第70期(2024年5月~7月)の第3回目(最終回)

恵光寺の写経会では「法句経(ほっくきょう)」を書いています。連続3回は同じお経です。
第70期の写すお経は「法句経 第73番」と「法句経 第342番」。
恵光寺写経は毎月第2土曜日午後2時から。
写経と法話は人生を考える絶好のチャンスです。どうぞお誘いあわせの上、お越し下さい。

■会場 恵光寺ホール
■冥加料 1000円 
■どなたでも参加できます 
■筆など道具はお寺にあります
■数珠はおもち下さい

 

「法句経」第73番

愚人貪利養 求望名誉称
在家自興嫉 常求他供養


法句経 第73番 読み下し文
愚人は利養を貪り 名誉の称を求め望む
家に在りては自ら嫉を興し 常に他の供養を求む

おろかなるもの 虚しき尊敬を望み 諸比丘の中に 上位にあらんことを願う
僧房の中にては 主権をえんとし 他の族にては 供養を得んことを望む  (友松圓諦師訳)


 

 

「法句経」第342番

衆生愛纒裏  猶兎在於罠
為結使所纒  数々受苦悩


法句経 第342番 読み下し文
衆生の愛に纒裏せらるるは 兎の罠に在るが猶し 
結使の纒う所と為す  数々の苦悩を受けん

愛欲に駆り立てられし人は かの罠にかかりし 兎のごとく走りまわる
結と著とに 縛せられて 苦を受くること 久しからん  (友松圓諦師訳)