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恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。
■2012年7月1日
わが宗派の宗議会が「脱原発の社会をめざして」声明文
この6月22日に浄土宗西山禅林寺派では宗議会が開催されましたが、その席上、宗会議員一同という名で「原発放射線汚染を次世代の人に負荷として残さないために ―脱原発の社会をめざして― 」という訴え文を宗派当局と全国檀信徒に対し発表しました。この全国の宗派寺院に送付されてきました。
訴え文は「私どもが戦後、大量生産・大量消費・大量廃棄の道を選んで原発を許してきた。しかしその原発は危険極まりないもで、あとからくる子孫にとって永代の負の遺産となった。われわれ宗派人、檀信徒は、すべての原発を廃炉にし、原子力発電に依存しない社会をつくる努力をし、原発立地地域の人々にも心を寄せ、安逸な生活を猛省して少欲知足の生き方をしていこう」と訴えています。
【写真】宗議会議員一同の名で「脱原発の社会をめざして」の訴え文を出した永観堂禅林寺
■2012年7月5日
洛北中学校地域生徒指導連絡協議会総会
私ども地元の洛北中学校の校区は鞍馬、静原、岩倉北、明徳、岩倉南、そして市原野、と6小学校区でできています。この日は小学校、各PTA、各学区の民生主任児童委員などの人たちがよって子どももたちの環境や地域の子育てについて考えました。研修内容は子どもと携帯電話、インターネット、有害サイトについてでした。大津市の中学生自殺が喧しい折り、このようにして先生、親、地域の人たちがたがいに話し合い、わかり合おうとする環境づくりが大事です。小生も市原野学区から参加しました。
【写真】子どもの環境や子育てを考える地生連協総会
(7月5日/洛北中学校)
■2012年7月6日
鞍馬・静原・市原野の保護司会主催の社会を明るくする運動集会
地元の保護司会の地域集会が区役所静市出張所の2階でありました。地域の犯罪予防を考えて生活することはそのまま街づくりになります。
【写真】社会を明るくする運動集会
(7月6日/区役所静市出張所)
■2012年7月7日
東北大震災復興祈願恵光寺七夕まつり
東北大震災復興祈願して恵光寺の七夕まつりが行われました。朝から大雨という悪天候。それでもスタッフは流しそうめん、本堂のステージ作り、七夕飾りの段取り、とフル回転。午後2時に「恵光寺の七夕まつり」スタート。雨も止み、本堂の廊下では七夕飾りの作成。児童館の子どもたちもたくさん来寺。4時にキーボードとヴァイオリンで「たなばた」「ふるさと」で本堂ステージのオープニング。パネルシアター。紙芝居大好きおばちゃんトリオによる紙芝居。そして流しそうめん大会。
夜6時からは大人を中心に「震災のこれからを語る」というセッション。現場で活躍中の専修寺・岸野亮哉クンが来てくれたので盛り上がりました。
この日は被災地復興を祈念して現地の醤油、味噌、お酒、焼酎の販売あっせんも行われ、今後もこの事業を続けていくことをみんなで確認。いい会になりました。ありがとうございました。この行事は岩手県地元の「東海新報」に紹介されました。
【写真右上】「忘れないぞーっ。東北!」のたなばたかざりといっしょに参加者の集合写真
【写真右下】現場で活躍中の専修寺・岸野亮哉クンの報告
【写真上】参加者が書いた「忘れないぞーっ。東北!」たんざく (7月7日/恵光寺)
■2012年7月13日
「宗教者は原子力発電所の廃止を求めます」 声明発表の記者会見
仏教やキリスト教などの日本宗教者が原子力発電所の廃止を求める声明を発表しまし、この日、声明発表の記者会見が京都・妙心寺の花園会館で行われました。
声明文は、福島の原発事故が「原発と生きとし生けるものとは共存できないことを立証した」とし、「放射性廃棄物を必然的に蓄積させ、将来にわたって『いのち』を危機にさらし、子孫に負の遺産となる原子力発電所の廃止を求める」と訴えました。また、原発推進者に対し「『いのち』より『儲け』を優先するもの」と述べています。
呼びかけ人の中には。有馬頼底師(臨済宗相国寺派管長)、五十嵐隆明師(浄土宗西山禅林寺派元管長)、大江真道師(日本聖公会司祭)、河野太通師(臨済宗妙心寺派管長)、佐伯快勝師(浄瑠璃寺住職)、信楽香仁師(鞍馬寺管長)、鈴木章方師(山梨大名誉教授・日蓮宗隆泉寺住職)、中嶌哲演師(若狭・明通寺住職)、宮城泰年師(本山修験宗管長)、安田暎胤師(薬師寺長老)などの方がおられます。
【写真右】脱原発声明発表の記者会見。中央は大江真道師、鈴木章方師、河野太通師、宮城泰年師ら。
左端が恵光寺住職 (7月13日/妙心寺花園会館)
■2012年7月14日
二ノ瀬バイパスのトンネル新設工事起工式
京都市による二ノ瀬バイパスのトンネル新設工事起工式が市原野小学校で行われました。二ノ瀬バイパスは府道二ノ瀬が狭いための、市原野小学校から鞍馬本町の手前までの全長2400メートルを新設するもの。今回はその工事のうち、トンネル工事(828メートル)の起工式が行われました。総工費15億円。完成は2014年です。
【写真】二ノ瀬バイパスのトンネル新設工事起工式 (7月14日/市原野小学校体育館)
【地図】二ノ瀬バイパスの位置 (点線部分が新設のトンネル部分)
■2012年7月15日
市原野集中豪雨のためあちこちで土砂崩れなど被害
1時間に90ミリという経験則を超える「記録的短時間大雨」が15日未明、京都市や亀岡市を襲撃。わが市原野地域でも土砂崩れ、河川の増水・氾濫・決壊、軌道・道路の冠水、民家の浸水など20件近くの被害が発生しました。叡山電車は市原以北で軌道を土砂が塞ぎ二軒茶屋で折り返し運転になりました。
市原野消防分団の全分団員が各方面に分かれて被害箇所の復旧活動に尽力。その働きには頭が下がりました。
また「市原板倉用水路」の一部が土石流のために流されてしまい、末流では田んぼに水が入らず稲作ができなくなっています。
【写真右】決壊した長代川の様子(地球研バス停南/7月15日朝8時撮影)
【写真上】土石流で完全に流されてしまった蛇谷の板倉用水路(市原駅北側)
■2012年7月19日
市原野小学校でお話
子どもたちが市原野の伝統文化を受け継ぎ,次代に伝えていくことを願って地域の歴史を学んでいます。この日は小生がお話をさせていただきました。
この日は、市原の名前の由来、400年ほど前に板倉重矩(いたくらしげのり・江戸時代の京都所司代)が灌漑用水路を引いて市原に稲作ができるようになったこと、里山の生活はみんなの助け合いのもとで行われ、その中から,ハモハ踊りや鉄扇踊り,田虫送り、秋まつりなど「祈りとお礼」の文化を作ったこと、などをお話しました。
学校の先生方は「子どもたちが市原野の地域に誇りがもてるように学習を深めていきたい」とおっしゃっていました。
【写真】市原野小学校でお話をする恵光寺住職
(7月19日/市原野小ふれあいルーム)
■2012年7月20日
西本願寺で五嶋みどりさんのヴァイオリンを聴く
世界的ヴァイオリニストの五嶋みどりさん(相愛大学客員教授)の演奏会に寄せて戴きました。コンサートのタイトルは「五嶋みどりデビュー30周年特別プロジェクト「復興~平和への願いを込めて~」全国ツアー本願寺公演」といい、主催は相愛学園でした。
会場は西本願寺さん、それも国宝の対面所(鴻の間)。ステージは独立して建っている重文の南能舞台。和の空間での洋の楽器のコンサート。曲はオール無伴奏のバッハ。ソナタ第1番、第3番。パルティータ 第2番。
PAもなく、しとしとと雨の天候で音は聞きにくかったのですが、そのうち、だんだんヴァイオリンの音だけを一心に聴きこんでいる、という経験をしました。
ご本山の中西玄禮ご法主とごいっしょになり光栄でした。
【写真右上】演奏会のポスター
【写真上】中西ご法主と対面所前で。持っているのオレンジのバッグは相愛大学ロゴ入りの履物入れ
■2012年7月24日
町内の子どもラジオ体操はじまる
夏休みが24日から始まりました。早速篠坂町の子どもたちは恵光寺境内の駐車場に朝の7時に集まってラジオ体操。朝いちばんにフレッシュな空気をいっぱい吸って、さあ、今日も元気で!
【写真】夏休みになってラジオ体操をする篠坂町の子どもたち
(7月28日/恵光寺境内駐車場)
■2012年7月31日
おしらせ
永観堂本山 緑蔭法話(りょくいんほうわ) 中西玄禮法主猊下の法話
8月1日(水)・2日(木)・3日(金) 毎日午前7時 から
☆期間中は、毎日抽選にてご来聴の記念として色紙を進呈いたします
☆法話のあとに点心の接待がございます
☆予約等の必要はありません。お気軽にお越し下さい。
場 所 永観堂禅林寺境内 放生池畔 (雨天の場合は鶴寿台)
題 目 釈尊の教え『法句経』 に学ぶ
第1日 わが善き友よ
第2日 怨みを越えて
第3日 花に香りの伴うごとく
さんが・いちはらの ヒロシマ平和の鐘 恵光寺鐘楼
8月6日 (月) 午前8時
恵光寺の施餓鬼法要
8月15日 (水) 午前9時~
新精霊(あらじょうらい)法要、午後8時 ハモハ踊り
8月16日 (木) 午後7時
恵光寺婦人部地蔵盆
8月23日 (木) 午後6時
※8月の「写経と法話の集い」はお盆の溜休みです。次回は9月8日です。
■2012年8月1日
永観堂本山で恒例の中西玄禮法主による緑蔭講話
8月1日(木) 永観堂本山で恒例の中西玄禮法主による緑蔭講話
この時期には多くの本山が暁天講座を開講され、いろんな方がお話をされますが、永観堂の緑蔭講話は永観堂境内の放生池(ほうじょういけ)の木陰を会場にしてご法主おひとりが7時からの1時間、3日連続して講話をされるものです。
ことしの中西玄禮法主の講話のテーマは「法句経に学ぶ釈尊の教え」。法句経は恵光寺の写経でも使わせていただいていますが、短いリズムのある詩423篇でできた味わい深い経典です。
今回はその法句経の中から「友情について」「怨みを越えて」「花の香りのごとく」と題して3回に分けてお話をされました。いずれも生きる勇気が湧くお話でした。
【写真上】 緑蔭講座で話される中西玄禮法主
【写真下】 緑蔭講座で聴講するみなさん
■2012年8月2日
西本願寺で被爆ピアノ演奏会
西本願寺・聞法会館で「被爆ピアノ演奏会」があり、聞きに行きました。このピアノ演奏会開催の趣旨は「被爆ピアノを通じて戦争を、原爆を、いのちを考えてほしい」という被爆二世のピアノ調律師・矢川光則さん(60)の願いで始まったものでもう600回を超える、というお話でした。この日の演奏ピアニストは福田直樹さん。
私は「被爆ピアノ」とは「単に被爆した過去の傷だらけの遺品」というふうに思っていたのですが、実際、超プロの福田さんの手にかかると、その被爆ピアノが生き物のように音を次から次へと紡ぎだします。福田さんご自身もこの被爆ピアノについて 「1932年生まれのアップライトのピアノが、これほどまでに私の表現欲求に応えてくれるピアノとは思ってもみませんでした。原爆によるガラス破片がいっぱい突き刺さった生々しい被爆ピアノをより良い音を作ろうとして来られた矢川さんの努力のたまものです」と解説されました。
プログラムはオールショパンで、ショパンの手紙や手記などの朗読、解説、そしてそれらに沿って演奏する、という形でした。ショパンは祖国・ポーランドがロシアによって制圧され、戦争難民として生きていかねばならなくなりました。加えて、こがれる恋人と一生結ばれませんでした。彼の曲にはこのような思い背景があるのです。そのようにして聞いていくと、200年前のショパンの曲と被爆ピアノとがつながっている気がしました。
【写真上】 「被爆ピアノ演奏会」発願者の調律師・矢川光則さんといっしょに
【写真下】 被爆ピアノを演奏する福田直樹さん
■2012年8月6日
≪さんが・いちはらの≫の「ヒロシマ・平和の鐘」で講話
平和を願う例年の行事。講話は小生が担当。浄土真宗本願寺派の大谷光真門主がこの7月20日の宗教倫理学会研究会(於キャンパスプラザ京都)で言明された言葉を紹介しました。
大谷門主は「原発のいちばんの問題は使用済み核燃料の処理方法がないことです。これはトイレのないマンションとおなじです。そんなものをどうして許したのか。原発以外で廃棄物を処理する方法がないから溜(た)まる一方でよろしいというものがあるでしょうか。原発はそれほど歪んだ発電事業であります」「昔の人は孫の代が使う木を植えました。今の人は自分が使えるものは使って孫にはゴミだけ残して、こういう生き方そのものが私自身にとって非常に辛いことであります。廃棄物だけ残していくのはとても倫理的宗教的に問題であります」と教示されました。
読者のみなさまもいっしょに考えてみてください。今の私どものいのちは過去からの戴きもの、またこのいのちを将来の人たちのために伝え残していかねばなりません。
【写真上】 8月6日の「ヒロシマ・平和の鐘」の様子(恵光寺鐘楼)
【写真下】 平和の祈りの象徴である千羽鶴とヒロシマ原爆の火のランプ
■2012年8月7日〜16日
お盆の行事
7日は恵光寺のお墓参り日。檀家の方々が朝5時を皮切りに集中的に来られます。10日からはお盆の棚経参り。15日と16日は恵光寺を含め洛北組寺4ヶ寺の盆施餓鬼法要。順番にお寺を回ってお盆のお供養をさせて戴くのです。
16日は市原の新精霊回向(あらじょうらいえこう/会場は静林寺)。その後ハモハ踊り(川島織物前)。市原の夏の風物詩です。
京都の夏の風物詩といえば五山の送り火。恵光寺境内から如意ヶ嶽の「大文字」を拝みました。
【写真上】 市原の新精霊回向で数珠繰り(会場は静林寺)
【写真下】 8月16日の「大文字」(恵光寺南の庭から撮影)
■2012年8月下旬の土・日曜日
8月の下旬の土・日曜日は各町内の地蔵盆
お地蔵さんのご縁日は8月24日。京都ではお逮夜の23日と縁日の24日にお地蔵さんを勤めますが、近年、町内会などは土日に移動させて勤めますので、今年は18日・19日組町内と25日・26日組町内に分かれました。今年も百万遍数珠と紙芝居を持ってあちこち寄せて頂きました。
【写真右上】 お地蔵さんテントでお話をする恵光寺住職(二軒茶屋の東映団地町内会)
【写真上】 恵光寺のお地蔵さんにお参りに来た地元篠坂町の子どもたち
■2012年8月23日
恵光寺の地蔵盆
朝に恵光寺子ども地蔵盆、夕6時より恵光寺婦人部地蔵盆を勤めました。
【写真上】 恵光寺子ども会のお地蔵さん(恵光寺本堂)
【写真右上】 恵光寺婦人部のお地蔵さん数珠繰り(恵光寺地蔵堂)
■2012年8月19日から18日間
8月19日(日)から18日間、永観堂で宗学院開講
本山の永観堂では毎年、この時期に「宗学院」という教育機関が開設されます。受講生はこれからお坊さんになろう、という人ばかり。朝から夜まで、勤行から諸作法を履修し、宗学、余乗学を勉強し、3年続けると最低位の僧階が授与されます。小生も毎年出講しています。
【写真】 宗学院で授業をする恵光寺住職(永観堂会館)
■2012年8月27日・29日
2日間、良寛さん(1758-1831)を訪ねるため越後に行きました。
本山の宗学院中でしたが、この日を逃すと一生良寛さんの里を訪ねることはできないだろう、と思い切って出かけました。
朝、京都駅8時12分発の富山行特急サンダーバードに飛び乗り、新潟県は長岡駅に13時23分着。そこでレンタカーを借りてさあ、スタート。
最初は良寛さんの生誕地である出雲崎へ。良寛記念館、良寛堂、出家をした光照寺を訪ねました。
夕方には日本海に沈む真っ赤な夕日を見ながら寺泊(てらどまり)というところに移動して投宿。次の日はその寺泊にある良寛さんとご縁のあるお寺を回り、またレンタカーを運転して分水(ぶんすい)の国上寺(真言宗豊山派)にある五合庵と乙子神社草庵を訪ねました。
良寛さんは寺をもたず、小さな草庵を転々としながら托鉢をして生活しておられたのですが、ここ分水はいちばん良寛さんが子どもたちと遊んだり、書を書いたり、と、生涯でいちばん脂ののったところだったのです。そこからまた車を走らせ和島へ。和島は良寛さんの終焉の地であの貞心尼と出遭ったところ。良寛さんのお墓も参れたし、良寛の里美術館で良寛さんの書き物を拝見することもできました。この美術館に展示されている良寛さんの字は見事としか言いようがなく見ているうちに涙が出てくるくらいでした。
24時間以内で返すことになっていたレンタカーもうまく返すことができ、長岡から車中の人となって帰路につきました。急ぎの旅でしたが憧れの良寛さんに逢えてしあわせでしたし、これを機に一層良寛さんを学びたい、という強く思った旅行でした。
【写真①】 良寛記念館で本間勲館長先生といっしょに
【写真②】 寺泊からみた日本海に沈む夕日
【写真③】 國上寺の山田光哲住職といっしょに
【写真④】 国上山(くがみやま)にある五合庵。ここに良寛さんは長く住んでおられました
【写真⑤】 良寛の里美術館にある貞心尼と良寛さんの像
■2012年8月31日
お知らせ
防災の日総合訓練 (左京区岩倉東公園・洛北中学校)
9月1日(土)
洛北一斉ごみクリーン作戦
9月2日(日)
写経と法話の会
9月8日(土)午後2時~
恵光寺秋彼岸施餓鬼
9月17日(敬老の日)午後2時~
写経と法話の会
10月13日(土)午後2時~
十夜の寄合い
10月19日(金)午後6時~
■2012年9月1日
防災の日 京都市の総合防災訓練
9月1日は「防災の日」。1923年(大正12)9月1日の関東大震災にちなんだもので、もともと9月1日は関東大震災犠牲者の慰霊祭が中心でしたが、1960年に「防災の日」が制定されてからは、全国各地で防災訓練が行われる日となっています。近年は震災・津波、台風災害が続いて起こり、弱者の救援やふだんからの町のなかでのつながり重視が奏功して防災意識が高まっています。
今年の京都市の総合防災訓練は左京区で行われ、会場である岩倉東公園、洛北中学校には約5000人が集結しました。小生は社会福祉協議会のメンバーとして洛北中学校の武道場での災害ボランティアセンター立ち上げ訓練に参加しました。今年は福島原発大事故の経験から京都市でも若狭原発30キロ範囲に入る左京区花背地区で放射線の除線訓練が行われました。
【写真上】 左京災害ボランティアセンター立ち上げ訓練。救援手伝いの申し出のあったボランティアさんに活動現場の場所や様子を説明しているところ
【写真右】 同じくボランティアセンターを立ち上げて手話で支援の方法を伝える訓練(いずれも9月1日/洛北中学校)
■2012年9月2日
市原野ごみ一掃作戦
秋の観光シーズンを目前に、鞍馬、大原、静原、市原野、八瀬、岩倉など洛北地域の8自治会は9月の日曜日を中心に一斉のごみをなくす清掃活動を行っています。主に道路、歩道、河川のごみを町別で集め、それを京都市環境局の応援を得て撤去搬出します。
市原野では毎年9月の第1にと曜日にしており、今年も約1,000人が活動に出ました。
■2012年9月8日
恵光寺写経と法話の会
恵光寺の月例の写経会。連続3回で1クール。同じお経を3回書きます。今月は第31期の2回目。「法句経第10番」と「法句経第377番」を写しました。
■2012年9月11日
東日本津波大地震から1年半
≪Smile again 東北 project 2012≫
東日本津波大地震から1年半。恵光寺で行っています震災復興イベントと関連している陸前高田の酔仙酒造、ヤマセン醤油の八木澤商店さんから工場の再建かできました、と、うれしい挨拶状が届きました。その一方、フクシマのようにふるさとから離れてしまった多くの方が見通しのない生活を異郷の地で送っておられます。「東日本の方々を忘れない」が大事だと思います。
【写真左】 奇跡の松をデザインした「がんばっべし陸前高田」の震災支援バッグ
【写真右】 そのバッグを愛用する恵光寺住職
■2012年9月12日
恵光寺お花教室
恵光寺お花教室。恵光寺の芳子坊守が生前、恵光寺でお花教室(御室流)をしていましたが、現在は芳子坊守の同僚であります松田京子先生に来て戴いて月2回行っています。あなたもどうぞおこしください。詳しいことは恵光寺までお尋ねください。
【写真】 お花の教室風景。右端が松田京子先生(9月12日/恵光寺庫裏)
■2012年9月13日
高齢者の集いなどで講話
この日は市原野「すこやか健康学級」でミニ講話。そして地元の老健施設「友々苑」で講も話。
■2012年9月14日
大阪いずみホールでの東京混声合唱団の演奏会
大阪いずみホールでの東京混声合唱団の演奏会。演奏曲目のひとつに姪・岸野末利加の作品「祈り」が演奏されました。
【写真右】 東京混声合唱団のメンバーといっしょに(9月14日 大阪いずみホール。小生の右は当日演奏された「祈り」の作曲者。右端は長女のあんり)
【写真上】 東京混声合唱団
■2012年9月17日
恵光寺彼岸会の施餓鬼法要
恵光寺の秋彼岸の施餓鬼会はお寺の都合で早目に勤めました。みなさまにはご迷惑をおかけいたしましたことお詫び申し上げます。しかし、多くの方がお参りしていただき、ありがたいことでした。
「彼岸」は「此岸」に対する言葉で、言いかえると「ほとけさまの世界」と「私ども人間の世界」ということです。書家のあいだみつをさんは「損か得かが人間の世界。うそかまことかが仏さまの世界」と指摘しておられます。そのとおりです。損か得かを追いかけて生活しているとそれはそのまま私ども人間の迷いの世界を生きることになります。「彼岸」を心にとどめて生活していきましょう。
【写真】 恵光寺地蔵堂前の石のお地蔵さま。彼岸花がまぶしいですね。
■2012年9月22日
広島の誓願寺さん、慈仙寺さんの2ヶ寺でお説教
お彼岸の中日に広島の誓願寺さん、慈仙寺さんの2ヶ寺を回ってきました。いずれのお寺も古刹で大きなお寺だったのですが、爆心地に位置していて焼失してしまいました。いまは違う場所に再建されています。ヒロシマという人々の重い犠牲に心を寄せる努力をしながら回らせていただきました。
【写真左】 広島の慈仙寺さん。お寺の向こう側は広島湾(9月22日)
【写真右】 慈仙寺さんでの彼岸説教の様子(広島市中区の慈仙寺さん)
■2012年9月25日
「第6回地域福祉ネットワーク交流事業―HEART&HAND*EXPO―」に参加
左京区修学院に1988年に設立された通所授産施設≪修光学園≫主催の「第6回地域福祉ネットワーク交流事業―HEART&HAND*EXPO―」がカナート洛北のカナートガーデンで開催されました。
今年は初めての試みとして区社協が「ボランティアミニミニ講座」を開催、左京区社協のマスコットキャラクター「あかりちゃん」も登場しました。
【写真左】 区社協の「ボランティアミニミニ講座」の様子
【写真右】 区社協のマスコットキャラクター「あかりちゃん」も登場(9月25日/カナート洛北)
■2012年9月29日
市原野小学校の運動会
市原野小学校の秋の運動会。運動会の練習を通して成長した子どもたちの生き生きとした姿を見るのは楽しみです。
【写真】小学校1年生と2年生のダンス演技(いずれも9月29日 市原野小学校グラウンド)
■2012年9月30日
お知らせ
写経と法話の会
10月13日(土) 午後2時~
恵光寺の月例の写経会。連続3回で1クール。同じお経を3回書きます。今月は第31期の最終回。写すお経は「法句経第10番」と「法句経第377番」です。どなたでも参加できます。
恵光寺「お月見コンサート」
11月2日(金) 午後6時~
永観堂「西山上人降誕会」
11月9日(金)
写経と法話の会
11月10日(土) 午後2時~
十夜報恩会 お説教(北海道岩見沢市 善光寺ご住職)
11月14日(水) 午後6時~