用をいただきました。長年の修行で一部損傷も生じてきたので、今般、新調することになり、お精念を抜く「撥遣、お焚き上げ法要」を行いました。
【写真】 施餓鬼棚を本堂前に置いて撥遣法要
■2018年9月24日
新調の施餓鬼棚の開眼式も
この秋のお施餓鬼法要、みなさま、ようこそお参りになりました。
今回は恵光寺の施餓鬼棚が新調され、この法要の冒頭に開眼法要が行われました。
新しい施餓鬼棚はあちこちのお寺さんの施餓鬼棚を参考に住職が設計したもので、製作は福本仏具木工所が担当してくださいました。棚は黒の面朱で、小ぶりですが白木の四十九院塔婆がきれいに立ち並び、美しさが感じられます。
【写真】 新しい施餓鬼棚を前に開眼法要
■2018年9月29日
台風24号接近の悪い日になりましたがそれでもみなさん、集まってくださいました
恵光寺では、十夜法会を寺当番の交代期としていて、新旧当番さんの顔あわせの会を役員、総代・世話方、女性会スタッフも参加して行いました。恵光寺の行事の説明、今後の事業の展望なども報告がされました。
【写真】 恵光寺のスタッフの会(9月29日/恵光寺庫裏)
■2018年10月2日
副住職・真我がアーユス関西の尼崎でのフィールドワークに参加
NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワークのフィールドスタディでは、今回は新しい地域づくりで注目を集める尼崎市を訪れました。そこで紹介された 「みんなの尼崎大学」。これは本当の大学ではなく、授業をしたい人が授業をし、聴きたい人が聴く、自由参加型のプロジェクトです。授業のテーマは、講師の好きなことや得意なこと。地域との新しい関わり方に驚かされました。
【写真】 尼崎のまちを歩く参加者
■2018年10月7日
台風にはらはらさせられながらの運動会
市原野学区で毎年おこなわれる区民運動会。地域の人たちが一丸となって盛り上がる行事です。今年は台風が接近している中、なんとか開催することができました。競技は市原野の9チームで競い合います。なんと恵光寺のある篠坂町が優勝しました。-
【写真】準備運動をする参加者
■2018年10月9日
台風被害の大きかった月輪寺で副住職・真我が京都青年会のボランティア活動で出仕
愛宕山にある清滝月輪寺は、法然上人二五霊場の第18番目のお寺で、九条兼実公と空也上人のお像が安置されています。2012年の集中豪雨で大きな被害を受けました。愛宕山の非常に深いところに位置するので、支援が届かず困っておられます。難しい問題です。-
【写真】山から落ちてくる水を逃がすために水路を設置しました
■2018年10月14日
秋空に晋山の盛儀
永観堂禅林寺では久我儼昭法主の晋山式がりっぱ、かつ厳かに行われました。
久我法主は91世の法灯を護る決意をのべ、来たる浄土宗開宗850年に向けて教化宣布の意思を仏前で表明されました。式には約600人が参列、恵光寺から中西彦介、梅原恒雄両総代が出席しました。
【写真】晋山式の行道の様子
■2018年10月20日
担当は震災のあった北海道の高橋泰隆さん
担当は北海道の高橋泰隆さん。最初に北海道地震に対するみなさんのお見舞いと支援に対し、ていねいにお礼をおっしゃり、それからお話が始まりました。お話は声帯摘出手術をして声が出ないにもかかわらず、一山の住職としてりっぱに大導師をお勤めされた曽祖父ご上人のその信心の深さを紹介されました。
【写真】お説教をされる高橋泰隆さん
■2018年10月21日
法然上人の霊場のうち、第14,15番を参りました
好天の下、法然上人霊場の第14番正林寺さん(東山区渋谷街道)と第15番源空寺さん(伏見区瀬戸物町)の2ヵ寺を参拝。2ヵ寺とも和尚さまがお寺のいわれ、念仏のみ教えをご丁寧にお伝えくださいました。そのあとは伏見区の寺田屋見学、そして宇治のレストランで昼食。食後は自由行動で、各自抹茶アイスの店探しや宇治上神社組や平等院組に別れました。天気がよかったのでみんなゆっくりといい時間を持つことができました。参加者は21人。
【写真】伏見・源空寺にて記念撮影
■2018年10月27日
恵光寺はぁとふるプロジェクトの事業恵光寺上映会で、「一陽来復」という映画を見せてもらいました。東日本大震災から六年、辛い思いをしながらこ六年間を生き抜き、その中で生きる希望を持つようになった人々のドキュメンタリー映画です。 映画の後、参加者が感想を述べあいました。
【写真】映画上映会の様子
■2018年11月3日
天候に恵まれて秋まつり毎年行われる地元の秋まつり。今年は好天に恵まれ、なによりでした。 人びとの収穫を天地に感謝をする営みが、いかに人々の心をゆたかにしてくれます。
■2018年11月3日
11月3日に高砂市の十輪寺さん 高砂市十輪寺さんは古刹で、法然上人二十五霊場の第3番霊場です。
もともと弘法大師の地蔵菩薩の感得を勝縁に1200年前、この地に鎮護国家の祈祷所として創建されたお寺。そのあと400年後、法然上人が讃岐(いまの香川県)に流罪となって行く途中、この地に立ち寄り、漁夫たちを念仏教化した、と伝わるお寺です。
このお寺は何十年にわたって毎月第1土曜日に「十輪寺のつどい」という座禅と聴聞の座を開いておられます。今回ご縁を戴いて寄せていただきました。
【写真】 高砂市の十輪寺さん。法然上人の二十五霊場第3番札所です
11月27日に加古川市の長福寺さん
加古川市の長福寺さんは7年前の9月4日、台風12号による土砂崩れで本堂や庫裏をすべて失いました。
しかし、その後、お寺の人びと、地域の人々、いろんなボランティアのひとびとが一体となって「災害に負けないお寺!」を標榜して日夜奮闘しておられ、ほんとうに「人々のための生きた寺づくり」をしておられます。
今回、本堂もないところですが、被災後新しく建てられた庫裏の座敷を本堂としてお十夜が勤まりました。私もそこでお説教をさせていただいたのでした。参詣の方々のにこやかな笑顔がすばらしかったです。
【写真】 加古川市志方の長楽寺さんのお十夜でお話をする恵光寺住職
■2018年11月9日
西山派の派祖・西山上人のお誕生をお祝いする法要 本山永観寺は紅葉シーズン真っ盛り。毎年この日には派祖・西山上人のご生誕をお祝いする降誕会が行われます。禅林婦人会の総会も午前中に行われ、錦秋の中、お念仏の集いに心の安らぎを憶えました。恵光寺から4名が参拝しました。
【写真】降誕会では御詠歌の奉納が行われます
■2018年11月11日
秋空の下、地域のみなさんがたくさん参加くださいました 市原野社協は1988年に発足、今年が30周年。その記念に市原野小学校のPTAの「あきまつり」とドッキングさせて記念イベントを行いました。小学校を会場に子どもから高齢者、そして地域の施設の利用者の方がたもいっしょになって、ステージ、展示、ゲーム、物づくり、作品展、模擬店など、楽しみました。
式典は洛北中学校吹奏楽部によるオープニング。途中に子どもたちと社協のフラグループによる息のあってショートフラだんす、最後は市原野小学校児童の歌、市原寮のデーサービス利用のみなさんの手づくり「くす玉割り」でもりあがりました。
【写真右上】小学校正門前にたてられた看板
【写真上】式典で挨拶をする恵光寺住職
■2018年11月13日
鞍馬・静原、市原野の各種団体が一堂に会して意見交換市原野会館で鞍馬、静原、市原野の3町合同のSOS会議。各3町の自治連合会、社協、消防団、自主防災会、民生児童委員会などの各種団体長、そして地域のお医者さん、地域の施設の相談員が一堂に会して意見交換をしました。
会議では7月豪雨、9月の台風による停電、道路不通、叡山電車不通などの被害状況、地元の対応、災害復旧の状況、要援護者への対応などが紹介され、実際に開設された避難所の状況と運営の仕方・問題点について意見の交換が行われました。
主催は左京北包括支援センター。これからの災害に対する私どもの認識を高めなければならない、と痛感した次第です。
■2018年11月14日
恵光寺女性会の方がたがお弁当作り 阿弥陀さまの前でお念仏をとなえてこの一年の五音にお礼を申し上げる法会。法要は6時から始まりますが、それまでに女性会の方がたがお弁当の準備をしてくださいます。6時から小一時間、諷誦文回向(ふじゅもんえこう)というお勤めが行われ7時からお弁当をいただく「お斎(とき)タイム」。7時30分から十夜正座法要、8時からお説教です。
今年のお説教は大谷大学のロバート・ローズ先生。往生要集のお話で、人は日ごろの行いが地獄に生まれたり極楽に生まれたりする、という往生要集の教えが、のちに法然上人の浄土念仏の教えに多大な影響を与えた、と丁寧にお話になりました。
【写真右上】お話をされたロバート・ローズ先生
【写真上】お話を聴く参拝者
■2018年11月16日
名士・大江真道さん、望田幸男さん、須田稔さん、宮城泰年さんの米寿を祝う会 京都宗教者平和協議会ではそれぞれの分野で平和と人権を守る教育と活動を指導してきてくださった1931年生まれ、今年88歳の米寿を迎えられた4氏をお招きして「米寿を祝い、勇気をいただくつどい」が聖護院御殿荘で開催されました。
4氏は大江真道さん(日本聖公会司祭)、望田幸男さん(同志社大学名誉教授、ドイツ史)、須田稔さん(立命館大学名誉教授、アフリカ・アメリカ研究)、宮城泰年さん(聖護院門跡)の4氏。
小生は僭越にも宮城泰年門跡に対してお礼のメッセージをいう良縁に巡り合いました。
「聖護院は山伏の修行者の教団です。山伏は体全身で大地、空気、水、火と接触して修行するから、大自然に育まれ、結果、自然、人びと、ひとつひとつの事象について大事にする姿勢が培われる。宮城先生を拝見していると、常に相手のことを大事にする、という姿勢があります。今のようにものごとを市場原理、経済発展のみがすべてというのはおかしい。いま、まさに人間、ひとりひとりの思いを大事にする社会を作っていく必要がある。引き続きお教えいただきたい、とスピーチしました。
【写真】米寿お祝いのつどい会場(聖護院御殿荘)
■2018年11月22日
浄土宗西山深草派誓願寺第102代ご法主がご遷化 浄土宗西山深草派管長、浄土宗西山深草派誓願寺第102代法主である井ノ口泰淳猊下がなくなられ、この日に本葬儀が行われました。龍谷大学でインド学の教鞭をとられ、大学者でもありました。
ご自坊は三条京阪近くの超勝寺。現役の時は地元・新洞学区の社会福祉協議会会長もしておられ、そんな関係でも親しくさせていただきました。合掌。
【写真】誓願寺第102代井ノ口泰淳ご法主の本葬儀会場(新京極誓願寺)
■2018年11月29日
施設にはいろんな形でボランティア支援している人たちがいます 市原寮では、関連施設も含めて施設の事業にボランティアとしてサポートする人たちがたくさんいます。そのようなボランティアさんたちが一堂に会して交流をする会です。ほんと、ステージ、書道、脳トレ、傾聴などいろんな分野の人たちがいろんなかたちで活動しておられるのです。
【写真】 ボランティア交流会であいさつをされる野口施設長(しょうざんリゾートで)
■2018年12月2日
洛北発電所で再生エネルギー学習 今年の市原野子育てネット会議が主催の後期ふるさとウォークは市原町の西の端にある洛北発電所の見学。児童館に集合した子ども約30人、大人約60人の人たちが往復歩いて関西電力の洛北発電所を見学。再生エネルギーについて学習しました。帰途はクリーンセンター広場でゲーム仕様のクイズで自然エネルギーについて考えました。
【写真左】 洛北発電所。手前の鞍馬川にタービンを回した水が放出されている
【写真右】 参加者は市原山のすそ野をウォーク
■2018年12月8日
今年最後の写経。成道会の日にさせていただきました 今年も一年間、みなさん、ようこそご参加くださいました。 連日暖かい日が続いたのにこの日だけは寒かったようです。しかし、みなさん一年のしめくくりの気持ちで写経に臨んでいただきました。来年もどうぞお誘いあわせのうえ、多くの人のご参加をお待ちしています。
【写真】 この日は年末の写経会ということで参加者の記念撮影
(恵光寺本堂)
■2018年12月10日
地域の高齢者が参加 毎年この時期に市原野保育園では作品展を開催。この日は地域の人たちにお誘いがありました。園児さんたちのエイサーの演舞や力作のすばらしい絵や、紙粘土、そしてドングリや枝など、自然の素材を使ったいろんな作品を園児さんの案内説明付きで見せてもらいました。
【写真】 自分たちが作った作品をおじいちゃんやおばあちゃんに説明してくれるこどもたち
■2018年12月15日
恵光寺の住職が担当しました 今回は第36回目の月次説教。今年一年もいろんな和尚さまのお話を聞かせていただきました。今回は恵光寺住職が「仏法への出遭い」というタイトルでお話をさせていただきました。 悩み多き私どもは生きる縁(よすが)として心の杖が必要です。それが仏法です。仏法はどこか遠いところにあるのではなく、いつも身近なところにあります。ただ気がつかないだけです。仏法につつまれていることに目覚めれば、それは生きる喜びにつながる、そういうお話をさせていただきました。
【写真】 お説教をする恵光寺住職 (永観度会館)
■2018年12月22日
恵光寺の「お身拭い式」 午前9時から恵光寺の「お身拭い式」。最初に一年の罪障消滅を願ってお勤めを行います。その最中梅原総代さんが長い篠竹の先につけた刷毛で阿弥陀さまの両肩の埃を落とす作法をします。阿弥陀さまの両肩の埃・垢こそ私どもがこの一年に作った罪悪と心得てお参りするのです。じっさいはそのあと、本堂の大掃除をします。終って心清々しくなって恒例のおぜんざいを戴きました。
【写真】 大掃除をする参詣者(恵光寺本堂)
■2018年12月27日
市原野消防分団年末警戒激励式 市原野消防分団は年末になると、毎晩、警戒巡回をしてくださっています。
この日の夜8時、市原野会館グラウンドには地域から多くの人たち、子どもたちが出て警戒の激励式が行われました。
寒い中、毎日の夜回り、消防団のみなさんにはほんとうにありがとうございます。
【写真】 消防分団のみなさんを激励する地元の人びと(市原野会館)
■2018年12月28日
やはり市原野は積もりました 気候の変動が激しい中、暖かい日が続いた12月ではありましたが、やはり雪が降りました。この日の晩から降りはじめ、29日の朝は市原野一面が雪景色でした。
【写真】 市原の向山が雪化粧 (川島織物進入路から撮影 29日朝7時40分)
■2018年12月31日
除夜の鐘を撞きました 役員さんは夕方にテント張りなどをしてくださいました。夜10時ごろには女性陣が来寺、甘酒の用意。
11時30分に本堂で除夜会を開催。この一年間の罪障消滅を祈願。11時45分より鐘楼で鐘つき。今年の参加者は190人ほどでした。0時45分から再び本堂で新年最初のお勤め・修正会を行いました。
今年こそいい年でありますことを。
【 写真左】 行列を作って鐘つきの順番を待つ参詣の人びと
【写真中】 鐘楼での鐘つきの様子
【写真右】 テントでは鐘つきか終わった人に甘酒の接待