第73期(2025年3月~2025年5月)の 第1回目

恵光寺の写経会では「法句経(ほっくきょう)」を書いています。連続3回は同じお経です。
第72期の写すお経は「法句経 第49番」と「法句経 165番」。
恵光寺写経は毎月第2土曜日午後2時から。
写経と法話は人生を考える絶好のチャンスです。どうぞお誘いあわせの上、お越し下さい。

■会場 恵光寺ホール
■冥加料 1000円 
■どなたでも参加できます 
■筆など道具はお寺にあります
■数珠はおもち下さい

 

「法句経」第49番

 如蜂集華 不嬈色香 但取味去 仁入聚然

〈読み下し文〉
蜂の華を集むるに 色香を嬈(みだ)さず 
但(ただ)味を取りて去るが如く 仁(じん)の聚(あつ)むるに入るも然(しか)なり

(意訳:友松圓諦師 訳)

はなびらと 色と香りを そこなわず ただ蜜味(あじ)のみをたずさえて 
かの蜂のとび去るごとく 人びとの住む村落(むら)に かく牟尼(ひじり)は歩めかし


 

 

「法句経」第165番

 悪自受罪 善自受福 亦各須熟
 彼不相代 習善得善 亦如種甜

〈読み下し文〉
悪は自ら罪を受け 善は自ら福を受く またそれぞれ熟すべし 
彼、相代わらず 善を習えば禅を得る また甜(てん)を種(う)うる如し

(意訳:友松圓諦師 訳)

おのれ悪しきを作(な)さば おのれ汚(けが)る 
おのれ悪しきを作(な)さざれば おのれ清し
けがれと清浄とは すなわち おのれにあり
いかなるひとも 他人(ひと)を清むる 能わず