第68期(2023年11月~12月の3回)の第1回目

恵光寺の写経会では「法句経(ほっくきょう)」を書いています。連続3回は同じお経です。
第68期の写すお経は「法句経 第93番」と「法句経 第201番」。
恵光寺写経は毎月第2土曜日午後2時から。
写経と法話は人生を考える絶好のチャンスです。どうぞお誘いあわせの上、お越し下さい。

■会場 恵光寺ホール
■冥加料 1000円 
■どなたでも参加できます 
■筆など道具はお寺にあります
■数珠はおもち下さい

 

「法句経」第93番

 如鳥飛虚空 而無有所礙
 彼人獲無漏 空無相願定


法句経 第93 番 読み下し文
鳥の虚空を飛びて 礙有ること無きが如く
彼の人 無漏の空無相、願の定かなるを獲ん

人もし漏すでに尽き 食において著なし
その心境は空にして 形相にとらわれず かつ解脱をえたり
かかる人のゆく道は たずぬるによしなし
まこと 空とぶ鳥に跡なきがごとし  (友松圓諦師訳)

 

 

「法句経」第201番

 勝則生怨 負則自鄙
 去勝負心 無諍自安


法句経 第201番 読み下し文
勝たば則ち怨みを生じ 敗れば則ち 自ら鄙む
勝負の心を去りて 諍なくんば自ずから安し

勝つ者 怨みを招かん 他に敗れたる者 苦しみて臥す
されど 勝敗の二つを棄てて こころ寂静なる人は
起居ともに さいわいなり  (友松圓諦師訳)