恵光寺 和尚の日記

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徒然記2017/9〜12  徒然記2018/1〜6 徒然記2018/7〜12 徒然記2019/1〜6 徒然記2019/7〜12 徒然記2020/1~6 徒然記2020/7〜12
徒然記2021/1〜6 徒然記2021/7〜12 徒然記2022/1〜6 徒然記2022/7〜12  徒然記2023/1〜6 徒然記2023/7〜12 徒然記2024/1〜6

 

 

恵光寺の宗旨は浄土宗西山禅林寺派で、阿弥陀さまのお慈悲を感謝し、その喜びを社会奉仕につないでいく、そういう「生き方」をめざすお寺です。
現代の悩み多き時代にあって、人々とともに生きるお寺をめざして活動しています。

 

■2012年12月31日

恵光寺除夜の鐘

 例年に比べるとそれほど寒くはなかったのですが、それでも除夜の鐘のときの空気はピーンとしています。やはり「大晦日」なんですね。恵光寺ボランティアのみなさんが麹をねかせて作った甘酒を参拝者に供してくださいましたし、企画委員の巽秀孝さんは準備から後片付けまでほとんど休む間もなく仕事をして下さいました。そこへ150人もの方々が煩悩をはらう鐘を撞きに集まってくださいました。人のありがたさをつくづくと感じる年越しでした。

【写真右上】 恵光寺の除夜の鐘つきの風景
【写真下】 テントの中ではボランティアの方々が甘酒の接待

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■2013年1月1日

寺族で修正会(しゅしょうえ)

 新しい年の初めに一年の吉祥・平安を祈ってお勤めする法会を修正会(しゅしょうえ)といいます。恵光寺では檀信徒の方々が新年のお参りに来られる前に寺族だけで修正会をします。

「世間安穏、世界平和祈念」と声高らかにお勤めいたしました。
その後は娘が作った「お節料理」で新年を寿ぎました。

【写真右】 寺族でお正月は修正会の跡の集合写真
【写真上】 娘たちが作った「お節」

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■2013年1月2日

恵光寺の修正会(しゅしょうえ)

 恵光寺修正会(しゅしょうえ)は毎年2日の午前11時から勤まります。今年も多くの方でにぎわいました。式典では永観堂の中西玄禮法主の「お言葉」をみなさんの前で読み上げ、そのお心をお取次ぎいたしました。東日本大震災のみなさんは大変な思いで正月を迎えられたと思います。明日あるかないかわからないのがいのちです。今を悔いのないように、誠実に生きていきましょう、とご本尊前で誓い合いました。

【写真右上】 修正会のお勤めの様子
【写真上】 庫裏(くり)座敷に移動してみんなで新春の乾杯。乾杯のあいさつをする梅原恒雄総代

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■2013年1月3日

組寺の上高野・宝幢寺のご住職ご遷化(せんげ)

 この日の明け方に上高野宝幢寺ご住職・釈真行上人がお亡くなりになりました。人寿77歳。年末に体調が急変、居を阿弥陀さまのお浄土に遷(うつ)されました。合掌十念。

釋上人は兵庫県加古川市のお寺から京都の宝幢寺に来られて45年。その間、私ども洛北組寺のメンバーをつねにけん引、ご指導くださいました。この方がおいでにならなかったら私どもの寺活動はもっと頼りないものになっていただろう、と思います。ほんとうに感謝をしてもしきれないほどのご恩を賜りました。

【写真】 昨年2月の恵光寺・芳子坊守の一周忌で講話をしていただいたときの釈真行上人のお写真

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■2012年1月5日

左京区の「文化の集い 新春賀詞交換会」

 新春恒例の行事。左京区全域の地域の役員さんたちが一堂に会して賀詞を交換するイベント。会場の左京総合庁舎には特設のステージが作られ、未生流の笹岡隆甫次期家元のお華が活けられ、尺八と琴の演奏、明徳小和文化クラブの児童の琴の演奏もあり、華やいだ雰囲気のなか、おこなわれました。

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■2012年1月6日

上高野・宝幢寺のご住職の本葬

 10時より宝幢寺住職・釈真行上人の葬儀式。たくさんの方のお参りでした。お葬式で責任役員さんのお礼のことばがありましたが、その中で「宝幢寺のご住職は休むことなく、ひたすらにお寺のこと、人のために精を出され、すばらしいおしょうさまでした」と述べられました。ほんとうにそのとおりでした。南無阿弥陀仏。


【写真右】 お葬式の祭壇(上高野の宝幢寺本堂)
【写真上】 出棺のときにあいさつをされる後住・釈真盛さん

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■2012年1月12日

法話と写経の会 一月例会

 今年も写経は第2土曜日午後2時から。がんばりますぞー。
今月はお正月で初会ですので、写経の後のお茶菓子は「花びら餅」でした。ものの本によりますと、花びら餅はもともと宮中や神社、公家などの正月行事に使われた菱葩(ひしはなびら)に由来するそうで、京都の裏千家が初釜に使うようになって一般に広がったとか。

もともとの素材や作り方が少しずつ変わってきて、現在ではお餅や求肥を平たくのばして、その中央に白味噌や白味噌餡をぬった煮ごぼうを挟んだのが多いですね。初春の風情を添えるためにお餅に紅で薄く色づけしてあったりします。

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■2013年1月16日

【本山】お言葉説明会/後期布教講究所

 本山では毎年一泊二日の布教を勉強する講究所が2回開催され、1月はその後期と位置づけられ、ご法主の「お言葉説明会」が行われます。ご法主の年頭のお言葉の解説が行われるのです。

その後、講究所の授業が行われます。私は「布教についてのワークショップ」を行いました。

【写真右上】 年頭のお言葉を解説される中西玄禮ご法主(永観堂鶴寿台)
【写真上】 恵光寺の和尚の進行でする布教についてのワークショップ

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■2013年1月17日

【本山】講究所2日目は阪神大震災勃発の時刻

 朝の勤行の前、5時47分には講究所参加者一同が大殿に集まりお念仏を唱えます。その後ご法主が感話を垂示されました。
今年のお話は「はるかちゃんのひまわり」のお話でした。
震災で亡くなった当時本山第二小学校6年生だった加藤はるかちゃんは動物好きで、ポケットにいつもヒマワリの種を入れていて、飼っていたハムスターと隣の家のオウムにそのひまわりの種を食べさせていました。震災の後、夏になってはるかちゃん家の跡地にひまわりが咲いたのです。はるかちゃんのひまわりの種が厳しい震災の後の環境に打ち克って芽を出し花をつけました。人はそのひまわりを「はるかちゃんの生まれかわり」とよびました。それからというもの、そのひまわりからとった種が「はるかのひまわり」としていろんな人たちの手によって全国に植え続けられています。いま東日本でもあちこちで「はるかのひまわり」が咲いているそうです。ひとりのとうといいのちがひまわりに託され、それがたいへんな思いで生活している人たちに、生きる勇気を与えている、そういうお話でした。


【写真右上】 中西玄禮ご法主

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■2013年1月19日

静市九条の会記念講演を聞く

 静市九条の会が発足8周年を迎え、その記念イベントが恵光寺を会場に行われました。会員で作る合唱団とお琴の演奏があり、事務局の芦田文夫さんが冒頭のあいさつをされ、静市九条の会ができた当時からこの8年の日本、世界の動きを解りやすく解説されました。その後、内村千尋さんの記念講演がありました。

内村さんは戦後の沖縄復帰運動に全力で当たられた元那覇市長・瀬長亀次郎さんの次女で手工芸作家。沖縄の基地問題が一向に解決されないなか、危険な基地の話、戦闘機離着陸の轟音、危険と隣り合われの状況で、子どもたちが学校に通っている話、それでも沖縄の文化を大切にしていこうとする人たちの話、いろいろと聞かせて戴きました。そして今回のオスプレイ配備抗議では昨年の10月、政党、信条を超えて10万人集まった、という話も生の声で紹介してくださいました。

基地があることによって、沖縄の人たちは自分たちの生活と心情、そして人権が踏みにじられています。私どもはそのことをしっかり見ていかねばならない、と改めて思いました。

【写真右上】 憲法を取り巻く状況についてこの間の日本、世界の動きを解説される芦田文夫さん
【写真上】 講演の後の内村千尋さんと住職がツーショット (いずれも恵光寺本堂)

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■2013年1月19日

京都宗平協 新春放談会

 毎年行われている京都宗平協の新春放談会。理事長が宮城泰年聖護院門跡さまですので、その関係で聖護院御殿荘を会場に行われます。放談会の前に安斎育郎さんのお話がありました。

安斎さんは「平和」を、単に戦争のない世界をいうのではなく、暴力のない世界、と平和学の立場から定義。原発は構造的暴力であるとおっしゃいました。そして宗教者に対し、科学の役割、限界について考え、ゆたかに価値の発信をしてほしい、と注文をつけられました。


【写真右】 講演をする安斎育郎さん(聖護院御殿荘)

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■2013年1月20日

朝6時から「さんが・いちはらの」の寒中托鉢

  寒中の托鉢、今年もさせて戴きました。また1月23日にはJA市原野店前で街頭托鉢をしました。みなさまのご支援、ありがとうございました。東日本や災害のおこったところなど、国際仏教ネットワーク「アーユス」などを通して支援金として送らせていただきます。

【写真右】いずれもJA市原野店前での街頭托鉢(1月23日)

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■2013年1月20日

宮寺で大般若経六百巻転読会

 市原に伝承されている行事で、年頭に「般若経六百巻」をみんなで転読して新しい一年の無事、五穀豊穣を祈念する法会。神事委員会のみなさんが毎年、勤めてくださいます。

宮寺本堂内に祈祷札を奉安し、般若経を守護する「十六善神」の掛け軸をかけ、般若経六百巻を転読します。

 

【写真】 大般若経六百巻転読の祈祷札

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■2013年1月23日

認知症徘徊防止訓練の準備会

 近年、どこともそうですが、認知症の方のことが話題になります。いま、日本では認知症の方を支援する市民による認知症サポーターをたくさん作っていますが、それに加え、認知症の方が街に出て行き先がわからなくなった、という場合を考え「認知症徘徊防止訓練」なるものを実施する動きが出てきています。市原野ではこの3月にそのような訓練を街をあげてしよう、ということになり、その準備の会が数回もたれているのです。これも「ゆたかなまちづくり」の一環です。

【写真】 認知症徘徊防止訓練について協議する各地域の施設職員、ボランティア、包括支援センターの人びと(市原野会館)

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■2013年1月31日

お知らせ

2月9日(土) 写経と法話の会 2月例会(午後2時~)

恵光寺の月例の写経会。連続3回で1クール。同じお経を3回書きます。今月は第33期の第1回目。写すお経は「法句経第2番」と「法句経第223番」です。どなたでも参加できます

2月14日(木)午後6時~15日(金)午前8時 永観堂みかえり念仏行道会

永観堂の念仏行道会は、今から約900年前の2月15日の明け方、永観さまが本堂で念仏をして行道しておられるうちに、いつのまにか阿弥陀さまが壇上から下りて来られて、永観さまを誘導して振り返られた、という故事にもとづいて行われている法会です。 場所は永観堂禅林寺阿弥陀堂。会費3,000円。当日は夕食をすませてからお越しください。暖かくて清潔な服装でどうぞ。夜は仮眠をします。行道会は15日の朝4時から行われます。阿弥陀堂にて行います。
参加ご希望の方は恵光寺に連絡していただくか、直接本山永観堂(075-761-0007)にお申し込みください。ただ定員になり次第締め切られますのでご了承ください。

2月15日(金)涅槃会(ねはんえ)

お釈迦さまのお亡くなりになった日です

予告 ◎3月17日(土) 午後2時~4時

恵光寺の春彼岸の「お施餓鬼法要」です

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■2013年2月1日

京都布教団2月例会

宗派の京都布教団2月例会。この日は福島県南相馬市から大津に避難しておられる青田勝彦・恵子ご夫婦のお話を聞きました。
お二人は地震発生時の恐ろしさ、原発が爆発したことで生じた福島の混乱した様子、そして国からの避難、脱出の指示が具体的でなかったことに憤りを覚えていることなどをお話になりました。
また、危険な原発が住民の意志とは別に福島にできた経緯、放射線被ばくを逃れるために住民が故郷を離れ、住民どうしのあいだが分断されていく悲しい状況を解説してくださいました。
最後に恵子さんが電力会社を訴える「拝啓関西電力様」というメッセージを読んでくださいました。
直に聞く被災者の話は生々しく、人ごととは思えませんでした。

【写真右上】 福島の状況を話す青田さんご夫婦
【写真上】 力会社を訴える「拝啓関西電力様」というメッセージを読む恵子さん

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■2013年2月1日

市原野社協の新年会(パレスサイドホテル)

市原野社会福祉協議会は私が会長をさせてもらっています。実際活動をしている人は多くの地元住民のボランティアさんです。その人たちが一堂に会して新年を寿ぎながら希望をもって活動をしていこう、と誓い合う会です。市原野自治連や各施設、各機関の方々60名も集まってくださいました。わたしども住民どうしが、世代を超えて声をかけあい、見守りあいをする、というのは、それはそのまま地域の街づくりであり、地域の文化を創っていくことになります。

【写真右】 新年会であいさつをされる井口一郎左京区社協会長
【写真上】 会場の風景

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■2013年2月2日

落語会「玄武寄席」

「四神」(青竜・白虎・朱雀・玄武)のひとつである「玄武」は北部の守り神です。自然に恵まれ、歴史と伝統の息吹を今に伝える名所旧跡も散見されるこの京都の北の地、鞍馬・貴船・二の瀬・野中・市原・木野一帯を「玄武の地」として、この地を顕彰し、集い、楽しみ、学ぶ機会を提供する、それが「玄武の会」です。
今月は恒例の玄武寄席が鞍馬寺修養道場で行われ、多くの人が笑いを通して日本の文化に接しました。

【写真右】 玄武の会会長の信楽香仁鞍馬寺管主様とツーショット
【写真下】 落語実演中の笑福亭枝鶴さん

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■2013年2月14日~15日 

【本山】「みかえり念仏行道会」

毎年永観堂禅林寺で行われている「みかえり念仏行道会」に参加しました。
この念仏行道会は、永観堂の中興・永観さんの故事に基づくものです。ちょっと内容を紹介しましょう。
今から約900年前の2月15日の夜明け、永観さんが本堂で念仏行道をしているとき、ふと気がつくと壇上の阿弥陀さまが永観さんの前を歩いておられるではありませんか。それを見た永観さんは思わず立ち止まり歩くのをやめました。すると阿弥陀さまがふりかえって「永観、おそいぞ」と仰っいました。永観さんはあまりの尊さに「そのまま壇上にお戻りくださり、末世の人びとにもそのようにして顧(みかえ)ってください」とお願いをしたところ、阿弥陀さまはそのまま壇上にもどられた、という故事です。
今年も寒い中、80人近くの方々が参加し、一生懸命歩きながら念仏を唱えました。

【写真】 念仏行道中の参加者

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■2013年2月16日

映画「ひまわり/沖縄は忘れない/あの日の空を」を見ました。

「映画≪ひまわり≫製作委員会」の「ひまわり/沖縄は忘れない/あの日の空を」を京都のシルクホールで見ました。
1959年6月、アメリカ軍のジェット戦闘機が沖縄県石川市の宮森小学校に墜落、学童11名と住民6名、計17名が犠牲、重軽傷者210名という大惨事になりました。この「宮森事件」を題材にしたドラマです。

映画は、「宮森事件」に遭遇し、友人たちが死んでいくのを目の当たりにした小学生・良太(子役/金森喜祐、成人/長塚京三)は心に傷を受け長い沈黙を続けるが、2004年のアメリカ軍大型ヘリが沖縄国際大学に墜落した大事故を経験してかつての悲劇がよみがえり、孫の学生たちといっしょに沖縄の人々の悲しさ、つらさを訴えていく、という内容です。

沖縄の象徴である青い空と海、ひまわり、そして三線の音が沖縄の人たちの魂を代弁してくれているようでした。
基地のある沖縄の人々の苦しみ、平和とは何か、人はどう生きていけばいいか、を問う映画で、良太が最後に三線を弾きながら訴える「絶対忘れませんよ。わすれたらいけないね」というセリフは感動的でした。


【写真右上】 「ひまわり」のパンフレット
【写真右下】 海辺で三線を弾く良太(長塚京三さん)

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■2013年2月18日

亮哉師 NHKテレビ出演

岩手県陸前高田を中心にこの2年間、東日本の被災地を訪問し続けている幡枝の専修寺副住職・岸野亮哉師はこの日「NHKニュース610/京いちにち」番組に出演しました。
聞き手のアナウンサーが「震災から2周年、京都の人はどうしたらいいのでしょうか」という質問に亮哉師は「3回忌という大事な節目を通して、離れている私たちが現地の人々のことを思い、いのちとは、生きることとは、人生とは、社会とは何か、を考えて戴く日になるといいと思います。このことを現地の人が知ることにより、被災地の人びとは京都の人びとと繋がっている、という気持ちになり、そのことが生きる力になると思います」と述べました。

【写真右上】 テレビ出演中の亮哉師
【写真上】 インタビューの風景

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■2013年2月21日

京都みすゞ会役員会

京都みすゞ会役員会が事務所である四条大宮・休務寺席で開催されました。この日は会員である琵琶奏者で僧侶の岡田翔廣さんが琵琶曲『那須与一』を特別に披露、その語りのよさ、琵琶の音色に魅了されました。

その後は会の代表であります堀本俊明住職によるみすゞさんの詩「花のたましい」などについて解説がありました。またまた有意義な時を過ごすことができました。

【写真右上】 琵琶の演奏をする岡田翔廣さん
【写真中】 琵琶演奏を聴くみすゞ会のメンバー
【写真下】 書院でみすゞさんの詩について勉強をする参加者

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■2013年2月24日

雪の恵光寺境内 山茶花

朝雪が降りました。でも春の雪ですかねぇ。カメラをもってうろうろしているうちに溶けてしまいました。

【写真】 恵光寺の境内、山茶花の赤と雪の白とが映えていいショット、と思ったのですが、それほどでもなかったですね (2月24日朝)

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■2013年2月25日

蕎麦処「橘」さんを訪問

山科区小野に随心院いう大きなお寺があります。その門前に蕎麦処「橘」さんがあります。お店の風格、店頭の大きな掲示文、個性ある女将さん、など、評判のお蕎麦屋さんです。ところがご主人のご病気で廃業を決断されることを知り、私も親しくさせてもらっていましたのでお訪ねした次第です。店の大戸は閉まっていましたが、例の掲示板には模造紙大の紙に中村勘三郎が演じた「研辰(とぎたつ)の討たれ」から「死にたくねぇ、生きてぇ」というセリフが書かれていました。最後まであっぱれな蕎麦屋さんです。
廃業は残念ですが仕方がないですねぇ……‥。

【写真右上】 山科小野の随身院隣にある蕎麦処「橘」さん
【写真上】 女将さんといっしょに入り口で写真を撮りました。
後の大戸には廃業の訳が掲示されています。

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■2013年2月28日

お知らせ

3月9日(土) 午後2時~ 写経と法話の会2月例会 (第33期第1回目)

恵光寺の月例の写経会。写経は墨と水のふたつが和合して、永遠なるみほとけの説かれた真理を写します。そのうち、書いている私とみほとけとが和合する境地になります。その功徳こそ、新しい自分との出逢いなのです。
◎連続3回で1クール。同じお経を3回書きます。今月は第33期の第1回目
◎写すお経は「法句経第2番」と「法句経第223番」
◎会場は恵光寺本堂
◎写経奉納冥加料として500円
◎写経のあとは恵光寺和尚の法話があります
◎宗派に関係なく、どなたでもご参加いただけます
◎詳細は「月例 《恵光寺和尚の写経と法話の会》について」をご覧下さるか、お寺
まで直接お尋ね下さい。

3月10日(日)午後2時20分 東日本大震災一周忌追悼鐘つき 恵光寺鐘楼

昨年3月11日お逮夜であります10日の午後2時46分に鐘を撞きます。また、竹筒にローソクをともしてお供養をいたします。どなたでも参加できます。

3月11日(月) 午前11時 東日本大震災一周忌追悼法要 永観堂禅林寺にて

浄土宗西山禅林寺派では、亡くなられた方々の一周忌追悼法要を永観堂阿弥陀堂にて厳修し、日本仏教会の呼びかけに応じて地震発生の時刻には追悼の梵鐘を撞きます。京都布教団はその後、三条大橋で震災義捐金募金托鉢を行う予定です。

3月17日(日)午後2時  恵光寺春彼岸施餓鬼法要

恵光寺の年行事です。午後2時から約2時間、本堂の外陣に施餓鬼壇を設えて、亡くなられた方を合同で回向いたします。参拝ご希望の方は恵光寺にご連絡ください。

3月28日(木)~29日(金)永観堂禅林寺 第38回全国少年少女宿泊研修会

春休みに総本山永観堂で過ごす1泊2日! お話を聞いたり、遊んだり、楽しい経験がいっぱいです! まいとし全国から多くの友だちが来ます。こころの勉強とお友だち作りにぜひご参加ください。
◎テ ー マ  「じっくり」
◎実施日時  3月28日(木)10時30分受付 / 29日(金)午後2時解散
◎参加資格  新小学校3年生~新中学3年生
◎会   費  1人3,000円
◎会   場  総本山永観堂禅林寺 「永観堂会館」
◎申   込  3月18日までに恵光寺か直接永観堂禅林寺まで申し込んで下さい
※ 詳しいことは恵光寺、または永観堂に直接お尋ねください。

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■2013年3月1日

ビキニデー

59年前のこの日、マーシャル諸島のビキニ環礁でアメリカの水爆実験で多くの人たちが被曝。
この日、59年前の事件を忘れまい、と、静岡県焼津市ではビキニ環礁で被曝死した「久保山愛吉さん墓前祭」と 「ビキニデー平和交流会」が行われました。アメリカはマーシャル諸島の国会議員ケネス・ケディさんは「1954年の水爆実験で200km離れたロンゲラップ島に死の灰が降り、多くの島民が被曝、避難し、59年経った今でもだれ一人帰島できていない」と訴えました。現在福島からの避難者がたくさん出ています。この人たちの将来はどうなるのか、と考えるとまたまた心が痛みます。

【写真】 遺言「原水爆の被害者は私を最後にしてほしい」の横断幕がかかる久保山さんのお墓

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■2013年3月3日

3月3日 市原野小学校で「第4回洛北福祉まつり」

洛北地域8学区社協、福祉施設、地域包括支援センターなどが力を合わせて行う福祉イベント 大盛況
左京区洛北地域の8学区社協、福祉施設、地域包括支援センターなどが力を合わせて行う福祉イベント「第4回洛北福祉まつり」が地元、市原野小学校を会場に行われました。≪ささえあおう みんなのいのち≫というテーマの下、震災、花折れ断層、若狭原発などのブースもあり、健康相談、身体テストの会場も作られました。文化面では市原野から新作影絵「鬼童丸」が演じられた。寒い日でしたが参加者は千人近くにもなりおお賑わいでした。


【写真上】 会場となった左京区市原野小学校体育館
【写真右上】 ステージで演じる市原野のフラチーム
【写真右下】 同じく北陵高校生による「京炎そでふれ」のダンス

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■2013年3月6日

左京老人クラブ連合会で講演。タイトルは「人間どう死ぬかが肝心」

年に数回開催しておられる左京老連の講演会。今回は小生が寄せて戴きました。タイトルを見るとドキッとしますが、中身は「必ず人は死にます。だからこそ、その死に向かって今をきよらかに過ごすよう努力する、その生き方をつづけていくと、いのち輝く最後の日を迎えることができる」という内容でした。

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■2013年3月9日

恵光寺「写経と法話の会」3月例会

初めての参加者もあって今月の参加者はふだんより多く来られました。法話は「此岸と彼岸」。

恵光寺の参道上がり口掲示板にかかっている「此岸はこの世、我を張る世界。彼岸は仏さまの土(くに)、相手を認める世界」を基にお話しました。

【写真上】 恵光寺参道の掲示伝道
【写真中】 写経のようす(3月9日/恵光寺本堂)
【写真右上】 東日本大震災2周年(三回忌)のお勤めの後、「忘れないぞ、東北」の心で合掌して集合写真

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■2013年3月10日

東日本震災津波2周年/3回忌

さんがいちはらの・恵光寺共催の催し
境内にローソクで「絆」の灯文字をつくり、2時46分に黙とう。それから参会者ひとりひとりが順番に鐘つき。場所を本堂に移して3回忌法要。その後は福島から京都に避難しておられるミチコ・ナイバーグさんと住職がトーク。もともと子育て支援の活動をしておられたミチコさん。
「震災原発以後、弱い立場の子どもたちのことがとても気にかかります」と話され、つねに放射線量計をもって生活する子どもたちの様子、甲状腺に異常を訴える子どものこと、などを教えてくださいました。「親を亡くした子どもたちの心のケアが大事」ともおっしゃり、。ミチコさんご自身、小学生低学年を中心に3人の母親なので、子どもを育てる母親の視座からのフクシマの話には、説得力がありました。参加者は「忘れないぞ、東北」を胸に散会いたしました。当日のみなさまからの支援募金はミチコさんに託しました。

【写真右上】 当日参加の方々

【写真上左】 みんなで作ったろうそくの灯文字「絆」(3月10日/恵光寺境内)
【写真上右】 鐘を撞く参会者(3月10日/恵光寺鐘楼)
【写真下左】 震災2周年(三回忌)のお勤め
【写真下右】 フクシマを語るミチコ・ナイバーグさん

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■2013年3月11日

東日本震災津波2周年/3回忌

永観堂本山の追悼法要

永観堂本山では11時より永観堂で東日本大震災三回忌法要を勤め、私ども京都布教団のメンバーもいっしょにお参りをさせて戴きました。
京都布教団は2時46分に三条京阪北の檀王法林寺さんで鐘つき法要。その後、三条大橋で街頭托鉢。永観堂の中西玄禮ご法主も参加して下さいました。
当日の托鉢募金は震災孤児を支援するNPO法人「みやぎ子ども養育支援の会」(木村孝禅理事長)に委託をしました。

【写真上左】 檀王法林寺さんで追悼鐘つき(3月11日/檀王法林寺席)
【写真上右】 法要の趣を述べる岸野亮淳京都布教団団長(3月11日/檀王法林寺ご本堂にて)
【写真下左】 檀王法林寺さんの本堂で参会者が記念写真。後列左から2番目の方が法林寺ご住職
【写真下右】 三条大橋で托鉢を受ける中西玄禮ご法主

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■2013年3月15日

3月は卒業式の月 恵光寺地元の中学校、小学校で卒業式

洛北中学校
3月15日は洛北中学校の卒業式。254人の生徒が巣立ち。おめでとう! 
市原野小学校
3月21日は市原野小学校の卒業式。64人の児童が卒業。おめでとう!

【写真左】 洛北中学校の卒業式の様子(3月15日)
【写真右】 市原野小学校卒業式の様子(3月21日)

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■2013年3月17日~23日

春のお彼岸

お彼岸は中日を挟んで前後3日ずつ、合計7日をお彼岸修行の日としています。言ってみれば、仏教週間、ということです。
彼岸入りの3月17日は恵光寺のお施餓鬼でした。お寺参りやお墓参りが続きました。このような心がおだやかになる行事は今の日本の国にはとても大事です。

【写真】 彼岸になって咲いた水仙 これは芳子が亡くなる一年前、越前海岸で求めた球根が咲いたもの(恵光寺参道)

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■2013年3月19日

芳子坊守の正当三回忌

いろんな方がお参りに来てくださいました。いつも私どもに温かいお心を寄せてくださり、お礼を申し上げます。正式な法要は4月20日に勤めさせていただきます。住職拝

【写真】 芳子坊守のお墓。すゑ前坊守もいっしょに眠っています

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■2013年3月25日

永観堂本山でお坊さんの登竜門である「加行(けぎょう)」スタート(4月4日まで)

永観堂本山で行われるお坊さんになるための最初の修行
永観堂禅林寺で宗派の僧侶の資格を取るために行う修行が始まりました。「加行(けぎょう)」と呼ばれるこの修行は毎早朝の水行にはじまり、礼拝行、勤行、作務と厳しい日課をこなしていきます。満行は4月4日。小生も擁護衆という指導者の一人として参加しています。

【写真上】 食事をする加行僧
【写真右】 水をかぶる加行僧。毎日朝4時、日中10時、夕方4時の3回、このようにして水行を行います

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■2013年3月28日~29日

永観堂本山で子どもたちの1泊2日!

たくさんお友だちができたことでしょう
永観堂本山で小・中生の合宿が行われました。みかえりの阿弥陀さまのお寺で、全国から来た子どもたちが、中西ご法主のお話を聞いたり、お経を読んだり、布袋を染めて作ったり、琵琶湖の水族館に行ったり、楽しい体験をいっぱいしました。たくさんお友だちができたことと思います。

【写真】 子どもたちといっしょに写真に納まる中西ご法主(3月29日/永観堂)

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■2013年3月30日~31日

大津のお寺で「御忌会」

稚児の献灯、鉦講による念仏、ご詠歌奉納、お説教と盛りだくさんなメニューで厳修
滋賀県草津市南山田地区の浄土系のお寺さん10ヶ寺が毎年1月から4月にかけて法然上人の「御忌」を勤められます。今回、西光寺さんと善勝寺さんで勤まった御忌に私もお説教の担当で出仕させていただきました。午後の日中法要、夜の正法要、と大きな法要を二座行うたいそうな法事です。
楽人さんの奏楽あり、お稚児さんの献灯あり、勇壮ともいえる念仏の唱和をリードする鉦講(かねこう)あり、ご詠歌奉納あり、お説教あり、そして勤行作法あり、と、実に盛りだくさんなメニューがあります。一座の法要がこのメニューの組み合わせでみごとにひとつの法要形式を作っていることに感服いたします。
お寺、檀信徒あげての法要ですが、これを毎年続けておられるその力強さにも敬服いたします。

【写真】 (左から順番に) 楽人さんの奏楽、「御忌の疏」を相承するご住職、お稚児さんの献灯、念仏の唱和をリードする鉦講(かねこう)、ご詠歌奉納

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■2013年3月31日

お知らせ

◎ 4月7日(日)午前11時~午後2時30分 玄武の会「春の集い」

花桃が咲き誇る市原・川島織物セルコン前庭で開催
「玄武の会」(信楽香仁鞍馬寺貫主)は、京・洛北 <玄武の地> に心ある個人・学校法人・社会福祉法人・宗教法人・会社法人・地域団体などが想いを共に集い、人の輪を広げて行くことを願い1989年(平成元年)に誕生した民間の団体です。この「玄武の会」、今年で25周年になります。会はいろんな行事を展開していますが、この4月の第1日曜日は恒例の「春の集い」。花桃が咲き誇る市原・川島織物セルコン前庭で開催されます。恵光寺も会員です。市原野自治連、市原野社協が応援団体です。どなたでも参加できます。無料。

◎ 4月8日(月)はなまつり

甘茶をかけてお釈迦さまのお誕生をお祝いします
お釈迦さまがお生まれになった4月8日に、誕生仏に甘茶をかけてお釈迦さまのお誕生をお祝いします。誕生仏は右手で天を指し、左手で地を指し「天にも地にもわれひとり」と仰った、という故事にならっています。甘茶をかけるのは、お釈迦さまがお生まれになったとき、天から龍が下りてきて香湯をそそいだということによります。

◎ 4月11日(木)~12日(金) 仏教国際ネットワーク「アーユス」春期合宿

自然エネルギーの取り組みから持続可能な社会を考える合宿
アーユスは、世界各地で貧困や不公正、環境破壊など、平和と人権に関わる問題に足元から取り組んでいるNGOを支え、世界各地からの学びを、寺院を通じて社会に発信している仏教系NGОです。4月11日~12日、京都で春合宿が行われます。今回は「自然エネルギーの取り組みから持続可能な社会を考える」がテーマ。恵光寺の住職も参加します。

◎ 4月13日(土) 午後2時~ 写経と法話の会 4月例会 (第33期第3・最終回)

※写経は毎月第2土曜午後2時
恵光寺の月例の写経会。写経は墨と水のふたつが和合して、永遠なるみほとけの説かれた真理を写します。そのうち、書いている私とみほとけとが和合する境地になります。その功徳こそ、新しい自分との出逢いなのです。
◎連続3回で1クール。同じお経を3回書きます。今月は第33期最終回です
◎写すお経は「法句経第2番」と「法句経第223番」
◎会場は恵光寺本堂
◎写経奉納冥加料として500円
◎写経のあとは恵光寺和尚の法話があります
◎宗派に関係なく、どなたでもご参加いただけます
◎詳細は「月例 《恵光寺和尚の写経と法話の会》について」をご覧下さるか、お寺
まで直接お尋ね下さい。

◎ 4月20日(土) 恵光寺で年忌法要

恵光寺では先代住職の岸野亮随和尚17回忌、先代すゑ坊守13回忌、芳子坊守3回忌法要をいっしょに勤めます。午後3時から。

◎ 4月22日(月)~25日(木) 法然上人御忌(ほうねんしょうにんぎょき)  本山/永観堂

法然上人のお亡くなりになった忌日に勤める奉賛の大法会(ほうえ)です。この法会を「御忌(ぎょき)」とよんでいます。今年は第802回忌になります。
22日(月)  午前:婦人会総会 午後:御忌大会(ぎょきだいえ)開闢法要
23日(火)  午前:半斉法要   午後:御忌大会
24日(水)  午前:半斉法要   午後:御忌大会
25日(木)  午前:御忌大会 (引き継き) 満座法要

◎ 4月24日(水)午後3時 本山/永観堂

浄土宗西山禅林寺派宗の京都布教団は年次総会を開催し、新年度の活動方針などを決めます。毎年同時に開催される一般公開の講演会は5月11日(土)の午後に行われます。(このページの次項をご覧ください)

来月5月の予告 

■ 浄土宗西山禅林寺派全国布教師会発足記念講演会 本山/永観堂/鶴寿台
5月11日(土)5月11日(土)午後1時~3時40分
一般公開の講演会です。参加費無料
●第Ⅰ部13:00 ~ 14:00 
『原発事故がもたらしたもの』
~避難者が語るいのちの原理~ 語り手:青田勝彦・恵子ご夫妻
●第Ⅱ部14:10 ~ 15:40
『今、私たちに何ができるか』
~被災地を支援し続ける宗教者の願い~  講師:互井観章師

■ 恵光寺 春のミニコンサート 恵光寺本堂
5月25日(土)午後6時
一般公開 無料
●福島明也バリトンリサイタル
◇山田耕筰作品集
「この道」「待ちぼうけ」「からたちの花」「鐘が鳴ります」など
◇オペラから
ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」
モーツァルト「魔笛」より「鳥刺しの歌」 
モーツァルト「オペラフィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞこの蝶よ」
●共演/ラ・コール


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