恵光寺 和尚の日記

徒然記2009/9~12 徒然記2010/1~3 徒然記2010/4~6 徒然記2010/7~9 徒然記2010/10~12 徒然記2011/1~3 徒然記2011/4~6 
徒然記2011/7~9 徒然記2011/10~12 徒然記2012/1~3 徒然記2012/4~6 徒然記2012/7~9 徒然記2012/10〜12 徒然記2013/1~3
徒然記2013/4~6 徒然記2013/7~9 徒然記2013/10~12 徒然記2014/1〜4 徒然記2014/5〜8 徒然記2014/9〜12 徒然記2015/1〜4
徒然記2015/5〜8 徒然記2015/9〜12  徒然記2016/1〜3  徒然記2016/5〜8  徒然記2016/9〜12 徒然記2017/1〜4 徒然記2017/5〜8
徒然記2017/9〜12  徒然記2018/1〜6 徒然記2018/7〜12 徒然記2019/1〜6 徒然記2019/7〜12 徒然記2020/1~6 徒然記2020/7〜12
徒然記2021/1〜6 徒然記2021/7〜12 徒然記2022/1〜6 徒然記2022/7〜12  徒然記2023/1〜6 徒然記2023/7〜12 徒然記2024/1〜6

 

恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。

 

■2015年8月1〜3日

永観堂本山の緑蔭法話

中西玄禮ご法主が「心豊かに生きる十の習慣」というテーマで三日連続法話

8月1日から3日までの連続三日間、永観堂本山において緑蔭法話が行われました。今年は第39回目だそうです。永観堂の緑蔭法話は毎年8月1日~3日までの三日間、ご法主ご自身おひとりが、三日連続で出講される、というのが特徴です。
今年の中西玄禮ご法主は「心豊かに生きる十の習慣」というテーマでお話をされました。タイトルは第1日目が「心ひろびろとさわやかに生きる」、第2日目が「出逢いを大切に」、最終日は「人生の三感王を目指す」というタイトルで行われました。
仏教を、生きる心の杖としながら、明日に向かって生きて行こう、という意欲の湧くお話でした。今年は好天に恵まれ、大ぜいの聴聞者でにぎわいました。

 

【写真左】 「緑蔭法話」聴聞の人びと
【写真中】 お話をされる中西玄禮猊下(右)
【写真右】 放生池ごしに緑蔭法話の野外テント会場を望む

 

上部に戻る

■2015年8月4日

比叡山で世界平和祈りの集い

宗教宗派の違いを超えて、世界平和への祈りを捧げました

「比叡山宗教サミット28周年・世界平和祈りの集い」が比叡山で行われ、仏教、神道、教 派神道、キリスト教、イスラム教、新宗教など、世界から宗教宗派の違いを超えて多くの関係者が集まり、世界平和への祈りを捧げました。


【写真】 世界平和祈りの集いのポスター

 

上部に戻る

■2015年8月6日

ヒロシマ・平和の鐘つき

核のない世界を、戦争のできる国にならないようにすることが犠牲者への追善

さんが・いちはらのの「ヒロシマ・平和の鐘」。朝8時より恵光寺鐘楼で読経、黙とう。
8時15分に鐘つきをはじめ、参会者全員が、犠牲の方々への追悼と平和を願って鐘を撞きました。法要後の講話は小生が担当し、ヒロシマ平和公園にある「原爆の子の像」についてお話しました。
「原爆の子の像」についての説明は次のようなものです。主人公は佐々木禎子さん。禎子さんは、2歳のときに被爆、その後元気に成長しましたが、小学6年の秋に変調をきたし、白血病と診断され、広島赤十字病院に入院。8か月の闘病生活の後、昭和30年(1955年)10月25日に亡くなりました。彼女は回復を願って包み紙などで鶴を折り続け、それが全国にひろがった、といわれています。禎子さんの死後、新聞で禎子さんの死を知った男の子が「禎子さんをはじめ、原爆で死んだ子の霊を慰める石碑を創ろう」と、禎子さんの同級生に提案、その設置活動が始まりました。とくに全日本中学校長会場で『禎子の同級生8人によるビラ配り』が行われたことなどで、全国的にこの運動は広がりを見せ、昭和53年(1958年)5月に完成しました。


【写真左】 鐘撞き堂で8時15分にあわせて鐘を撞く
【写真中】 核のない、平和な世界を願って参会した人々
【写真右】 広島平和公園にある「原爆の子の像」 (亮淳撮影)

 

上部に戻る

■2015年8月6日

市原野のミニデイ

子どもたちも参加して世代間交流

毎月第2木曜日は市原野会館で健康すこやか学級(ミニデイ)が行われています。小生は毎回、短い講話をさせていただいています。
この8月のミニデイは毎年、夏休みを利用して高齢者が児童館に来ている学童クラブの子どもたちといっしょに過ごし、いっしょにお弁当を戴く日。
小生に与えられた時間、高齢の方々から戦争時代の生活について子どもたちにお話してもらうようにしました。戦争を知らない子どもたちが、70年前、同じ年ごろをすごした人たちから自分たちの経験を話してもらうことはとても大事なことだ、と痛感しました。


【写真右上】 子どもたちに70年前の戦争経験を話してもらう時間。小生が進行をしています
【写真上】 子どもたちと高齢の方々がいっしょにお弁当を戴きます (いずれも8月6日市原野会館交流室で)

 

上部に戻る

8月はお盆行事がいっぱい

(1) 8月の前半はお墓参りで賑わいます

恵光寺は8月7日がお墓参り日です。恵光寺檀家の方はこの日を中心にお墓参りをされます。二ノ瀬、野中、鞍馬など、またお寺によって、日はちがうのですが、それでも8月の5日~9日くらいがお墓参り日です。これは、いろいろ説明されていますが、お墓を参ることがそのまま、お盆のお精霊(おしょぅらい)迎えになる、と伝えられています。今でこそ、電車に乗って六道さん(六道珍皇寺さん)や千本えんま堂にお精霊さん迎えに行く人も多くなりましたが、昔はそれはかないませんでした。お盆のお墓参りは、お浄土に行かれた方々に「お盆に帰ってきてください。用意して待っていますよ」というサインだったのです。

 

上部に戻る

(2) 10日になると棚経です

お盆も10日になると恵光寺では遠方の檀家さんから順に「お盆の棚経(たなぎょう)」に出ます。「棚経」は書いて字のごとく、お精霊(しょうらい)さんをお祀りする「棚」、その「棚」の前でお経をあげるので「棚経」といいます。
恵光寺でも孫たちが野菜で迎え馬を作り、迎え火を焚いて棚供養をしました。


【写真】 恵光寺の精霊棚

 

上部に戻る

(3) 8月15日 終戦70年のこの日 お盆のお施餓鬼法要

宗派の洛北組寺4ヶ寺の盆施餓鬼はこの15日・16日の二日間、午前、午後、と連続で行われます。まず最初が恵光寺で15日の午前中に勤めさせていただきました。
恵光寺のお施餓鬼では第ニ次世界大戦で亡くなった地元出身者の方々の永代回向をしています。戦死者がたの法名を書いた大きい塔婆を施餓鬼壇に供えて回向をします。
二度とこのような塔婆回向をしないように、とこの70年来ましたが、いま審議中の戦争法案がとおって、ひょっとしたら、この先、新たな戦死者追悼の施餓鬼法要をすることになるかもしれません。 そうならないように、今回の法案が廃案になることを願ってお勤めをいたしました。


【写真左】 朝9時に始まった恵光寺の盆施餓鬼法要
【写真中】 法要の最後では前の戦争の犠牲のみなさんの永代回向を行います。
【写真右】 施餓鬼が終わり、お話をする恵光寺住職

 

上部に戻る

(4) 8月16日 「新精霊(あらじょうらい)」

昨年のお盆から今年のお盆までの間に亡くなられた方を「新精霊(あらじょうらい)」と呼んで、お参りをします。そのあと川島織物前の広場に移動し、新精霊を送る「ハモハ踊り」がおこなわれます。市原町をあげてお浄土にお送りする、というとてもとうとい行事です。


【写真右上】 川島織物前広場で踊られる「ハモハ踊り」会場
【写真上左・中】 新精霊(あらじょうらい)供養の大百万遍数珠回しをする当家の家族やお参りの人びと

 

上部に戻る

(5) 8月18日 市原尞で観音さまご縁日にあわせてお盆のお参り

小生は毎月第3水曜日に市原寮の観音堂にお参りに行き、多くの方々といっしょに観音様の前でお経をあげ、講話をさせていただいています。このお盆も寄せて戴き、入寮しておられる方、サービスを受けておられる方々といっしょにとうとい時間をもたせていただきました。

 

上部に戻る

(6) 8月22~23日 各町内で地蔵盆

今年も、地元のいくつかの町内会地蔵盆に寄せて戴きました。テントを立てて、そこにお地蔵さんを祀ります。シートを敷いて子どもたちが集まりやすくするのも、プログラムを考えるのも大人の仕事なんですね。そこに子どもたちはお客さんとなって集まります。中には高齢の方も参加され、異世代交流地蔵盆というのもあります。
私の出番はお地蔵さまのお参りです。最初にお地蔵さまの前で、ごともたちといっしょに大数珠をくりながら、町内、家内安全、世界平和を祈念します。それからお話、ゲーム。最後は紙芝居。今年の紙芝居は「うずらとりとうずら」という仏教説話のお話を演じました。
たのしい地蔵盆をとおして、この子どもたちが健やかに成長するように、と願うばかりです。


【写真】 地蔵盆で数珠繰りをする恵光寺の和尚。地元の方が撮って下さった写真です。

 

上部に戻る

(7) 8月23日 8月23日 恵光寺の婦人部地蔵盆。晩夏の風情です

恵光寺婦人部の地蔵盆は、午後6時開始。最初に本堂で法要。移動して境内の北に祀られている石仏群にお参り。最後は地蔵堂での数珠繰りで法要はおしまいです。
お斎は手作りのお弁当。最後は小生の紙芝居。今年は宮沢賢治の「注文の多い料理店」を上演しました。


【写真左】 地蔵堂で百万遍数珠回し
【写真右】 地蔵堂で参加者記念写真

 

上部に戻る

■2015年9月 今月の門前掲示

恨みも 欲も 腹立ちも 自分の心が 作るもの

「あの人に悪いことをしてしまった」と反省することがあります。最初はそれでよかったのですが、そのうち「あの人には前にもあんなことしてしまった」「でもあれは、こちらばかりではない、あの人にも非があったのだ」など、自分の心の中でああでもない、こうでもない、とひとり悩みが増えていくことがあります。
そんな時は、すべて「ほとけさままかせ」。忘れてしまうことです。

 

上部に戻る

■2015年9月3日

佛教大学の原清治先生の講演会

市原野小学校はぐくみ講座公開講演会

佛教大学の原清治先生のお話で、タイトルは「ネット社会における家庭教育~ケータイやゲームなど、 親が知っておきたいこと、パートⅡ~」。原先生は専門は学校教育臨床学で変動する社会にあって学校で起こるいじめや不登校、学力低下などの問題について研究しておられる方。
今のネット社会、子どもたちのケータイなど、コミュニケーションツールとして活かされているように見えるけれど、子どもの学力は、家庭や地域の人たちとのつながりととても深い関係にある、という基本のキをお話しになりました。


【写真】 講演中の原清治先生(市原野小学校)

 

上部に戻る

■2015年9月4日

永観堂本山で宗学院閉講式

宗派のお坊さんになるための勉学

8月19日に始まった今年度の本山の宗学院はこの日が閉講式。半月間、院生たちは寝起きを共にし、朝から夜まで勤行、宗学、作務をとおしてお坊さんになる勉強をします。これを三年間すれば卒業して、教師と呼ばれるお坊さんになることができます。


【写真】 授業中の院生たち(永観堂会館)

 

上部に戻る

■2015年9月6日

洛北クリーン作戦

雨の中を市原野住民総出で大掃除

小雨の中、洛北クリーン作戦で市原野全域を住民が掃除をしました。毎年9月の第1日曜日の午前中に行われます。世代を超えて自分の街の道路や河川の掃除をします。みんなが力を合わせて掃除をする尊さが大事ですね。


【写真】 鞍馬街道は小町寺下の歩道の草刈りと掃除をするおとな、そして子どもたち

 

上部に戻る

■2015年9月9日

安保関連法案成立に攻防激し

国会は衆議院特別委員会、本会議、そして参議院特別委員会、本会議、と戦争法成立へ慌ただしい動き。国会前では戦争法廃案を求めて何万という人たちがあつまりだしました。

 

上部に戻る

■2015年9月11日

京都みすゞ会輪読会

今月も金子みすゞさんの深〜い童謡詩にふれました

童謡詩はやっぱり声を出してゆっくり味わいながら読むものなのですね。リズムが感じられ、言葉の心がわかりますね。 今の時代、「見えないいのちに見守られている」というみすゞさんの見方を少しでもまねできるようになりたいものです。


【写真】 月例会で金子みすゞさんの詩を鑑賞する参加者(休務寺さん席)

 

上部に戻る

■2015年9月12日

京都仏教会の「音舞台」

世界的指揮者・西本智実さんと京舞の人間国宝・井上八代さんコラボ

京都仏教会の音舞台が泉涌寺であり、夕闇せまる、樹林いっぱいの境内に、西本智実さん指揮のオーケストラ曲や歌手によるミュージカルのナンバー、バイオリンソロなどのすばらしい音楽が響き渡りました。
最後は西本さんのオーケストラと人間国宝・井上八千代さんの京舞とのコラボ演奏。曲があの激しいラベルの「ボレロ」だけにミスマッチとも思われる組み合わせでしたが、これが実に圧巻でした。井上さんの京舞が世界の音楽に堂々と渡り合うスケールの大きさにびっくりでした。京舞の井上さんの心技は世界に通じる本物だ、と思いました。この音舞台コンサートは10月11日深夜午前0時30分から約1時間、MBS、TBS系のテレビで放映されます。ご覧になって下さい。


【写真】 京都仏教会の「音舞台」ポスター

 

上部に戻る

■2015年9月20日~26日 秋のお彼岸

仏教的生活目標を実践する仏教週間です

世界的指揮者・西本智実さんと京舞の人間国宝・井上八代さんコラボ

前月の「5分間法話」で『日本では秋分と春分の日を「中日」として、前後三日ずつ、合わせて七日、つまり一週間を「彼岸」と呼んで、行いを慎み、心きよらかに過ごす期間としましょう。それで「仏教週間」とよぶのです』ということをお話しました。  みなさまはどんなお彼岸をお過ごしになりましたか。


■ 彼岸の入り 9月20日 恵光寺お施餓鬼

今年の秋彼岸の最初はシルバーウィークと重なり、じつに前半にたくさんの人がお寺やお墓詣りをされたようです。恵光寺も彼岸の入りの20日はお施餓鬼で賑わいました。
 
■ 9月24日 市原寮の彼岸法要

市原寮は毎年、春と秋のお彼岸にはその間に亡くなられた入寮の方々の慰霊法要を行っておられます。小生も導師としてお勤めをさせていただきました。此岸と彼岸、こちらの世界とほとけさまの世界、別々のように見えますが、信心深く観音さまに手を合わせて後生を思うとき、こちら世界とほとけさまの世界には区別がなくなっていく気がいたします。静かに心から手を合わせてお参りをされる皆さんのお姿を見ていると、自然そう思えてくるのです。

 

【写真右上】 市原寮の観音さまをおまつりするホールで厳粛に執り行われたお彼岸法要
【写真上】 導師を勤めた恵光寺住職の講話

 

■ 9月25日 玄奘三蔵展

「孫悟空」の三蔵法師として知られる中国・唐代の僧 玄奘さん(602~664)は、実は中国からインドに渡り、19年をかけて膨大な経典や西域・インドの情報を集めました。帰国後は持ち帰った経典の訳漢訳事業を行い、仏教史に名を残す偉大なお坊さんでした。みなさんよくご存じの『般若心経』はこの玄奘さんの訳です。
今回、玄奘さんを祖師と仰ぐ奈良の法相宗薬師寺に伝わる宝物を中心に、玄奘さんの人生、偉業を見せていただきました。

【写真右上】 西本願寺さんの真向かいにある龍谷ミュージアム
【写真上】 玄奘三蔵展のポスター

 

上部に戻る

■2015年9月27日

中秋の名月

きれいなお月さまでした

お彼岸が済んで中秋の名月。夜の空気は澄んで乾いていてその冷気に気持ちが締まります。「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」を口ずさんで観ていました。


【写真】 恵光寺の本堂とお月さま

 

上部に戻る

■2015年9月30日

宗派の全国布教師会兵庫大会

僧侶としての自分を磨くお坊さんになって〜

姫路市の善導寺さんを会場に宗派の全国布教師会兵庫大会が開催されました。
「朝日新聞」が「7万を超す全国の仏教寺院のうち、常駐する住職のいない寺が、1万2千カ所にのぼる」という記事を載せました。過疎・高齢化による檀家の減少や住職の後継者不足などが要因、といわれています。

折りしもいま、『寺院消滅』という本がヒットしています。今回の大会ではその本の著者・鵜飼秀徳さんを迎えて、今後の日本の寺院の経営について考えました。鵜飼さんは消滅する寺をいろいろと紹介しながら、また逆に、新寺を作って檀信徒を広げているお寺も紹介。
結局、僧侶が寺という「安全地帯」にとどまりながら、自分磨きを怠っていることに起因するのではないか、と提言されました。


【写真上】 会場となった姫路市の善導寺さん
【写真中】 開式にあたり挨拶する恵光寺住職
【写真中下】 鵜飼秀徳さんの講演
【写真下】 会場となった姫路市のシンボル姫路城。今般の改修・改装でとても白くなりました

 

上部に戻る

■2015年10月

今月の門前掲示

ものごとを 「あたりまえ」ではなく
「不思議」と見たほうが
心はゆかになるんだ

私はここに存在しているので、ここにいま、あることは「あたりまえ」と思ってしまいますが、このわたしのいのち、昔のいのち、これからのいのち、横のいのち、のつながりの中にあります。そう思うと、今あるいのちは「不思議」です。不思議のいのちを生きている、と思った瞬間、心はフレッシュになります。


【写真】 恵光寺の上り坂参道の掲示板

 

上部に戻る

■2015年10月2日

左京区学区社協活動交流会

120人を超える人々が社協活動の今、を考えました

左京区の教育文化センターで年一度の「左京区学区社協活動交流会」が一日かけて行われました。20年目を迎えた交流会、28学区に加え、全左京区の地域の団体、機間の参加もあり、参加者は120人超えるとても大掛かりな交流となりました。
人びとの福祉ニーズが多岐にわたるようになり、社協の活動範囲は広がってきました。しかし、社協の基本的な活動姿勢は目の前の人にいかに寄り添えるか、いかに目の前の人と関係性を作り、あるいは保つか、ということですね。

【写真上】 全体会の風景
【写真下】 最後のまとめとあいさつをする恵光寺住職

 

上部に戻る

■2015年10月9日

市原野小学校でお話

ふるさと市原野の勉強

市原野小学校で、郷土学習の一環で市原野の歴史やむかしのいちはらについて3年生と6年生にお話をしました。
村の生活を維持するために、お年寄りも子どももみんな、力を合わせて毎日を暮していかねばならなかったこと、子どもも家事や家畜の世話など、家の手伝いをしたことなどお話しました。

【写真上】 3年生にお話をする恵光寺住職
【写真下】 6年生のお話では、最後にみんなが「ふるさと」を歌ってくれました。市原野がみんなにとっていいふるさとになりますように。

 

上部に戻る

■2015年10月10日

金子みすゞさんを世に出した矢崎節夫先生の講演会

みすゞさんの目、詩人の目、心に染み入るお話でした

「京都みすゞ会」は金子みすゞさんを世に出した矢崎節夫先生の講演会を開催しました。矢崎先生が2014年童謡文化賞を受賞された記念として行われました。
矢崎先生は「みすゞさんは山口県の仙崎という仏教信仰の篤い土壌で育ちました。そんなこともあって、自分が相手を見るのではなく、向こう側から自分を見ることのできる人、として育った、と紹介されました。
また、みすゞさんの詩を紹介しながら「仏さま、神さまはつらいこと、さびしいとことを取り除いて下さる方ではない、つらさ、さびしさを隅に置いて残しておいてくださるのです。それは、つらいこと、さびしいことを残さないと、それすらもわからなくなるからです」ともお話しになりました。
ホント、心に染み入りお話でした。

【写真上】 講演をされる矢崎節夫先生
【写真下】 講演会を支えた「京都みすゞ会」のスタッフのみなさん

 

上部に戻る

■2015年10月11日

市原野区民大運動会

ふるさと市原野で老若男女、みんな楽しみました

毎年行われる市原野区民大運動会。朝方の激しい雨に心配しましたが、主催者の雨天決行の信念が通じ、開始前には曇りになり、午後には秋の日差しが差し込みました。当日の参加者数は延べ1,000人くらい、と市原野の大イベントになりました。


【写真】 運動会最終、地区対抗優勝がわかる総合得点掲示の場面

 

上部に戻る

■2015年10月16日

恵光寺の十夜の寄合い

一年の下半期のお寺行事の確認の会合です

秋のお十夜からの下半期の行事について、役員、婦人部、企画委員会、当番さんが集まりました。
会議では、11月14日のお十夜の準備、11月29日の高野山一日ツアー募集、そして年末・年始の行事の確認をしました。スタッフ20人の参加がありました。


【写真】 恵光寺の十夜の寄合いの風景

 

上部に戻る

■2015年10月17日

永観堂のみかえり月次説教10月

仏教信心の三本柱

今月は加古川市の富永真明師のお説教。人の生き方として「報恩感謝」「滅罪生善」「誓願立志」という3つの徳目を実践していこう、というお話をされました。


【写真】 永観堂のみかえり月次説教で話す富永真明師

 

上部に戻る

■2015年10月24日

【本山】 京都青年会発足40周年記念講演会&祝賀会

みすゞさんの目、詩人の目、心に染み入るお話でした

浄土宗西山禅林寺派の「京都青年会」は発足40年。溯ること1976年、わが西山上人お誕生800年のご勝縁を機に誕生しました。私、恵光寺の住職もその設立メンバーのひとりでしたから、ずいぶん年をとったもの、と感慨深いものがあります。
当日は記念講演として著名な、石井公成先生、佐々木閑先生のお二方のお話を聞かせて戴きました。
石井先生は、アジアの文学、芸能、そしてお経との関係をとても魅力的にお話になりました。その博覧強記にはびっくりの連続。
また佐々木閑先生はお釈迦さまの出家教団の内容と、その組織を維持する方法を明らかにし、それゆえ、2500年経った今でも仏教は教団として存続しているのだ、と持論を披瀝されました。
いいお話を聞かせていただきました。(会場は京都グランヴィアホテル)


【写真上】 記念講演会に先立ってあいさつをする京都青年会会長の川瀬亮俊師
【写真中】 講演の駒澤大学の石井公成先生
【写真下】 同じく花園大学の佐々木閑先生

 

上部に戻る

■2015年10月25日

市原野児童館「こどもまつり」

天候に恵まれ大にぎわい

市原野児童館のこどもまつり。「市原野子育てネット」が応援。市原野の自治連を筆頭に、各種団体総出でおまつりが行われました。地域が子どもを見守る、というすばらしい地域です。


【写真】 子どもまつりのオープニングでダンスを披露する学童クラブの子どもたち(市原野児童館)

 

上部に戻る

■2015年10月25日

養福寺さんで西山忌が円成

京都門中の大規模な法要が勤められました

わが派祖・西山上人さまは1247年11月26日に亡くなられ、以後、その日を西山忌と申し上げて大事にしています。中でも京都門中27ヶ寺の西山派のお寺は、江戸時代に光格天皇から「西山忌」を勤めるように、という綸旨が出て以来、毎年、輪番でお勤めをしておられます。
今年は八瀬・養福寺さんで行われ、歴史と風格が感じられる大法要となりました。
小生は、ご縁を戴いてその栄えある法要のお説教をさせていただきました。「生きて身を 蓮の上に宿さずば 念仏申す甲斐や なからん」とおっしゃった西山上人さまのお心を道俗ともに心に戴いた法要でした。

【写真上】 正面に西山上人像をお祀りして西山忌の開始

【写真上】 養福寺さん境内から眼前の秋天の比叡山を眺める
【写真右上】 赤門の通称がある養福寺さんの山門
【写真右中】 西山忌大法要の様子27ヶ寺のお坊さんが一堂に会して読経・作法を行います
【写真右下】 中西京都西山短大学長、島袋同短大教授、そして小生(養福寺さん控室で)

 

上部に戻る

■2015年10月25日

彫刻展

恵光寺のお地蔵さまを修補して戴いたご縁で、京仏師・今村宗圓先生とのお付き合いが始まりました。今回、先生主宰の「こつこつ会」展覧会に寄せて戴きました。会場は護王神社。生徒さんの彫ったたくさんの仏さま、どれも丹精をこめてできあがったもので、拝見していて心おだやかになりました。

【写真】 こつこつ会作品展の様子(護王神社)

 

ネパール地震発生から半年がたちました。発生時には、さんが・いちはらの/恵光寺で「ネパール緊急支援募金」をお願いしましたが、3週間で91,000円集まりました。5月20日に第一次として「アーユス仏教国際協力ネットワーク」に送金しました【左の御礼書】。謹んでお礼かたがた報告申し上げます。

8000人を超える犠牲者、そしておよそ1万8000人もの負傷者が出たこの地震で、いまなお、劣悪な住環境で生活している人がたくさんいます。引き続き、現地で支援活動をしている「シャプラニール=市民による海外協力の会」「公益財団法人PHD協会」と連携して支援をしている「アーユス」に義捐金を贈る体制をとっています。
みなさまのひきつづいてのご支援、よろしくお願いたします。

上部に戻る

■2015年11月

今月の門前表示

こんな私が 
許されて在る、
と 思うところから 
私の生き方は 
はじまる

私をよぉく掘り下げてみてみると、不誠実だったり、人との約束をやぶったり、相手を恨んだり、とてもいい人間とは言えません。でも、ここにこうやって生きています。それは、天地から「生きていていいんだよ」という声がかかっているからです。つまり、この私が「許されて在る」ということです。
まちがってもいい、つらい日が続くこともあるでしょう。それでも許されているのです。決してひとりではありません。自信をもっていきましょぅ。
【写真】 恵光寺の上り坂参道の掲示板

上部に戻る

■2015年11月1日

住職家族が一堂に会しました

いのちの伝承を感じる瞬間です

恵光寺住職には3人の娘がいますが、おのおの、神戸市、大阪市、そして京都市に住んでいます。この日はみんな集まりました。そのときの写真です。
みんなそれぞれ子育てや所帯盛りでがんばっています。年をとった私たちにしても、親や年寄りに教えてもらいながら、世路を渡ってきました。
親から子に、子から孫へ、と文化や歴史、ものの見方、考え方が順に伝承されていく尊さを感じました。
【写真】 恵光寺住職と子どもたち家族(和歌山県で)

上部に戻る

■2015年11月9日

永観堂本山で「降誕会(ごうたんえ)」

あらためて西山上人のお心を頂戴いたしました

毎年11月9日には浄土宗西山派の祖である西山証空上人(せいざんしょうくうしょうにん)のお誕生をお祝いする「降誕会(ごうたんえ)」が本山・永観堂禅林寺で勤まります。

西山上人は法然上人のお念仏の教えを基に、死後の往生だけでなく、生きているあいだに心の安心を得られることこそ、あるべき念仏だ、と示され、法然上人やお仲間と日本中に念仏の教えを広めていかれました。

【写真右上】 紅葉が美しい本山・永観堂禅林寺
【写真上】 満堂の参詣者といっしょに法要が始まるます。永観堂幼稚園時による献灯、献花の場面
【写真下】 随喜するお坊さん方。右端の緑の衣を着ているのは恵光寺の真我。いちばんの末席です

上部に戻る

■2015年11月10日

恵光寺住職の誕生日

67歳になりました

私も67歳になりました。前期高齢者になって3年目突入です。
「ささやかですが」と言って、子どもや孫たちから誕生日ケーキのプレゼントがありました。また、ある人から「いぶし銀のように生きていってください」という言葉を戴きました。
アンチエイジをめざそう、とは思いませんが、心は爽やかでありたい、と願っています。
【写真】 プレゼントのかわいらしい誕生日ケーキ

上部に戻る

■2015年11月11日

市原野小学校で学芸会

子どもたちがのびのびと演じていました

地元の市原野小学校で学芸会が開催されました。お寺の用事がある中、わずかでも見せてもらおう、と行きました。最初は1年生の劇。泥棒たちが奪った宝物を取り戻し、退治するという「アイウエオリババ」という劇。大きな声で一所懸命演じるところがいじらしいというか、かわいらしいですね。次の3年生はリコーダーを中心にした合奏、そして合唱。練習がよくできていたのでしょう、リコーダーの合奏も歌もたいへん上手いので感心しました。

【写真右上】 「アイウエオリババ」という劇を演じる1年生
【写真上】 合奏をする3年生

上部に戻る

■2015年11月14日

恵光寺の「お十夜」

お説教はいまをときめく花園大学の佐々木閑先生

今年も報恩の法会であります「お十夜」を勤めることができました。雨が激しく降る日になりましたが、それでも多くの方にご参詣いただきましたこと、お礼を申し上げます。
今年のお十夜のお説教師は、花園大学教授の佐々木閑先生。先生は理系出身の仏教学者で、戒律の研究においては日本を代表する学者です。また、科学と仏教との接点を探る論考も多く発表しておられます。
仏教を「釈迦教」と位置づけて、わかりやすくお釈迦さまのみ教えを人々に説いておられます。講演に加え、NHKの「こころの時代」「100分 de 名著」など、テレビ出演も多くしておられます。
この日は「お釈迦さまはなぜ出家されたか、それは、インドのカーストという差別制度の中にあって、差別や欲、瞋りから離れることが人々をしあわせにする、だから、出家をされた、というお釈迦さまのお話をていねいにお説きになりました。

【写真上】 お十夜の正会のお勤め
【写真中】 参詣の方々
【写真下】 お説教をされる花園大学の佐々木閑先生

 

昨年にひきつづき「祈りの花いちりん100リレー」
プロジェクト実施

阪神大震災の被災者で画家の立岡佐智央さんが、お描きになった花100画。
震災被災の方々への鎮魂と祈りを託し、日本の寺院・神社等祈りの場で巡回展示されていて、恵光寺でもお十夜にあわせて展示させて戴きました。立岡さんによると、今回が最後の展覧になり、来年の5周年に現地に届ける予定だそうです。
とても緻密な絵で立岡さんのお心を察することができます。
恵光寺の「忘れないぞ東北 2016」事業です。

【写真】 本堂に展示された「祈りの花いちりん100」掛軸を見るお十夜参詣の方々

上部に戻る

■2015年11月22日

市原野の防災訓練

今回の避難場所会場は京都精華大学

市原野学区の防災訓練。市原野学区は南北に長いので避難所を2ヶ所確保し、北部は市原野小学校、南部は岩倉木野町にある京都精華大学に指定しています。今回は南部地域の人びとといっしょにする訓練でした。200人くらいの参加者がありました。

【写真左】 訓練に参加した人々(京都精華大学グラウンド)
【写真右】 口をタオルで押さえ、頭を低くして歩く訓練

上部に戻る

■2015年11月25日

ふるさと市原野についてお話

市原野の歴史や文化をみんなで知って、子どもたちにも伝えて行きたい

市原野の子ども支援ネットという組織があります。市原野の子どもたちを地域が育てるというスタンスで活動している会です。今回はふるさと市原野についてみんなで学ぶことになりました。まずは大人が知って、それを子どもたちに伝えていこう、という願いのもとに開催されました。

【写真右】 子育てネット本会議の様子(市原野会館)
【写真上】 市原野の歴史について話す恵光寺住職

上部に戻る

■2015年11月28日〜29日

東北部クリーンセンターの「健康調査」

東北部クリーンセンター稼働後5年ごとに行っている調査

市原野にある東北部クリーンセンターは稼働後15年目になります。稼働時に取り決めた『公害防止協定』に基づいて、京都市が地元住民に対して5年ごとに健康調査を実施するものです。
調査は、健康状態アンケート、肺機能検査、血液検査、レントゲン検査で行われ、継続検査者には血中ダイオキシン類濃度調査も行われます。また、12月上旬には、市原野小学校の児童全員を対象に健康状態アンケートと肺機能検査が行われます。
私も受診し、いま結果待ちです。

上部に戻る

■2015年11月29日

高野山を参拝

恵光寺「こころの一日ツアー・高野山」に43名

今年の恵光寺「こころの一日ツアー」はリクエストの多かった高野山。高野山は標高約900m。お大師さん(弘法大師・空海)が開かれた日本の真言密教の大聖地です。今年はお大師様がこの高野山に真言密教の道場をお創りになってちょうど1200年。このご縁に「奥の院」と根本大塔、金剛峰寺をお参りいたしました。
今回は、気温もそれほど寒くなく、天候もよく、恵まれていました。お参りは、下鴨にあります高野真言宗の法乗院ご住職・岡田翔廣法尼のリードと、先達を勤めてくださった菊田一斗さんのおかげで、全員が無事、聖地を巡拝することができました。
高野山はホント、お大師さんの大聖地です。お参りするところ、どこでも何か、大きな力が働いてしらずしらずに頭が下がり、合掌してしまいます。参加者、異口同音にこの感激を大事にしたい、といいながら下山しました。   

【写真左】 金剛峰寺で参拝する恵光寺ツアー参加のみなさん
【写真中】 六角経堂前で記念写真
【写真右】 奥の院参道にある法然上人さまの供養塔

【写真上】 案内をして下さった先達の菊田一斗さん

上部に戻る

■2015年11月30日

BONZE Live House; vol.1

タイトルは「仏僧な夜会」。
世の中をほとけさまのこころで斬る

祇園のスナックで「BONZE Live House; vol.1」が開催されました。今回はタイトルが「仏僧な夜会」。テレビの「ぶっちゃけ寺」常連の杉若恵亮さんのお話を聞いて、その後みんなでトーク。
外地戦死者の遺骨収集をとおして知る課題や、生活困窮者の声からいのちを考える話題など、次から次へと話が盛り上がり、いい仲間づくりができました。

【写真】 BONZE Live Houseで杉若恵亮さんと

上部に戻る

恵光寺のこと安産地蔵尊参拝について生きる心の杖法然上人ご回向・ご納骨仏前結婚式交通アクセスお問い合わせTOP